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一里塚本業窯は、愛知県瀬戸市にあり、市の指定文化財に なっている登り窯がある。
この窯はすでに使用されていないが、かなり見ごたえがある。
そして、
ここでは瀬戸の伝統的な陶器(本業焼き)を製造・販売している。
昔ながらの素朴なうつわが作られているのでそれを紹介したい。
きっと、一里塚本業窯の製品は、
あなたの食卓を楽しく演出してくれるだろう。
本業とは、中国から九州を経て伝わった、磁器
(陶石を主原料として1,300℃を超える高温で焼成されたガラス状の器)に対し、
以前から作られていた陶器
(瀬戸で産出される木節粘土や蛙目粘土を主原料として1,200℃前後で焼成される不透明な器)を
本業という言い方で区別したのが始まりである。
「せともの」とは、この磁器・陶器共に多くを生産し全国に販売し、
海外へも大量に輸出してきた「瀬戸」の「もの(器)」が
一般名詞になったものである。
そして,ここ一里塚本業窯は、
本家瀬戸(洞)本業窯の分家として営まれており、
本業である陶器製造を代々受け継ぐ瀬戸本来の焼き物を
今に伝える数少ない製陶所と私は思うのである。