04.瞬間最大発電量について
ソーラーパネルを導入して早4か月が経とうとしています。
よく掲示板などで「瞬間最大発電量」について書かれている方がいるため、我が家のソーラーパネルは、どれぐらいの瞬間出力が出来ているのか、改めて調べてみることにした。
調べてみたところ、瞬間最大発電量をマークしていたのは
2014/07/05 11:15頃の 3471W でした。
この出力は3.57kWのパネルにかなり近い値ということになります。
でも、この出力値は、滅多にお目にかかることが出来ない出力値であるため、どういう状況下でこの値をマークしたのか、1日の発電量をグラフにプロットしてみた。
単純に7/5だけのグラフをプロットするのではなく、1日の発電量が結構多かった7/1のグラフも合わせてプロットすることにした。
青が7/1(20.55kW/h)、ピンクが7/5(12.37kW/h)
比較して眺めてみると、総発電量が多かった(1日中晴れていた)7/1のピーク電力は2744W
対して7/5は常に電力が上下し、ピーク電力は7/1のピークを軽く超える3471Wをたたき出していました。
恐らく熱による発電力低下が原因なのだと思います。
実際、7/5の電力推移を見てみると、、、電力が下がった(曇ってソーラーパネルの温度が低下)後、一気に電力が上昇(温度が低下している時に晴れた)したときに、最大電力をマークしています。
試しに7/1と7/5で、最大電力を記録した11:15の電力比較を行ってみました。
【 11:15の電力 】
2692W ・・・ 7/1
3471W ・・・ 7/5
ピークに対してどれぐらいの発電量低下が発生しているかを計算すると・・・
2692W / 3471W = 77.5%
ということで、良く晴れた日は、ソーラーパネルの温度上昇により、ピーク性能の77.5%の発電しかできないことになります。
ちなみに、Webページを色々調べたところ、温度が1℃上昇すると、出力が0.45%~0.49%低下するという数値を見つけました
我が家のソーラーパネルは22.5%低下しているので
22.5 / 0.49 = 45.9℃
曇りの日と比べ、約46℃もソーラーパネルの温度が上昇しているという計算になりました。
パネル温度が曇りの日仮に25℃だったとすると、晴れの日は71℃もの温度になっているということになります。
まぁ、あり得なくもない数値かな?と思います。
最後にまとめると
- ずっと晴れている時は、25%ほど発電力が低下する
- ソーラーパネル温度1℃上昇で、約0.5%の出力低下が発生する
- 瞬間最大電力は、曇り時々晴れの日に期待
2014/07/12追記
瞬間最大発電量についてですが、単純に温度だけの要因だけではなく、雲に乱反射した太陽光の分、ソーラーパネルに届く光量が増加するといった話もあり、上記計算式だけでは説明できないみたいです。
ソーラーパネルの温度を計測しないと何とも結論を出すことが出来ない為、温度の計測をやってみようかな?と目論見中・・・