第82回日本心理学会(9/25-9/27@仙台)にてシンポジウム2件を行います。

投稿日: 2018/07/11 6:02:17

第82回日本心理学会にて下記2つのシンポジウムにて話題提供者として参加させていただきます。

大会HP http://jpa2018.com/

1.「認知行動療法がもつ社会・認知・神経心理学側面を再考する」

自分を含む3名の発表者から,CBTが本来持っていながらも臨床実践場面で応用につなげるイメージが持ちにくい基礎心理学的側面をどう扱うかについて話題提供を行う予定です。

それぞれの話題提供者から,反すうを処理するにはどのような方法があるか,治療文脈におけるPt.の転換期に何が起こるか,行動活性化は結局人に何をもたらすのかなどについてが予定されています。

自分は思春期/青年期へのCBTを例に,神経心理学研究を通すことで我々心理の立場からだけではなく,教育現場でのニーズに合わせて提供できる可能性について発表し,心理本来の適応という点に意義をあてて話をする予定です。

2.「心理学における機械学習アプローチの可能性」

昨今爆発的にはやっている機械学習ですが,心理学領域においてどのように生かすことができるのか,単に新しい手法ということではなくどのように心理学の可能性を広げるのかについて議論を行います。

機械学習はこれからという方も安心の基本理論の説明が最初にあって,その後に記憶やマインドワンダリングなどの心理現象の可視化や子どもの虐待対応における最新の利用などについて話されます。

自分は課題負荷や対象者の臨床状態などによって測定が困難な心理課題について,より簡便な代替ツールで測定したデータで本来の指標を予測するモデルを作れれば入手できる情報が拡大できるのでは?みたいな主旨で話題提供を行う予定です。

平日ですがご興味がある方はぜひお越しください。