・効率的フロンティア(efficient frontier)
・ハリー・マーコヴィッツが提唱したこのモデルは、平均分散アプローチ(mean-variance)と呼ぶ。
・このモデルでは、投資家が効率的フロンティア上のどの点(ポートフォリオ)に投資するかは、投資家の効用関数によって決まるので、一意的()に決まるわけではない。
・資本市場線(capital market line)
・平均分散アプローチでは投資家の効用関数によって株式の組み合わせが異なりましたが、ここに無リスク利子率による貸借を導入することによって、株式ポートフォリオの選択は投資家の効用関数に依存しないことにある。これを、分離定理(separation theorem)と呼ぶ。
・CAPM(Capital Asset Pricing Model:資本資産評価モデル、キャップエムと読むこともある)
E(Ri)=Rf+βi(E(Rm)-Rf)
ただし、E(Ri)はi証券の期待リターン、Rfは無リスク利子率、βiはi証券のベータ、E(Rm)は市場ポートフォリオの期待リターン
・証券市場線(security market line)
・(E(Rm)-Rf)は、(株式市場の)リスクプレミアムと呼ばれることがある。
・シングル・ファクターモデルの1種類であるマーケット・モデル
① シャープ・レシオ
・シャープ・レシオ=(Rp-Rf)/(Rp)
② 情報比(information ratio)
・情報比=アクティブ・リターン/トラッキング・エラー
③ その他の指標
・ジェンセンのα =Rp-(Rf-βp(Rm-Rf))
・トレイナーの測度=(Rp-Rf)/βp
・これらの指標は学説史的には重要だが、ベータの計測が困難なこともあって実務で使用されるケースは限定的。