著者 橋本 雄一
4.5 5つ星のうち 2 カスタマーレビュー
ダウンロード 二訂版 QGISの基本と防災活用kindle - 内容紹介 フリーGISソフトQGISの基本操作マニュアル。最新バージョンに対応し、地理院地図の活用法や新たな事例を追加した改訂版。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 橋本/雄一 1963年神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程地球科学研究科単位取得退学。博士(理学)。北海道大学大学院文学研究科教授。都市地理学、経済地理学、地理情報科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、二訂版 QGISの基本と防災活用で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 分かりやすく書かれていて、良い本でした。ただ、測地系と座標系はもう少し分かりやすく書かれているとよいと思います。 2011(平成23年)3月に発生した、現在もまだ付随した原発事故の影響が続いている未曾有の大災害である東日本大震災の経験から、大規模災害に対応できる地理空間情報活用の必要性は高まりつつあります。近年、衛星写真や航空写真(特に近年は従来の航空機よりも安価・手軽なドローンによるものが注目されていますね)、低価格化したハンディGPS端末とGISソフトを組み合わせることで、従来のような測量が困難である被災地の状況把握が非常に容易・高速になったことは、災害対応への大きな進歩だといえるでしょう。本書はあまたあるGISソフトの中でも、フリーソフトでは最も機能が充実したソフトの一つ、QGIS(Quantum GIS)を防災分野でいかに活用するかを解説する書籍です。2015(平成27)年に出た初版を、単に最新のソフトのバージョンに対応させただけでなく、各章の内容まで細かく大幅改訂しての第2版となりました。QGISの解説本として日本語で紙で出ているものとしては、本書の他に『Quantum GIS入門』、『QGIS入門 第2版』、『[オープンデータ+QGIS] 統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方』、『DVD付き フリーソフトでここまで出来る 実務で使う林業GIS』がありますが、それらは基本的なQGISの基本的な操作を解説している書籍にすぎず、また、それらの本に掲載されている事例はそこまで高度ではない自由研究レベルのものであったり、あまり一般的でない特定の分野に偏っていたりします。本書の売りは、既存書籍と比べ具体的な災害対応/シミュレーションの事例を多く掲載し、防災分析のステップを一段階ずつ細やかに書いていることにより、行政マン・学術研究者・シンクタンクのアナリスト等が防災GISの基礎知識・技術を短期間で取得して安価・高速に有効なハザードマップを作成すること、あるいは高校等での防災GIS教育等に役立ちそうだということだと思います。掲載事例も大学紀要や学術論文レベルのものですので、本書の記載内容を、ただデータを自分の調べたい地域のものに変えてなぞっていくだけで、かなり高度な防災分析を行うことが可能です。本文は5部構成となっており、第1部(第1~2章)ではGIS、地理空間情報、座標系等に関する基礎概念の解説、第2部(第3~7章)では地理空間情報の入手と地図としての可視化に関する技術的説明、第3部(第8~13章)ではQGISによる地理空間情報の分析方法の説明、第4部(第14~18章)ではQGISによるハザードマップ作成や防災に関する分析方法の説明、第5部(第19~23章)ではQGIS以外のソフトやハンディGPS等の外部機器を含めた防災活用に関する事例の紹介というように、一段階ずつソフトのインストールから紀要・学術論文レベルの高度な分析までをこまやかに解説しています。前の版では第5部の収録内容が今回の版より少ない代わりに、第6部としてGISを用いた防災活用に関する検証と今後の展望に関する説明があったのですが、より多くの具体的事例を紹介する方向への改訂が今回なされました。しかし、一番のキモである図郭や政府統計等の既存データの入手・加工に関する部分には相変わらず大きくページが割かれていて、エクセルファイル等の住所テーブルデータのアドレスマッチングによる位置情報データ化や、既存位置情報データが異なる座標系で作成されている場合の座標系の統一化等、おそらく初修者が大抵引っかかるであろう部分にかなり気を配って書かれているのは前の版そのままですので、やはり今回も非常に実践的です。自分の調べたい地域のデータを使って、本書の内容をそのままなぞるだけで、もうある程度のレベルの防災分析を行うことができます。このような細かな解説と掲載されている事例の高度さ、そしてより実践的な方向へと改訂がされ続けていくのは、同編著者(北海道大学・橋本教授)による他のGISソフトの既存解説書(『GISと地理空間情報―ArcGIS10とダウンロードデータの活用』、同第2版、同第3版、同第4版)から一貫した執筆方針のようです。このように本書ではかなり親切な解説がされており、防災分野でのQGISの活用について短期間に学習できる専門書となっていますが、それでもQGISは機能・自由度がありすぎて難しすぎると感じた方は、MANDARA(フリーソフトです)や地図太郎(有償ソフトですが1万円台からと安価です)等、もっと単純・単機能であるGISソフトからチャレンジして、そのあとに本書を見ながらQGISに触ってみるのも手かもしれません。編著者は違いますが古今書院からはMANDARAや地図太郎の解説書も出ていますので、そちらを見ながらそういった簡便なソフトでまずGISそのものに慣れ、そのあとで本書を見ながらQGISの高度な機能を活用するという、もうワンステップ入れてみるということもありだと思います。逆に、もっとGISそのものについて知りたい、防災分野以外でのGIS・地理空間情報の活用事例についても知りたいという場合は、同編著者の『地理空間情報の基本と活用』、『GISと地理空間情報―ArcGIS10とダウンロードデータの活用』、同第2版、同第3版、同第4版(ESRI社の有償ソフト「ArcGIS」の解説書ですが、収録された事例のほとんどはQGISでも再現可能です)がお勧めです。 Tags:二訂版 QGISの基本と防災活用PDFダウンロード二訂版 QGISの基本と防災活用PDF二訂版 QGISの基本と防災活用のePub二訂版 QGISの基本と防災活用ダウンロード二訂版 QGISの基本と防災活用オーディオブック二訂版 QGISの基本と防災活用ダウンロードブック二訂版 QGISの基本と防災活用発売日二訂版 QGISの基本と防災活用試し読み二訂版 QGISの基本と防災活用ネタバレ二訂版 QGISの基本と防災活用amazon二訂版 QGISの基本と防災活用download二訂版 QGISの基本と防災活用kindle