第25回
第25回 量子情報関西 Student Chapter
ご参加いただきありがとうございました!
日程
2018年12月6日(木)
場所
大阪大学 豊中キャンパス 基礎工学研究科G棟 515室
基礎工学研究科はこちらの地図が参考になります。
主催
量子情報関西 Student Chapter
参加申し込み〆切
締め切り日:2018年11月30日(金)当日参加歓迎!(懇親会参加は要相談)
ページ下部にある「参加申し込み」からお申し込み下さい。
講演会
1.杉崎 研司 氏(大阪市立大学大学院 理学研究科 物質分子系専攻 特任講師)
「量子コンピュータを用いた量子化学計算と開殻電子構造への応用」
原子・分子のシュレーディンガー方程式を正確に解くことは、量子力学誕生以来の科学者の夢である。変分原理に基づきシュレーディンガー方程式の数値的厳密解を与えうるFull-CI法は、量子コンピュータを用いれば多項式時間で計算できることが2005年に示されている。本講演ではシュレーディンガー方程式、分子軌道法などについて簡単に説明したのち、分子内に不対電子を有する開殻分子の量子化学計算を量子コンピュータ上で効率的に行うための新規量子アルゴリズムなどについて解説する。
2.福井 浩介 氏 (京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 特任研究員)
「光の連続量状態を用いた大規模量子計算の実現に向けて」
光の連続量状態として代表的なスクイーズド光を用いた量子計算は、比較的簡易に量子もつれを形成でき、かつホモダイン検出により高効率に測定できることから、これまで盛んに研究されてきた。また最近では、スクイーズド光の重ね合わせ状態であるGKPqubitが、大規模量子計算の実現に有望な量子状態として注目されている。本発表ではスクイーズド光を中心に、光の連続量状態による量子計算のこれまでの進展と最近の話題について説明する。加えて、GKPqubitに含まれる連続量を活用した量子誤り訂正手法や、大規模量子計算の実現手法とその課題についても併せて紹介する。
ポスターセッション
ポスター発表者を募集しております!
発表を希望される方は、参加申し込みの際に発表タイトルと概要(概要は任意)をお知らせください。
ポスターボードは、縦(高さ)110cm×横(幅)80cm で一回り小さいサイズになっております。
ポスター貼りに支障はないと考えておりますが、ご承知おきください。
(登録順・敬称略)
大平 龍太郎(大阪大学 向山研究室)
「A Ring Ion Trap for Sagnac Interferometer」
八角 繁男(京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 物理学第一分野 量子情報物理研究室)
「ノイズのある量子回路の古典サンプリングコストの評価」
冨桝 豪(大阪大学 向山研究室)
「イオンを用いたJaynes-Cummings-Hubbard模型における相転移の観測」
田村 昌也(大阪大学 向山研究室)
「イオン配列中フォノンの連続時間量子ウォークに向けたホッピングの観測」
濵村 一航(京都大学 宮寺研究室)
「量子ボードゲームEntanglion」
阿部 春樹(京都大学大学院 人間・環境学研究科 相関環境学専攻)
「What was revealed by EPR arguments」
高山 恭一(大阪大学 向山研究室)
「イオンを用いたJaynes-Cummings-Hubbard模型におけるポラリトンのホッピングの観測」
松原 雄史(京都大学大学院 工学研究科原子核工学専攻)
「相互作用系における量子Zeno効果」
宮西 孝一郎(大阪大学 北川研究室)
「Long-lived state of a four-nuclear-spin system hyperpolarized at room temperature」
御手洗 光祐(大阪大学 北川研究室)
「Quantum analog-digital conversion」
懇親会
場所:ま王
懇親会費:3200円
スケジュール(予定)
参加申し込み
参加登録フォームはこちらです。
今回は遠方から参加いただく方への旅費補助は行わない予定です。あらかじめご了承ください。
当日受付にてお茶菓子代100円を頂きます。
よろしくお願いいたします。
世話人:御手洗 光祐 (大阪大学基礎工学研究科 北川研究室 u801032fあっとecs.osaka-u.ac.jp)