学位授与式が行われ,小川研の修士2年生4名に修士(工学),学部4年生7名に学士(工学)の学位が授与されました.おめでとうございます!
なお,有賀智輝くんが情報理工・情報通信専攻賞を,松本和樹くんが基幹理工学部長賞および情報通信学科賞を受賞し,学位授与式において表彰されました.
修士(工学):有賀智輝,井上太輝,望田康太,楠奈穂美(早期修了)
学士(工学):阿部雄斗,小野晶子,耕崎海斗,杉本真克,藤原隆仁,松本和樹,宮内健吾
皆さんの今後の活躍を期待しています!
エジプト・日本科学技術大学(E-JUST)設立プロジェクトのフェーズ3終了を受け,関係者の懇談会が行われました.
早稲田大学からは,専攻主任,歴代の副学長,長期専門家,これまでE-JUSTと深い関わりを持ってきた先生方が一堂に会し,JICA専門家の皆様とともに,これまでの歩みを振り返るとともに,今後の展望について語り合いました.
学生数数十人から始まったE-JUSTも今や学生数4500人を超えるまでに成長し,Times Higher Education University Rankingではエジプト国内で1位,アフリカ全体で6位(2025年)という輝かしい成果を収めるまでになりました.プロジェクトのいわゆる「混乱期」を担当していた私としては,その発展を目の当たりにできたことは感慨深く,また当時の学生が教員としてE-JUSTに戻ってきている姿を見ると,大きな喜びを感じます.
現在も研究面での連携は継続しており,今後E-JUSTがアフリカと日本の大学ネットワークのハブとしてますますの発展を遂げていく中で,引き続き何らかのかたちで貢献していければと願っています.
楠奈穂美さん(M1),当間佐耶佳さん(M1),菅野竜雅さん(NHK技研)が発表を行いました.
埼玉大学にて開催された日本音響学会2025年春季研究発表会にて,以下の発表を行いました.
楠奈穂美,樋口陽祐,小川哲司,小林哲則,``階層的マルチタスク学習とContextual Biasingを用いたEnd-to-End音声認識,'' 日本音響学会研究発表会講演論文集,1-2-10,pp.913-916,March 2025.
菅野竜雅,佐藤裕明,佐久間旭,熊野正,河合吉彦,小川哲司,``発音プロンプトと辞書を活用したEnd-to-End音声認識のキーワード認識精度改善手法,'' 日本音響学会研究発表会講演論文集,1-2-14,pp.927-930,March 2025.
当間佐耶佳,有賀智輝,樋口陽祐,早坂一寿,執行里恵,小川哲司,``歌唱音声の特性を考慮した歌唱者照合のための頑健な特徴抽出器の構築,'' 日本音響学会研究発表会講演論文集,1-2-17,pp.935-938,March 2025.
研究室配属に際し,2025年度新4年生向けにオープンハウスを開催します.プロジェクト研究を小林研・小川研で履修希望の新3年生もぜひご参加ください
【教員による研究室紹介と質疑応答(対面)】
日時:3月17日(月)13:00 – 14:00(小林研究室・小川研究室合同)
場所:喜久井町キャンパス40号館306会議室(グリーンコンピューティングシステム研究機構)[アクセス]
【研究室見学/先輩学生による研究室紹介・質疑応答(対面)】
日時:3月17日(月),18日(火)10:00 – 17:00
会場:喜久井町キャンパス40号館701室(グリーンコンピューティングシステム研究機構)[アクセス]
【教員との個別面談(事前アポ必要)】
日時:3月17日(月)10:00 – 12:00,15:00 - 18:00
上記時間中であれば随時対応しますが,事前に連絡のうえ面談方法や日時の調整を推奨します.
小林恵介くん(M1)と小川が,共同研究の成果報告および意見交換のため,北里大学および青森県産業技術センター畜産研究所を訪問しました.
北里大学と共同で進めているウシの映像監視に関する研究について,これまでの成果を報告し,今後の展開について議論を行いました.特に,ウシの発情行動の生成要因に関する最新の研究をご紹介いただき,ウシの行動理解の深まりとともに,今後取り組む課題がより明確になりました.
翌日は,畜産研究所の乳牛飼育圃場や搾乳施設を見学させていただき,獣医師の皆様とウシの行動原理やAI技術の活用可能性について,専門的かつ活発な議論を交わしました.現場での実践的な視点とAI研究の視点を擦り合わせることで,将来的な畜産支援の理想的なかたちについても,具体的なイメージを共有することができました.
ウシの行動に関しては,獣医学の分野でもまだ解明されていない課題が多く残されており,そこに情報通信技術が貢献できる可能性の大きさをあらためて実感しました.
貴重な機会を設けてくださった北里大学の日下裕美先生,青森県産業技術センター畜産研究所の黒川清虎様に,心より感謝申し上げます.
小川が長崎県五島市にて稼働中の浮体式洋上風車「はえんかぜ」の視察および保守事業者へのヒアリングを行いました.
本活動は,再生可能エネルギーデータ利活用学術連携(REDAC:東京大学・中部大学・産業技術総合研究所・早稲田大学による連携組織)における取り組みの一環として実施されたものです.視察先は,五島市崎山沖に設置された2MW浮体式洋上風力発電所(船名:はえんかぜ)で,今回で二度目の訪問となります.
洋上に出て,実際に船に揺られながら現地設備を間近に見ることで,「過検知によって不要な点検作業が一度でも増えることの罪深さ」をあらためて実感しました.現場での保守の負担やリスクを最小限に抑えるためには,故障の兆候を正確にとらえたうえで,確信をもって「点検しない」という判断ができることが重要となるように思います.今回は特に,保守における意思決定のプロセスや,点検・修繕の判断に関する実務的な知見についても,事業者の皆様から詳しくお話を伺うことができました.これらの情報は,今後の故障予兆検知や診断技術の設計・運用において非常に参考になります.
このような貴重な視察とヒアリングの機会を提供いただいた戸田建設株式会社の皆様に,心より感謝申し上げます.
矢部拓真くん(M1)と佐藤裕明さん(NHK技研)が発表を行いました.
沖縄青年会館にて開催された音声・音響・信号処理ワークショップ(SPEASIP2025)にて,以下の発表を行いました.音声研究会,応用音響研究会,信号処理研究会,音声言語情報処理研究会の合同の研究会で大変な盛り上がりを見せていました.
矢部拓真,八重樫萌絵,中野鐵兵,小川哲司,``音質主観評価における評価者選抜のための音声サンプル選定の重要性,'' 電子情報通信学会研究報告(SP),SP2024-72,pp.329-334,March 2025.
佐藤裕明,佐久間旭,菅野竜雅,熊野正,河合吉彦,小川哲司,``Evidential deep learningを用いた不確実性に基づくストリーミング音声認識,'' 電子情報通信学会研究報告(SP),SP2024-18,pp.1-6,March 2025.
情報理工・情報通信専攻の修士論文審査会が実施されました.
小川研からは4名が修士論文発表を行いました.皆さんお疲れ様でした!
有賀 智輝:歌詞の解釈に基づくモーメント検索を用いた楽曲と背景映像のアライメント
井上 太揮:部分ドメイン適応に基づく風車軸受の損傷レベル推定
望田 康太:重症児感情状態推定のための効率的なモデル構築手法に関する研究
楠 奈穂美:階層的End-to-End音声認識における再帰的フィードバック機構の導入
情報通信学科・情報理工学科合同の卒業論文発表会が実施されました.
小川研からは7名が卒業論文発表を行いました.皆さんお疲れ様でした!
阿部 雄斗:End-to-End 音声認識モデルにおける事前学習済み言語モデルの利用に関する研究
小野 晶子:カラオケ背景映像と楽曲歌詞の整合性評価に関する研究
耕崎 海斗:重症児感情状態推定における目の開閉に関する特徴抽出
杉本 真克:Development of Automated TrackSelection System for Anime Song DJ
藤原 隆仁 :Whisperを用いた発話内容及び終了タイミングの早期確定
松本 和樹:優決定ブラインド音源分離におけるパーミュテーション問題解決のためのフレームワークに関する研究
宮内 健吾:風車SCADA異常予兆検知のための特徴表現に関する研究
早大の5研究室(小林研・池永研・菊池研・及川研・小川研)合同の卒論・修論発表会を開催しました.
本年度は,小林研・小川研からは修士2年9名,学部4年生13名が発表しました.発表したみなさん,運営の皆さん,お疲れさまでした!
また,小林研・小川研からは,以下の皆さんが受賞しました.おめでとうございます!
楠 奈穂美(小川研):修士 最優秀賞
松本 和樹(小川研):学部 最優秀賞
川島 由里(小川研):学部 優秀賞
藤原 隆仁(小川研):学部 優秀賞
井上 太揮(小川研):OB・OG賞
HSIEH, Chia chen(小林研):OB・OG賞
小川がエジプト・アレキサンドリアにあるエジプト日本科学技術大学(E-JUST)を訪問しました.
2024年3月に続き,計17回目の渡航となります.
今回の滞在では,大学院生向けの授業「Resource-Aware Machine Learning」の一環として,データが限られた状況におけるパターン認識システムの構築法について講義を行いました.具体的には,基盤モデルの活用,半教師あり学習,データ同化,大規模視覚・言語モデル(VLM)の利用法などを取り合げ,風車の状態監視,家畜の映像監視,漁獲量予測,重症児の感情推定といった具体的な応用例を交えて紹介しました.
また,滞在中はほぼ全ての学生と研究ディスカッションを行い,新任の教員との顔合わせ,専任教員との今後の共同研究の計画立案など,非常に実りのある時間を過ごすことができました.
さらに,過去の長期滞在時に大変お世話になった大川原先生(安田女子大学)や岡野さん(JICA)とも懇談でき,今後も様々な形で連携を続けていけることを楽しみにしています.
若山拓矢くん(M1)が発表を行いました.
米国・マイアミにて開催された機械学習の応用に関する国際会議 ICMLA2024 にて,以下の発表を行いました.
Takuya Wakayama, Taiki Inoue, Jun Ogata, Makoto Iida, Tetsuji Ogawa, ``A foundational model for precise and robust wind turbine condition monitoring via viration signals,'' Proc. 23rd International Conference on Machine Learning and Applications (ICMLA2024), pp.697-704, Dec. 2024.
樋口陽祐くん(次席研究員),楠奈穂美さん(M1),佐久間旭さん(NHK技研)が発表を行いました.
名古屋大学にて開催された第26回音声言語シンポジウム・第11回自然言語処理シンポジウムにて,以下の発表を行いました.なお,樋口陽祐くんが,シンポジウム奨励賞および若手奨励賞(情報処理学会NL研)をダブル受賞しました.おめでとうございます!
楠奈穂美,樋口陽祐,小川哲司,小林哲則,``再帰的フィードバックを用いた階層的 End-to-End 音声認識,'' 情報処理学会研究報告 (SLP),vol.2024-SLP-154,no.1,pp.1-7,Dec. 2024.
樋口陽祐,小川哲司,小林哲則,``End-to-End音声認識における指示チューニングされた大規模言語モデルの活用,'' 情報処理学会研究報告 (SLP),vol.2024-SLP-154,no.27,pp.1-8,Dec. 2024. [シンポジウム奨励賞] [若手奨励賞]
佐久間旭,佐藤裕明,菅野竜雅,熊野正,河合吉彦,小川哲司,``発話被りを含む会話音声認識のための多話者CTC損失関数の検討,'' 電子情報通信学会技術研究報告 (SP),vol.124,no.303,SP2024-11,pp.6-11,Dec. 2024.
再生可能エネルギーデータ利活用学術連携(REDAC)の活動の一環として,井上太輝くん(M2)と小川が,NTN桑名製作所の軸受製造工場の見学および中部大学で実施された勉強会に参加しました.
REDAC(東京大学,産業技術総合研究所,中部大学,早稲田大学による連携組織)では,定期的に勉強会と施設見学等を通じて学術・技術的な知見の共有を図っています.今回の見学では,共同研究の成果報告とともに,実際の軸受け製造ラインを見学させていただきました.開発中の故障診断技術や,情報提供法を含むメンテナンスのあり方を模索する大変貴重な機会となりました.このような場を設けてくださったNTN株式会社の皆様に,心より感謝申し上げます.
また,翌日には,雷による故障検知・診断技術の研究・開発を担当している中部大学山本研究室を訪問し,高電圧設備の見学と勉強会を実施しました.一研究室の設備とは思えないほど充実した実験環境に大いに刺激を受けました.今後,雷に関する研究チームとの連携をさらに深めていきたいと考えています.
当間佐耶佳さん (M1)と林知弘くん(M1)が発表を行いました.
中国・マカオにて開催された信号処理に関する国際会議 APSIPA2024 にて,以下の発表を行いました.
Sayaka Toma, Tomoki Ariga, Yosuke Higuchi, Ichiju Hayasaka, Rie Shigyo, Tetsuji Ogawa, ``Differences between singer and speaker verification: Training singer feature representation extractor utilizing singing voice characteristics,'' Proc. Asia-Pacific Signal and Information Processing Association Annual Summit and Conference 2024 (APSIPA2024), Dec. 2024.
Tomohiro Hayashi, Riku Ogino, Kohei Saijo, Tetsuji Ogawa, ``What to refer and how? - Exploring handling of auxiliary information in target speaker extraction,'' Proc. Asia-Pacific Signal and Information Processing Association Annual Summit and Conference 2024 (APSIPA2024), Dec. 2024.
兒新治紀くん(M1)が発表を行いました.
インド・コルカタにて開催されたパターン認識に関する国際会議 ICPR2024 にて,以下の発表を行いました.
Haruki Konii, Teppei Nakano, Yasumasa Miyazawa, Tetsuji Ogawa, ``Leveraging data from vast unexplored seas: positive unlabeled learning for refining prediction area in good fishing ground prediction,'' Proc. 27th International Conference on Pattern Recognition (ICPR2024), pp.143-158, Dec. 2024. [DOI]
若山拓矢くん(M1)が発表を行いました.
ビジョンセンター新橋にて開催された第46回風力エネルギー利用シンポジウムにて,以下の発表を行いました.本発表は,振動信号を用いた異常検知のための特徴抽出器の設計法に関するもので,再生可能エネルギーデータ利活用学術連携による研究成果です.
若山拓矢,井上太揮,緒方淳,飯田誠,小川哲司,``WindVibraTransformer:振動信号による精密かつ頑健な風車状態監視のための基盤モデル,'' 第46回風力エネルギー利用シンポジウム,A1-05,Nov. 2024.
小林研・小川研のOB・OG会を開催しました.
今回は2019年以来の開催となり,小川研のOB・OGの参加者も増えてきました.小林研OBの松山洋一氏(エキュメノポリス代表)による講演「対話システム研究から社会イノベーション」から始まり,懇親会・二次会での先輩・後輩・学生との久しぶりの交流まで大変充実した時間を過ごしました.引き続き,皆様のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます.
望田康太くん(M2)が発表を行いました.
米国・ヒューストンにて開催された生命医学・健康情報学に関する国際会議 BHI2024 にて,以下の発表を行いました.重症児の感情状態推定モデルを無理のない形で親の協力を得て効率的に構築する枠組みを紹介しました.横浜市立大学医学部看護学科佐藤朝美研究室との共同研究の成果です.
Kota Mochida, Teppei Nakano, Mari Wakabayashi, Tomomi Sato, Tetsuji Ogawa, ``Parents-in-the-Loop Learning for Emotional State Estimation Models in Children with Profound Intellectual and Multiple Disabilities,'' IEEE-EMBS International Conference on Biomedical and Health Informatics (BHI2024), Nov. 2024.
当間佐耶佳さん(M1)が発表を行いました.
台湾・新竹にて開催された音声コーパスに関する国際会議 The 27th Conference of the Oriental COCOSDA (O-COCOSDA2024) にて,以下の発表を行いました.歌唱音声と発話音声の特性の違いに焦点を当て,歌唱者照合のための特徴抽出器の構築法を紹介しました.株式会社第一興商との共同研究の成果です.
Sayaka Toma, Tomoki Ariga, Yosuke Higuchi, Ichiju Hayasaka, Rie Shigyo, Tetsuji Ogawa, ``Exploring impact of prioritizing intra-singer acoustic variations on singer embedding extractor construction for singer verification,'' Proc. The 27th Conference of the Oriental COCOSDA (O-COCOSDA2024), Oct. 2024. [Best Paper Candidates]
情報通信学科設立100周年を記念してシンポジウムを開催しました.
早稲田大学に「通信」を専門とする部門として1924年に電気工学科に通信専攻部(第二分科)が設置されてから本年で100年目を迎え,これを記念したシンポジウム「早稲田の通信 これまでの100年 これからの100年」を開催しました.運営に際し多々反省はございますが,有意義な議論・情報共有の機会をいただけました.次の100年を見据え,より一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願いいたします.
なお,小川は学科主任として学科の紹介を行うとともに,パネルディスカッションに登壇しました.これにて,二年間の学科主任・専攻主任としてのお役目は終了となりました.
中田道寛くん(M2)が発表を行いました.
イタリア・ボローニャにて開催された精密畜産業に関する国際会議 ECPLF2024 にて,以下の発表を行いました.牛監視のための基盤モデル構築のためのデータベース構築法に関する内容で,株式会社ファーマーズサポートとの共同研究の成果です.
Michihiro Nakata, Sawa Ohyoshi, Teppei Nakano, Tetsuji Ogawa, ``Construction of individual tracking dataset for developing foundational models in calving sign monitoring for beef cattle,'' Proc. The 11th European Conference on Precision Livestock Farming (ECPLF2024), pp.1625-1632, Sept. 2024.
楠奈穂美さん(M1)が発表を行いました.
ギリシャ・コス島にて開催された音声言語処理に関する国際会議 INTERSPEECH2024 にて,以下の発表を行いました.
Nahomi Kusunoki, Yosuke Higuchi, Tetsuji Ogawa, Tetsunori Kobayashi, ``Hierarchical multi-task learning with CTC and recursive operation,'' Proc. The 25th Annual Conference of the International Speech Communication Association (INTERSPEECH2024), pp.2855-2859, Sept. 2024. [DOI]
望田康太くん(M2),若山拓矢くん(M1)が発表を行いました.
フランス・リヨンにて開催された信号処理に関する国際会議 EUSIPCO2024 にて,以下の発表を行いました.
Kota Mochida, Teppei Nakano, Shinya Fujie, Mari Wakabayashi, Tomomi Sato, Tetsuji Ogawa, ``Exploring robust and explainable design for facial expression-based emotional state estimation in children with profound intellectual multiple disabilities,'' Proc. the 32nd European Signal Processing Conference (EUSIPCO2024), pp.481-485, Aug. 2024.
Takuya Wakayama, Taiki Inoue, Jun Ogata, Makoto Iida, Tetsuji Ogawa, ``Normal with occasional anomalies: Feature extraction for detecting non-stationary abnormal events in wind turbines,'' Proc. the 32nd European Signal Processing Conference (EUSIPCO2024), pp.2012-2016, Aug. 2024.
小林研・小川研合同の春合宿を軽井沢セミナーハウスにて実施しました.
B4の卒論中間報告12件,M2の修論中間報告7件を実施した後は,テニス,バスケ,サッカー,卓球などを楽しみました.発表した皆さん,幹事の皆さんお疲れ様でした!
「プロジェクト研究A」(小川研)の成果報告会を行いました.
どのプロジェクトも大変レベルの高い内容でした.皆さん,お疲れさまでした!
プロジェクト一覧:
(教育)日本人英語学習者を対象とした英語の知覚実験(※ 研究の体験)
(音声)Whisper 音声認識システムのファインチューニング(※ 研究の体験)
(音響)低ランク性に着目した音源分離技術の習得(※ 専門的な技術の勉強)
(音響)非負値行列因子分解を用いた楽器音の分離(※ 専門的な技術の勉強)
(音声)音声合成の基本技術の習得(※ 専門的な技術の勉強)
(経済)深層ニューラルネットワークを用いた株価予測(※ 専門的な技術の勉強)
(一般)ベイズ学習に関する基本技術の習得(※ 基礎的な勉強)
(一般)ベイズ学習に関する基本技術の習得(※ 基礎的な勉強)
(一般)深層学習の基本技術の習得(※ 基礎的な勉強)
(一般)機械学習の基本技術の習得(※ 基礎的な勉強)
(一般)機械学習の基本技術の習得(※ 基礎的な勉強)
望田康太くん(M2)と中田道寛くん(小林研,M2)が発表を行いました.
熊本城ホールで開催された第27回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2024)にて,以下の発表を行いました.望田くんは横浜市立大学医学部看護学科佐藤朝美教授との共同研究の成果を,中田くんはファーマーズサポート株式会社との共同研究の成果を紹介しました.
望田康太,中野鐵兵,若林麻里,佐藤朝美,小川哲司,``重症児感情状態推定モデル構築のためのフィードバックサイクルの検討:人の「見守り」による効率的なモデル構築,'' 第27回画像の認識・理解シンポジウム (MIRU2024),IS-1-165,Aug. 2024.
中田道寛,中野鐵兵,小川哲司,``状態変化の頻度情報の抽出と家畜の映像監視のための特徴表現としての利用,'' 第27回画像の認識・理解シンポジウム (MIRU2024),IS-3-142,Aug. 2024.
井上太輝くん(M2)と小川が北海道石狩湾新港で稼働中の浮体式洋上風車および関連設備を視察しました.
再生可能エネルギーデータ利活用学術連携(東大・産総研・中部大・早大)は,定期的に勉強会と施設見学等を行っていますが,今回はその活動の一環として,北海道石狩湾新港洋上風力発電所および関連設備の視察を行いました.
また,事業者との意見交換を通じ,特に洋上の風車における状態監視の重要性と,開発中の異常検知技術やその情報提供法を含めたメンテナンスのあるべき姿を模索する良い機会となりました.貴重な機会を設けていただいた株式会社グリーンパワーインベストメントの皆様に感謝申し上げます.
情報・通信分野への関心は依然として高く,情報通信学科ブースには両日ともにおよそ2500人の方に来場いただきました.小川は学科主任として情報通信学科の紹介を行いました.また,小林研・小川研からは,研究室発スタートアップであるエキュメノポリス社が開発中の英会話能力判定技術の体験展示を行いました.多くの方に,音声会話エージェント InteLLA との対話を楽しんでいただきました.
本年度の情報通信学科企画は以下の通りです.
模擬講義:
コンピュータによることばの理解・生成(河原大輔教授)
高校数学で理解するChatGPTのしくみ(小林哲則教授)
体験実験:
量子アプリケーション(戸川研究室)
バイタルセンシング(嶋本研究室)
英会話能力判定技術(小林・小川研究室)
小川が発表を行いました.
函館で開催されたマリンITワークショップ2024にて,気象・海況情報を用いた良漁場予測モデルの学習法について紹介しました.本内容は,高知マリンイノベーション運営協議会「漁船漁業のスマート化」プロジェクトチーム(高知県水産試験場,JAMSTEC,早大)の研究成果です.
兒新治紀,中野鐵兵,宮澤泰正,小川哲司,``良漁場予測範囲絞り込みのための未操業海域データの活用,'' マリンITワークショップ2024,函館,Aug. 2024.
水産業の現場のリアルが見えるワークショップで,様々な学びがあります.今回は,海洋レーダ技術の進化と応用の可能性について議論を楽しみました.
鹿児島県内の繁殖畜産農家や農業大学校を訪問し,開発中の映像監視技術に関する意見交換を行いました.
繁殖牛の監視映像データを提供いただいている繁殖畜産農家や鹿児島県立農業大学校を訪問し,我々が開発中の繁殖牛映像監視技術の実証実験に向けた意見交換を行いました.
精密畜産業に関する研究も8年目となり,我々も繁殖牛の状態や行動について随分と知識を得たつもりでいましたが,訪問の度に新たな学びがあります.ニーズは農家さんごとにバラバラですが,課題と筋の良い解法は概ね整理されたと感じています.
当間佐耶佳さん(M1)が発表を行いました.
日本大学で開催された音学シンポジウム2024にて,以下の発表を行いました.本発表は,歌唱と発話の音響的な特性の違いに着目してカラオケ歌唱者の照合を頑健に行う技術に関するもので,株式会社第一興商との共同研究の成果です.
当間佐耶佳,有賀智輝,樋口陽祐,早坂一寿,執行里恵,小川哲司,``歌唱者埋め込み表現抽出器の構築において歌唱者内の音響変動を重要視することの効果の検証,'' 情報処理学会研究報告,vol.2024-SLP-152, no.60, pp.331-336,June 2024.
小林研・小川研合同の春合宿を伊豆川奈セミナーハウスにて実施しました.
春の合宿は勉強一切なし.親睦を深めることだけを目的に昼夜問わずひたすら遊びます.研究室配属後早い段階で学生間の交流がはかれたのは大変良かったように思います.運営担当のM1の皆さん,お疲れさまでした.モルックは負傷もしないので年寄にはちょうど良かったです.
有賀智輝くん(小林研,M2),松本和樹くん(B4)が発表を行いました.
韓国・ソウルで開催された音声・音響信号処理に関する国際会議 2024 IEEE International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing (ICASSP2024) にて,以下の発表を行いました.有賀くんの発表は株式会社第一興商との共同研究の成果,松本くんの発表は東京農工大学の矢田部浩平先生の指導による成果です.
Tomoki Ariga, Yosuke Higuchi, Kazutoshi Hayasaka, Naoki Okamoto, Tetsuji Ogawa, ``Parody detection using source-target attention with teacher-forced lyrics,'' Proc. 2024 IEEE International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing (ICASSP2024), pp.1151-1155, April 2024. [DOI]
Kazuki Matsumoto, Kohei Yatabe, ``Determined BSS by combination of IVA and DNN via proximal average,'' Proc. 2024 IEEE International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing (ICASSP2024), pp. 871-875, April 2024. [DOI]
学部4年生7名(うち修士課程進学が5名)が新たに小川研に配属され,学生・教員の顔合わせを実施しました(小川研としては第9期生となります).
これで,小川研の学生は博士課程1名,修士課程9名,学部8名の計18名となりました.小林・小川研で数えると学生だけで33名となります.また,学部3年生12名が小川研で「プロジェクト研究A」を履修します.
昨今の技術の進展はすさまじく,また世界情勢も混とんとしています.このような激動の時代においては,新しいコンセプトや物事の見方を打ち出す力が求められるように思います.それには行動が不可欠です.正解がわからない中で,行動して初めて自らの考えや判断の成否がわかるからです.まずは学生同士の繋がりを大切にしつつ,研究活動を通して様々な挑戦を続けてもらえればと思います.