第2回 民法勉強会 概要と課題
*前回予定延期により前回分から
【概要】
民法の基礎的知識の復習と改正民法知識の再構築を行う。
【課題】
①未成年者
②法定後見
③制限行為能力者 *別途配布物有り
④ 住所、不在者、失院宣告
⑤失綜宣告
【日程】
2021年03月16日(火)09:00〜17:00
時間厳守 *09:10に開始出来るように、08:50には現地に集合して下さい。
【備考】
新型コロナ対策を怠らないよう、館内所定のルールと要請に従う(消毒作業のため終了時間が早まる)。基本知識と理論のブラシュアップ、制限行為能力者保護制度の実務的知識の修得。未成年者・高齢者のより深い考察のための事案分析他。
【費用】
1900円(参加者頭割り)
【補足】
各自所定の基本書の精読と判例のチェック
参加希望の方、詳細を希望される方はメールにてお問い合わせ下さい。
【復習課題】
以下の問いに、簡潔に答えなさい。解答時間30分
Aは、X(16歳)の母であり、Xの親権者である。Xの父は既に死亡している。Aの姉Cは、代表者として経営する会社の運転資金1000万円をY銀行から借り入れるにあたり、担保の提供を求められたため、Aに相談した。Aは、Cの相談に応じるかたちで、Xの所有する甲土地を担保に供することを思いつき、Xの親権者として、YのCのに対する1000万円の貸金債権を担保するため、Yとの間で、Xの所有する甲土地に抵当権を設定する旨の契約を締結した(以下、「本件契約」という。)。本件契約に基づき、Yを権利者とする抵当権設定登記がなされた(以下、「本件登記」という。)。
Xが成年に達した後、本件登記に気づいた。そこで、Xは、Yに対して本件登記の抹消登記手続を請求した。この請求が認められるかについて論じなさい。なお、場合分けが必要であるときは、その場合分けをして論じなさい。