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実は、 私は1999年ごろから、この窯元にたびたびお邪魔するようになった。理由は陶芸の体験教室に参加するためである。はじめは、興味本位で訪ねたが、とにか くろくろ成形が楽しく、毎週のように通うまでになった。
そして、見習いと同じような練習までさせて頂けるようになり、工具まで自分で作らせてもらった。
ここで少し紹介してみる。
切立ち(きったち)湯のみ用の木ごて
自作の切立ち(きったち)用こて。
私のろくろ成形の練習のために作ったもの。
土にあたる部分は滑らかでなければならない。使いながら微調整した。
これを使って、湯飲みの中の成形を整える。
切立ち(きったち)湯のみ用のとんぼ
これも自作の切立ち(きったち)用とんぼ。私のろくろ成形の練習用である。
これは大きさを測るための道具。
湯飲みの高さ(内側)と幅(外径)をはかり、同じ大きさのものを正確に作るために必須の道具。
なめし皮
鹿の皮でできている。
厚みが厚いのと薄いので使い勝手が違う。
本業では、厚手のなめし皮を使用する場合が多い。
角型湯のみの側面の仕上げには、厚手のなめし皮が必要だ。
また、玉縁(たまぶち)の口成形にも厚手のものが有効だ。
通常は主に薄いなめし皮で口造りをする。この皮でなめすと口があたる部分が滑らかになる。
ゆ み
これ、自分で作ったゆみ。
成形した土を切るのに使う。
一番良く使うのは、成形中に大きく作りすぎたときに口元を切るときに使う。
それはまだろくろ成形技能が未熟なためである。
切立ち(きったち)湯のみ用のまがり
こちらも私のろくろ練習用のまがり。
かんなともいう。
大きさは、切立ち(きったち)湯のみ用に作った。
鋼の板材を自分で曲げてやすりで刃を削りだす。
製品に合わせて大きさを変える。
おもに高台を削りだすのに使う。