2014夏 北海道エクスカーション参加報告 (3日目)

8月11日 月曜日 (3日目)

この日は、あまり天候も良くない中での調査であり、台風が来るのか来ないのかという状況下ではあったが、様々な植物に出会えた日でもありました。今回のルートはこのことを懸念して多少の変更はあったが、日高地方の最先端、襟裳岬の周辺での調査でした。

最初は、「えりも花ファンクラブ」の方のお話を聞き、日高地方の植物が如何に珍しいか、また2日目に上ったアポイ岳の植物の多様さなどに触れることが出来ました。

その後、襟裳岬付近の湿地帯や、風衝高原など、3つのスポットでの植物の観察が始まり、これを書いている私は、あまり植物に詳しくないためか、大抵は後ろを振り返ると、希少懇の多くのメンバーの方が植物にトラップされているため、「こんなに先に進んでいいのだろうか」と反芻することが…(笑)

湿地帯は様々な小さいサイズの植物を観察することが出来ました。あまりにも数が多すぎて、私は分類をしようにもちょっと追いついていかない…

写真1:湿地帯で観察された植物(編集註:サワギキョウ)

風衝高原は、結構海の近くは断崖絶壁….それでも「何故こんな危なっかしいところに植物があるのか?」とか「こんな強風のところに生息して大丈夫なのか?」といったことが気にはなりました。巷でよく見かける植物と違って、こういう環境で生息するメカニズムは一体… これを書いている私は生物学を専攻している学生なので、いずれ研究で、その環境応答のメカニズムを解決しようと夢見ることにします(笑)

写真2:風衝高原にて

写真3:個人的にはこれが好き(笑)