essay-20160311, 過去に使用していた実験室

3月10日に大阪府立大学にて

ナノ科学・材料人材育成拠点 第32回N2RC拠点セミナー

鉄系高温超伝導体材料の発見経緯と現状 と題する講演を行いました.

ポスターには"成功の秘訣"と書いていただいたのですが

成功も失敗も主観によるので判然とした答を示すのは難しい.

当日は, 自分が恵まれていたと今は思いだす当時の状況について述べました.

要約すると, "プレッシャーはあっても, 研究テーマを自由に選ぶことが出来た"です.

下の図は, 2008年にデザインした合成用研究室のイラストです.

この部屋は, 東京工業大学応用セラミックス研究所セキュアマテリアルセンター

阿藤研究室内に立ち上げて, 幾つかの成果を出した場所です.

慶應義塾に着任してからも度々お世話になっていたのですが,

その応用セラミックス研究所も改組となり, 私の研究環境は大きく変わります.

当時一緒に実験を行なった学生さんや, 共同研究者の方々は

今は別の業界や研究分野に移られて活動されています.

研究テーマについて考えなおす時期が来ました.

2016年3月11日 神原 陽一

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