- Who
飯島佑介・中原一真
- What
WSを行ってのデータ収集
- When
2017/4/24 ~ 5/15 毎週月曜日 (計4回)
- Where
静岡サレジオ中高一貫教育学校・高等学校
〒424-0888 静岡県静岡市清水区中之郷3丁目2 静岡県静岡市清水区中之郷3丁目2−1
- How
静岡ゲームEXPO2017に、サレジオ高校の教師、山田邦彦先生がいらっしゃり、意気投合したところからこの話が始まりました。彼は生徒たちに、他の先生たちがやらないようなもっと面白い授業・体験をさせてあげたいとおっしゃっていたので、それなら僕たちのゲームラボとコラボレーションという形にして、なにかやりましょう!という話にもっていきました。
つまり、いかにお互いにとって”win-win”な関係を作り出せるか、が鍵だと思う。
- Why
僕たちは、EXPOで十分なデータが集められず、四年になった時点でまだデータ収集をする必要がありました。そして、上記のように、山田先生との出会いがあり、山田先生の総合学習の時間を頂き、僕たちの活動に使わせていただけることになりました。
- Reflective Comment / Message to other students
飯島佑介
ぼくがディハーンゼミの後輩達に伝えたいことは、人生のどんな経験もどこかでいきるし、チャンスはどこにでも転がっているということだ。
僕は留学から帰ってきて3か月後にEXPOがあった。みんなほどゲームの準備をしっかりできなかったし、正直EXPOでデータがとれるかも不安だった。そんななかでむかえた当日は予想通りで、ほとんどデータは取れなかった。しかし、小学生にもわかるようにゲームの説明をするのは難しく、非常に練習になったし、ゼミメンバーにやってもらうことでフィードバックをもらい、ゲーム自体をブラッシュアップすることができた。そして、”ろんぱっぱ”を中高生相手にどこで行おうかと考えていたところ、山田先生との素敵な出会いがあった。
EXPOのイベントの一つ、東京大学の藤本先生のWSでたまたま同じグループになった山田先生と僕は、自分の研究分野や興味関心について話し合った。そこで、”このWSやゲームコミュニケーションみたいな、面白いことをやらせてあげたいんだよね”という一言に飛びつき、それなら任せてください!とお願いした。まずは僕一人で、留学のプレゼン20分と、「自分の志を形にしよう」というWSを行った。このWSは伊勢谷友介さんがてがける「松下村塾リバースプロジェクト」(これ本当におすすめ!)で学んできたものだ。このWS後に、山田先生に「データ収集を目的としたサレジオの生徒たちとの共同研究」を提案したところ、快く承諾してくれた。でも今思えば、本当にラッキーが重なったと思う。
なにか自分の想いを形にしたいのだったら、それが実現できそうな可能性を追求することで必ずなにか活路が開ける。そして、僕たちが「学生」であるというのはとても強い。この特権は使わないのはもったいない。新しいプロジェクトを行うのは大変だが、その分達成感も大きかった。If you need any help, please let me know!!
中原一真
僕はEXPOの際、現在取り組んでいる卒論のテーマとは全く、本当に全く違うことをワークショップとして行った。EXPOに向けて、それなりに時間と労力を使って準備をしていた。でも、EXPOでは十分なデータを取ることができず、もう一度データ収集をする必要があった。しかし、問題は教育実習が目前に迫っていたことで、しかも、実習後は教員採用試験まで三週間ほどしかなかった。つまり、実習前にデータを集めなければならなかった。そこで、僕には二つの選択肢があった。EXPOでやったことを、改めて推敲もう一度やる。もしくは、他に興味があることについて新たにワークショップをやる。そして僕は後者を選んだ。土壇場での変更であったために、佑介と山田先生の助けなくしては、今回のデータ収集は成り立たなかったので、感謝している。
そこで、僕が後輩のみなさんに伝えたいことは、卒論のテーマは、自分が本当に興味のあることについてやるのが一番だということです。確かに、EXPO後にテーマを変更することにはそれなりのリスクがあることは否めない。でも、自分が本当にやりたい内容で、やり通す覚悟があれば、できないこともないし、あとあと後悔しないと思う。だから、時には大胆にテーマを変更することも大事だと思う。そして、そのためには、今回の佑介のように自分で自分の活動をやらせてもらえるような場所を探すことも大事。
みなさんには是非、後悔のないゼミ生活を送って欲しいと思う。