【第3回】 電圧を計測する方法は?

前回、電流を計測する方法をクランプセンサで行うことを決定しましたが、電力を計測するためには、電圧も計測する必要があります。

電圧と言えば、AC100Vであり、Arduinoに入力してしまうと、一瞬でハジけ飛んでしまいます。

AC100Vを、AC5Vぐらいに減圧して使用する必要があり、減圧には一般的にトランスを使用します。

原理とかは、他のサイトに譲るとして、トランスをどうやって入手しようかを色々考え通販ページを物色していたら、実は身近にトランスが存在することに気が付きました。

これです!ACアダプター!

小型のものは、電子回路で減圧していたりして、トランスを持っていないため、重くて大きいヤツじゃないと、トランスを内蔵していないです。(中には例外があるかもしれませんが・・・)

横の接着部をナイフでなぞるように何度も切れ目を付け、力任せに割ってみたら。

「バキっ」と見事に真っ二つで、こんな感じの中身が出てきました

トランスが取れてしまうので、ビニールテープで固定してあります

ちゃんと期待電圧が出ているかテスターで確認したところ両端で10Vちょっと。真ん中と両脇が5.3Vぐらい

どうやら行けそうである。

試しにオシロで波形を取ると、

なんか波形が歪んでる、、、、

・・・ちなみに、この為に↓↓Amazonでオシロを買いました・・・

基盤の箇所は交流を直流に変換する整流回路なので、取ってしまいます

改めて、整流回路を外した後の波形を取ってみると・・・

ゆがみが取れました

実効電圧が5Vということは、実際のピーク電圧は1.41倍した値なので、7Vちょっとの電圧がかかっていることがわかりました

ArduinoのA/D変換ポートは、0~5Vの範囲内で入力しないといけないのですが、電圧が若干高く、このままではうまく信号を取ることが出きないため、ちょっと手を加えます。

仕組みとしては「分圧」という手法を使って、電圧を下げます

・・・長くなりそうなので、分圧については・・・次回

【第4回】 電圧を計測する方法は(分圧)