6月29日、梅雨空の中、2008年度第1回企業訪問・交流研修を実施しました。
当日は企業側12名、防災士側15名、江戸川区から1名が参加しました。当日実施した研修の主な内容は以下の通りです。
1.企業の災害対策の進め方 (堀防災士)
企業として災害時に事業継続を目指すための災害対策の進め方の事例発表。
<内容要約>
企業に一番損害を与える災害を推定
災害がもたらすインフラ被害を勘案
事前に減災できる項目を実施
災害発生時に従業員等がとるべき行動を示す
実際に行動できるように繰り返し訓練する
尚、企業の持つ「人手」で周辺の皆様と共同防災に取り組むことは企業の復興活動とともに重要。
2.阪神大震災 その時私は (志賀防災士)
ご自身の被災体験談をもとに、事前減災で心がけること、をお話いただいた。
<内容要約>
災害時に家具が倒壊し、ガラスが散乱すると救助もままならない。
家具を固定し、観音開きの戸は引き戸にしたほうが良い。
就寝する部屋には背の高い家具を置かない。逆に大切なモノ(めがねなど)は枕元におきましょう。災害発生後の避難生活は水とコンロは必需品。
学校は避難所になるので授業が再開しても体育館での授業は1ヶ月以上ない・・・・災害は一瞬でも心に受けた傷は中々癒えない。皆様も災害が起きる前の日々の備えと減災をおこないましょう。
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