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モロとは、作業場のこと。
明治時代に建てられたそうだ。
こちらには、市の有形文化財になっている登り窯があるが、実はこちらのモロのほうもかなり貴重な建築物である。しかしこれは有形文化財にはなっていない。
このモロを支える柱は、昔ながらの太い大木を2本だ。 少しひねった木のほうが丈夫だと昔から聞くが、本当なのかもしれない。
瀬戸川の記念橋近くにある『瀬戸蔵ミュージアム』内のモロのモデルである
これは板差し
モロ板に製品をのせ、
モロの軒下で製品を自然乾燥させる。
モロの入り口
昔の井戸の名残りがある。
これがモロの中。
動力の全貌
正面に見える大きなプーリーとベルトは、ひとつの動力モータで、スタンパー、攪拌(かくはん)機、ろくろ等を一度に動かす装置である。当時、昭和初期~中 期には、これを『動力』と呼んだ。
現在は動作していない。
その上に走っているのが、「大木」である。
この床に見える木の板の下には、動力で回る軸(シャフト)が、埋まって いて、右の瓶の下に見えるろくろを動かしていた。
この板をめくるとまだその軸は残っている。
そ してこちらはろくろ。
左端と右端に見えるのが現代いや現在使用している電動ろくろ。
中央に見えるのが、昭和初中期に活躍した、現在使用していない動力ろくろ。
モ ロの中の板差し
素焼き、又は素焼き前の製品・作品が並ぶ。
明治からの建物の中には、時々古いお宝が出てくる?
・・・・ことを期待しているが、いつ見ても相変わらず素焼きの製品だ。
ス タンパー
たぶん、この窯元を訪れた人の中で、このスタンパーを見学された人は少ないだろう。
これは、モロの中にある『動力』で動いていたスタンパー。これで粘土を砕いていた。