Essay 20160102 (kamihara) in Japanese
私は学校にお世話になり続けているので, 若者の風習に接する機会は多いです.
その結果「若い人の常識は良くわからない」が私の口癖となりました.
私(初老)の若い頃と現在の若者の常識で何が変化しているのか
ちょいと気になったので, 90年台の風習を扱った作品を購入し, 当時に思いを馳せてみました.
この作品には, 90年代前半に高校生活を過ごした少年を主人公として,
銚子付近を舞台とした高校生, 大学生, 保母, 教員, デザイナー, ホテル経営者などが登場します.
この作品自体はフィクションですが, 随所に当時の若者の生活が自然に描かれています.
○ ヘルメット付けずにバイクに乗る描写多数 (事故描写も多数)
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_tyosa-jikokoutsu
確かに, 1995年に比べて, 2010年台の死亡者数は半分以下に減っています.
若者の数も減ってるので, 年齢別の統計が知りたいところです.
○ 携帯電話の描写は皆無
今や絶滅寸前のPHSすらもサービス開始は1995年でした.
連絡手段は手紙が主流でしたし, 待ち合わせ場所に遅れると, そこでイベントは終了でした.
○ 飲酒の描写多数
主人公たちは二日酔いで通学したり宴会場を借りきったり公園で飲んでいたり.
今の若者の基準からすると, 現在の初老世代の若いころは
とんだ野蛮な生活をしていたようです.
神原 陽一
2015.1.02