ノーベル賞受賞者の湯川秀樹先生、朝永振一郎先生、江崎玲於奈先生。生物の今西錦司先生に、数学の名物教授の森毅先生。それに長寿の現役医師・日野原重明先生。それから小松左京に大宅壮一、三好達治、高浜虚子・・・
み~んな三高生でした。
Wikipedeiaの三高出身者の項目をご覧になってください。素晴らしい方々のお名前が次から次へと登場し、目がくらみそうになります。
そう、三高はスーパーエリート養成学校だったのです。
そしてそのような三高の礎を築かれたのが折田先生でした。先生がもたらした「自由の学風」がいかに偉大なものであったか、三高出身者の面々から見ても実感できると思います。
そこでここでは三高の皆さんの武勇伝の数々を私見をまじえてご紹介したいと思います。そこから「自由」であることの大切さや、それを守るためには何が必要なのかが見えてくると思うのです。かつて三高は「折田の三高」と呼ばれていました。折田先生を知る上でも、三高を知ることは避けて通れない道なのです。
神陵文庫に見る三高生武勇伝
ここでは「神陵文庫」に掲載された三高生青春の日々の記録を、ほんの少しだけそのエッセンスをご紹介したいと思います。
なお詳細なことをお知りになりたい方は、是非リンク先(「神陵文庫」)をご覧になってください。講演原稿のほとんどをpdfファイルとしてダウンロードすることができるようになっています。もちろん、書籍として購入する方が読みやすいのは間違いないですが、非売品のため書籍としての入手は困難なものと思われます。まずは気に入ったタイトルのものだけでもリンク先からDLし、実際に味わってみられてはいかがでしょうか。
なお、神陵文庫には別冊というものがあります。こちらは三高自昭会で購入可能です。あるいは、京大総合人間学部の図書館や国会図書館などに蔵書があるので、一般の方でも(その気になれば)閲覧可能です。
先日、別冊「自由の鐘」を購入しました。京大文書館の協力のもとで編集された書籍で、折田先生や三高の貴重な写真や資料が惜しげもなくふんだんに盛り込まれています。巻頭言はあの日野原先生です。折田先生ファン必携の一冊としてお薦めしたいと思います。
以下、記述予定項目(あくまでも予定です)
・校長排斥事件とストライキ事件
・ラグビー部、琵琶湖遭難未遂
・文学青年誕生秘話
・喫茶「サロン絵岬」
・将校殴打事件と「自由の学風」の危機
・三高さんの逍遥ルート
・女子大寮ストーム事件
・三高を解体したもの