著者 ウィンストン・S. チャーチル
3.7 5つ星のうち 5 カスタマーレビュー
ダウンロード 第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)無料 ePubウィンストン・S. チャーチル - 内容紹介 勝利を疑わず不屈の意志で戦い抜く信念を国民に与え続けた指導者チャーチル。本巻では、枢軸国の猛攻の前に苦戦を強いられた連合国側に対して、カサブランカ会議やカイロ会議などで反抗の準備を主導する。 ノーベル文学賞受賞 内容(「BOOK」データベースより) ソ連の参戦は連合国側には歓迎すべきことだったが、強力なドイツ軍を相手に、その抵抗力は充分とは言えなかった。一九四一年十二月、日本の真珠湾奇襲攻撃によってついにアメリカが参戦に踏み切り、戦線は欧州から一挙にアジア太平洋地域へと拡大した。枢軸側の猛攻の前に連合国側は苦戦を強いられたが、カサブランカ会議やカイロ会談など反抗の準備が始まる。 商品の説明をすべて表示する
以下は、第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 前大戦を当事者が語ったという意味では、英宰相チャーチルと米軍人ウェデマイヤーの回想録が双璧である。米英が戦略上で最も対立したのは欧州における第二戦線をどこにするのかということだった。英国はバルカン半島に上陸し、東欧に進撃する案を主張したが、米国はフランスに上陸し、一挙にドイツを叩くという方針で両者は激突した。そしてスターリンは一貫して米側の支持者だった。米側は英国のバルカン上陸案を「弱腰」だと非難したが、結局チャーチルの深慮を見損なうことになった。チャーチルは、バルカン-東欧ルートを通し、東部戦線での戦果のソ連の独占による東欧の共産化を阻止しようとしたのであるが、ルーズベルトはじめ米側は戦後になって、はじめてチャーチルの戦略的思考の正しさを知ることになった。ほくそえんだのはクレムリンである。立場の違う英政治家と米軍人双方の回想録を読み合わせることによって、前大戦の全貌に対する複眼的な見方ができると思われる。 本巻ではいよいよ真珠湾攻撃によって日本が参戦し、イギリスと日本が戦火を交えることになる。勿論、真珠湾以前も両国は権益をめぐって対立していたわけだが、これまでの巻では日本に関する記述はごくわずかであり(とは言え、日本を深刻な脅威だと認識していた)、本巻でさえもヨーロッパ戦線を中心に記述している。第二次世界大戦といっても、チャーチルはメインはあくまでもヨーロッパだと認識していたことが分かる。 もっとも、イギリスはアジア戦線では日本に完敗しており、あまり書きたくなかったという心理も働いていたのではないか、と私は勘ぐっている。当時のイギリスの最強の戦艦であるプリンス・オブ・ウェールズが日本軍によって撃沈された報を受け、チャーチルは「すべての戦争を通じて、私はこれ以上直接的な衝撃を受けたことはなかった。」とまで述べている。 なお、真珠湾攻撃の報を受けた際、最終的な戦勝を確信して狂喜したとチャーチルは書いている。真珠湾攻撃によってアメリカが参戦したからである。これがどこまで真意で、どこまで後知恵で書かれたものなのか、興味深い。 Tags:第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)PDFダウンロード第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)PDF第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)のePub第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)ダウンロード第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)オーディオブック第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)ダウンロードブック第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)発売日第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)試し読み第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)ネタバレ第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)amazon第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)download第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)kindle