ゼミ全般について

ゼミ全般について

 

質問:ゼミってそもそも何するところ?        

回答:いい質問ですね。私の考えですとゼミは基本的に少人数で教員やクラスメートとインタラクティブに学習する場だと思っています。法政やその他の大きな学校においては大教室で学ぶ機会が多いわけですが、そうした場では学習できない部分を補完するいい機会だと思います。あと、教員が学生の皆さんにインフォーマルな形で進路に関するアドバイスをする場だとも捉えています。4年生は教員を指導教官として卒論を書く場所となります。

 

質問:ゼミのメリットって? 

回答:少人数でのディスカッションを通じた勉強、教授から直接指導を受けられることの2点につきると思います。法政のような大規模な大学ではこれらはとても貴重な機会です。


質問:みなさんゼミってどういうふうに選びますか?        

回答:経済学部には大まかにいって経済系、経営ファイナンス系、社会文化系、科学技術系のゼミがあります。また学年によってゼミに入る目的がそれぞれ違います。私のゼミに関してですと、分野は経済学全般をカバーします。学年ですが、新2年生は大学に入ってまだ日が浅いので、勉強したいことが漠然としていてもいいと思います。一方、新3年生はある程度経済学に興味がある人が望ましいですね。新4年生は卒論執筆が前提となりますので研究計画がある程度固まっていることが必須となります。

 

質問:いくつかのゼミで迷ったらどうやって決めたらいいのでしょう?        

回答:まずは関心のあるゼミが2年、3年、4年それぞれで募集枠を設けているかをチェックしましょう。実際のところゼミの多くは新2年生向けのみに応募枠を設けているところが多いです。私のゼミでは新3年生、新4年生を対象に若干数募集しますので、1年時以外に応募していただくことも可能です(ちなみに34年時に「離脱」するのも全然OKです)。4年次に卒論を書くことを考えているのであれば、指導教官との相性は重要だと思いますので、勇気を出して直接コンタクトを取ることをお勧めします(なお私が主催するゼミ相談会もゼミ員のとは別に設けています)。

 

質問:ゼミって途中で変えることはできますか?   

回答:私のゼミに関しては全く問題ありません。2年生の時点では研究トピックが定まっていないのが普通ですから、3・4年生から他ゼミに移ってより専門的なことを特定の先生から学びたいという場合は私としても応援します。また他のゼミにいた方で私の講義を受けるなどして卒論の指導を受けたいという方がいらしたら歓迎します。

 

質問:2次・3次募集では複数のゼミに応募できるのですね?     

回答:はい、でも合格が出たら行っても後悔しないようなゼミに応募するのがいいと思います。

 

質問:就職活動するときにゼミって大事なんですか?    

回答:ゼミで卒論を書いていると面接の時の話題になるし、勉強を頑張っていたというシグナリング効果があるかもしれませんし、就職先と卒論のテーマが重なっていると面接で話が弾むかもしれないですね。なお最近の就活時期の早期化を受けて、私のゼミでは3年の11月半ばに提出する「卒ゼミ課題」(capstone project)というものを導入しました。それによって就職活動において勉強面をよりアピールしやすくなることを期待しています。