記事「精神療法の脳科学的基盤」が公刊されました

投稿日: 2020/01/15 9:02:15

認知行動療法のいくつかの技法(曝露・認知再構成・行動活性化・マインドフルネス)に関する脳科学的知見のレビューを寄稿したムックが発売されました。

MOOK情報:

『精神医学の基盤4/特集 精神医学の科学的基盤』(学樹書院)

精神医学の最近の科学的エビデンスの集積ということで、様々な科学領域から精神医学について述べられています。

この中で、「精神療法の脳科学的基盤―脳科学は,精神療法のメカニズムにも迫ろうとしている」という章を担当させていただきました。

ここ数年の自分の主要な研究テーマである「脳科学を通した心理療法(特に認知行動療法)の作用理解」について書かせていただきました。

最後には「CBT以外の精神療法」としてわずかながら力動的精神療法と対人関係療法にも触れています。

関連領域の方に少しでもお役に立てれば幸いです。

キーワード:認知行動療法(CBT)、脳科学、fMRI、作用メカニズム

記事情報:

横山仁史・岡本泰昌 2020 精神療法の脳科学的盤―脳科学は、精神療法のメカニズムにも迫ろうとしている― 加藤忠史(編) 『精神医学の科学的盤 4』,学樹書院,96-106.