著者 北井 一夫
4.8 5つ星のうち 2 カスタマーレビュー
ダウンロードいつか見た風景PDF北井 一夫 - 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)北井/一夫 1944年12月26日、中国・旧満州鞍山に生まれる。1963年日本大学芸術学部写真学科入学。1965年日本大学芸術学部写真学科を中退。写真集『抵抗』(未来社)を自費出版。1972年写真集『三里塚』で日本写真協会新人賞受賞。1976年『村へ』で第1回木村伊兵衛写真賞受賞。以後、精力的に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、いつか見た風景で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 表紙の子どもの写真に強烈に惹かれ購入しました。もっと同じような光景を期待したのに残念ながら青森県五能線の写真はこれ一枚だったのが残念です。 さざなみ一つたっていない静かな川に浮かぶ一艘の渡し舟と船頭。詩情あふれる作風のモノクロ写真は、ある企業の広告に使われたもので、北井一夫さんの世界観に触れた最初の一枚でした。奇抜さや美しさを過剰にアピールする広告写真のなかで北井さんの写真には、簡単に訪れそうで、じつは訪れることのできない遠い日本の風景が、写し出されていました。2012年の暮れ、「いつか見た風景」のタイトルで北井さんの写真展が東京都写真美術館で開催されました。私は最初に見た一枚に出会いたくて、会場に足を運びました。写真集は会場やshopにならんでいたのですが、美術館で見たオリジナルプリントの印象を壊したくなくて、あえて本を手にしなかったのです。その後、北井さんの写真展が業界誌や新聞で紹介されましたが、作者の思いの丈を知るにつれ、もういちど写真集でそれを辿ってみたいという気になり、この本を手にしました。作者は美術館のパンフレットに自ら<半世紀も写真を休みなく撮り続けた写真家は「時代のひきだし」のようなものを手に入れる>と書いていました。会場の構成や写真集のレイアウトは、北井さんが歩んできた道すがらにあわせてあります。ある写真家が「人の人生はさまざまな岐路をもち、そのひとつひとつをたどり直すしか、説明のしようがない」と書いていましたが、写真集は作家の岐路をたどりなおす、最良の術ではないでしょうか。北井さんの視座を彼の人生(テーマ)に沿いながらなぞってゆくという点では満足していますが、編集面ではやや不満が残ります。それは美術館で見て、いいなぁと思う写真があまりにも小さくレイアウトされ、(サービス判のプリントサイズ以下)大きいサイズの写真との差がありすぎることです。価格を考えればページ数に限りがあるのは致し方なく、余白スペースを生かすレイアウトの意図も伺えます。しかし、読者は北井さんの世界観を味わいたくて写真集を購入するのですから……というわけで★は4つです。 Tags:いつか見た風景PDFダウンロードいつか見た風景PDFいつか見た風景のePubいつか見た風景ダウンロードいつか見た風景オーディオブックいつか見た風景ダウンロードブックいつか見た風景発売日いつか見た風景試し読みいつか見た風景ネタバレいつか見た風景amazonいつか見た風景downloadいつか見た風景kindle