・ FCFE割引モデルは、配当割引モデルや残余利益モデルと似ている。
・ 一定の条件を満たせば、「FCFE割引モデル」、「配当割引モデル」、「残余利益モデル」の3モデルで計算された理論株価は一致する。
・ FCFE(Free Cash Flow to Equity)とは、株主に帰属するキャッシュフローを意味する。
FCFE=純利益+減価償却費-設備投資額+正味運転資本増加額+負債増加額
すなわち、設備投資をまかなった後で、株主に残るキャッシュフローである。
P=FCFE/k (ゼロ成長モデル)
P0=FCFE1/(k-g) (定率成長モデル)
( k:要求収益率、g:FCFE成長率 (e.g. 配当の増加率、サステイナブル成長率) )
・ 配当割引モデルの「D」が「FCFE」に代わっただけ。
・ 一言で言うと、株主に残るキャッシュであるFCFEは全額配当することができるので、配当割引モデルの公式を準用できると覚える。
Keyword: FCFE(Free Cash Flow for Equity)