ビジネス実務法務検定試験2級・3級は、マーク式試験です。それに対し1級は論文式試験です。それぞれの出題形式に応じた対策が必要とされます。とりわけ、論文式試験については、それなりの準備と訓練が必要となります。L.S法律研究会では、その準備と訓練をサポートします。
詳細は準備中
□ ビジネス実務法務検定1級対策 サンプル問題
以下に、サンプル問題をあげておく。本試験に比べて事案のボリューム・難易度を低く設定してある。当講座では、この程度の問題をベースに、基本的な知識、法的論点、判例、学説まで理解を深める。
・ 答案作成(訓練)のコツ
文献・判例を参照してもよいので、最初は所要時間・解答用紙のボリューム等を気にせず、楽しみながら解答して欲しい。解答に取り組むにあたっての形式面での最低限のポイント(コツ)を以下に挙げておく。
1.何よりきれいな読める字で書くこと。
論述が採点対象になっている以上、汚い・読めない字で解答してよいということなどあり得ない。誤字脱字は論外。2.日本語の用法をふくめ、本当に相手に伝わる論述になっているか。
自分が思う以上に、あるいは、口答で説明している以上に、自分の書いた文書(論述)が伝わらないことは往々にしてある。ひと通り解答できた人は、次に、
3.自分の解答に『不要な』記述はないか、『圧縮できる』記述はないか
を検討してみるとよい。そしてさらに、
4.A4用紙3枚程度に収まる分量で、かつ、論理の通った説得的な論述へ昇華させる。
実際の試験の答案用紙の分量に圧縮する。もう一度、何が問われていて、何を答えないといけないのかを考える。何を盛り込むか、何を削るかを考える。5.最終的にこれでよいと考えた答案が、実際の試験時間で解答し終えるかチェックする。
実際に書き直すのがベストだが、頭の中でシュミレーションしてもよい。本当にこの文章が試験本番の緊張感のなかで、所要時間のなかで書けるかを点検する。以上5つである。他にも列挙すればたくさんあるが、これらが基本中の基本である。特に、1.の点は、ビジネス実務では、おそらくほとんどの文書がパソコンで作成されるため、あまり気にしておられない方もいるかもしれない。ただし、論述式試験ではそうはいかない。書いた文書を『読んでもらう』のに、『汚くて良い』などというのは、ビジネスマナーどころか社会常識においても到底通用しない。もっと厳しいことをいえば、きれいな字の『書き方』は、小学校の義務教育レベルで学ぶ。今一度、自らの文書作成能力のひとつである字のきれいさをチェックして欲しい。