今回の受講者と同じ年代~中学時代に阪神大震災を経験した志賀防災士。減災対策をしていない室内がどうなるのか、食器棚がひっくり返り、たんすが落ち、自身が棚などの下敷きになった状況を当時の写真を交えて振り返りました。
「家の中はガラスが散乱して足の踏み場もなかった」、「電気はわりと早く復旧したが、水は1ヶ月、ガスは2ヶ月以上供給されなかった」、「炊き出し・救援物資は3日目まで来なかった」「避難所へ行くと季節によってはインフルエンザ蔓延に拍車を掛ける場合がある」など、当時の抜き差しならない状況を話し、「皆さんも想像して見てください。通信がつながらず、交通も徒歩以外の手段がほとんどなく、水とガスがない生活を・・・・」と集まった中高生に語りかけました。
その上で、「家族との連絡手段を事前に話し合っておきましょう」「就寝部屋には倒れてくるものを置かないことも大事」「最低限家族がおちあえる場所まで移動する現金は持っておきましょう」など、参加した中高生等に自身の体験に根ざしたアドバイスをしました。