なぜ、折田先生なのか ~ 「自由の学風」のルーツを辿る ~ (4)
・ 先生へのお手紙(e-mail)について
折田先生の銅像への悪戯(詳細は「折田先生を讃える会」 をご覧ください)を目撃して以来この方、胸の内にずっと抱えていたモヤモヤがありました。
それは
「折田先生ってそんなにすごい人なん?何しはった人なん?」
ということ。
これは、少なからず京大にかかわる者であればおそらく一度は持つであろう疑問です。そりゃぁ銅像になるくらいですから、かなり偉い方であることには間違いありません。簡単に知りたいということであれば、wikipediaや例の銅像横の看板にもあった説明で十分かもしれません。
まぁ明治あたりの近代史の研究を専門にされている方たちを除けば、京大関係者でさえ先生について詳しく知ろうなどと思う者はあまりいないでしょう。「自由の学風」の恩恵を一番享受している、あるいは十分堪能している者であるのに。です。
京大生に限らず、もし日本の若い世代の人たちが折田先生あるいは先生が大切にされた三高に興味を持ってくれたら、きっと「自由」の重みや凄みというものをあらためて感じてくれると思うのです。これこそ、このサイトを立ち上げた最たる動機です。
なお、歴史上の事実関係についてはなるべく細心の注意を払って記述したつもりですが、少々乱暴な解釈をした部分もあります。また言葉使いや表現などが、とくに三高の先輩方に対して失礼なところもあろうかと思われます。先生へのe-mailなどという有りえない架空の設定なども用いております。しかしこれは「我々ネット世代の者たちが読みやすいように」という配慮からのことです。まずはその点を御理解いただき、それでも尚不快に思われるような点がございましたら遠慮なくお申しつけください。早急に対処致します。
また誤記や事実誤認など、お気づきの点がございましたら京大や三高関係者に限らずどなた様でもご指摘いただけると幸いに存じます。
平成22年2月6日 記
折田先生の一ファン
京都大学 助教 つのやま