★★★ 前月までの「学校日誌」は、左上サイドバー「過去の学校日誌」からご覧いただけます。 ★★★
「ただいまーーーっ!!!」 10月31日(金) 6年修学旅行
前橋インターを降りると見慣れた風景が、車窓を流れていきます。17号のバス停で、子供たちは2日間お世話になった添乗員さんとドライバーさんにお礼を言ってバスを降ります。保護者が待つ体育館で、修学旅行のしめくくり「帰校式」を行いました。
40年以上たっても小学校時代の鎌倉修学旅行の思い出は、私もしっかりと覚えています。今年の6年生にとっても今回の修学旅行が、小学校時代の大切な思い出の1つになったと思います。
6年担任は、夏休みに下見を行い、その後も旅行業者やカメラマンと打ち合わせを行い準備をしてきました。無事に修学旅行を終えられ担任もホットしています。
6年生の保護者様におかれましては、準備等ご協力いただきありがとうございました。是非子供たちの2日間の物語に耳を傾けていただけると幸いです。
「シータ君 さよーならー!!」 10月31日(金) 6年修学旅行
楽しかった修学旅行の活動もこれですべて終了。
これからバスに乗り込んで敷島小を目指します。楽しい時間は、いつでもあっという間に流れていきます。
「八景島シーパラダイスで、2日目の班活動始まる!!」 10月31日(金) 6年修学旅行
到着後、まずは広場で記念撮影。その後、普段はなかなか見ることができない水族館のバックヤードツアーを楽しみました。係の人の説明を聞いて、生物の生態や飼育上の苦労を知り、水族館にいる生物たちへの見方が変わりました。
ただいま、海の動物たちのショーを楽しんでいます
「おいしい朝食 いただきまーす!!」 10月31日(金) 6年修学旅行
昨晩と同じ会場で7:20からみんなで朝食を食べました。好きなおかずを好きな量だけ取り分けてみんな大満足です。
昨晩は、みんなしっかり睡眠がとれたようで、朝から元気です。
「おいしそう!! それどこにあった?」 10月30日(木) 6年修学旅行
修学旅行の楽しみの一つ、ビュッフェスタイルのディナーが始まりました。子供たちは、食事会場にはいると、食べ放題の料理に少々興奮気味です。
学校で行く旅行の醍醐味は、やっぱり食事です。「おいしそう!それ、どこにあった?」「このローストビーフ、やわらかーい!」「プリン持ってきすぎだよ」「食べ過ぎたー!」「先生!3段も寿司食べるの!」など自然と会話がはずみます。
昼間、鎌倉の街をたくさん歩いて疲れたので、子供も先生も机の上には、沢山の料理の皿が並んでいます。
「新横浜プリンスホテル到着」 10月30日(木) 6年修学旅行
高徳院から新横浜プリンスホテルまでは、少し道路が混んでいため5:45頃に到着。ホテルマンに案内されて広いロビーに移動し説明を聞きした。この後、部屋に移動し荷物を整理します。
「鎌倉大仏様と一緒に はい!チーズ」 10月30日(木) 6年修学旅行
はじめて訪れた場所を今までの調べ学習で得た知識と班の協力で、すべての班が無事ゴールしました。きっと小さなトラブルはどの班にもあったと思います。ホテルについたらそれぞれの班のストーリーを深堀してみたいと思います。
鎌倉大仏様と一緒に定番の記念撮影。一生の宝物となる集合写真です。
「お弁当タイム」 10月30日(木) 6年修学旅行
鎌倉オリエンテーリングも前半戦が終わり、婦人子供会館でお弁当タイムです。先生方は少々疲れが出てきましたが、子供たちは、みんな元気一杯です。
「円覚寺に到着 オリエンテーリング開始!!」 10月30日(木) 6年修学旅行
予定より30分遅れとなりましたが円覚寺で鎌倉オリエンテーリングの出発式を行い、班毎に立てた計画に従って、大仏が待つ高徳院を目指してスタートしました。
班長は、iPadを使って自分たちの居場所と時間を先生たちに知らせます。先生たちは、見学地にちらばり、スマホで子供の位置を確認しながら到着を待ちます。このシステムは、教頭先生がつくってくれました。トラブルが起きた時には、Meetで本部に連絡することになっています。
「道の駅 湘南ちがさき」に変更!! 10月30日(木) 6年修学旅行
厚木PAが事故で閉鎖されていたので急遽ルートを変更して、2回目のトイレ休憩は「道の駅 湘南ちがさき」に寄りました。サザンのBGMを聴きながらトイレを済ませて、いざ鎌倉へ!!
「高坂SA到着!!」 10月30日(木) 6年修学旅行
関越自動車道は、混雑もなく順調に流れています。子供たちは、早起きだったのでバスの中では、近くの人とお話しをして過ごし高坂SAでトイレ休憩をしました。
「いってきまーす!!」 10月30日(木) 6年修学旅行
いよいよ、修学旅行当日の朝がやってきました。出発式では、実行委員長から「スローガンを忘れずに楽しんで行ってきましょう」と話がありました。わたしからは、「時間を守る、友達を思いやる、感謝を伝える」この3つのポイントを忘れずに最高の修学旅行にしましょう」と話をしました。
出発式に臨む子供たちの表情からは、ワクワクが伝わってきます。
「考えて行動 学んで納得 クラスで団結 僕たちらしい修学旅行」をスローガンに49人の子供たちの物語が始まります。
「♫小さなげんこつ 握りしめ」 10月29日(水) 児童生徒音楽会
3・4年生の児童が美しいハーモニーを披露する「前橋市児童生徒音楽会」の本番の日を迎えました。敷島小の出番はプログラム3番です。出番が早いため、子供たちは会場に着くと客席に荷物を置き、すぐにリハーサル室へ向かいます。
リハーサル室に向かう途中、ホワイエでは舞台で良い声を出すために、簡単なストレッチと呼吸の練習が始まります。リハーサル室に着くと、発声練習を終え、すぐに本番で歌う曲の練習に入りました。歌い出しの部分を繰り返し練習したり、高音の出し方を確認したりしていると、係員から舞台袖への移動の指示がありました。ここで私は子供たちと別れ、ホール内の写真撮影席で出番を待つことにしました。
敷島小の一つ前の月田小の合唱が終わると、舞台の照明がすっと暗くなり、敷島小の子供たちが袖から静かに入場してきました。合唱の準備が整い、引率の先生方が舞台からはけると、照明が明るくなり、司会者が敷島小の紹介アナウンスが流れます。子供たち同様に、子供たちの成長を見守ってきた私たちにも、自然と緊張が走ります。
音楽の先生の指揮に合わせてピアノ伴奏が始まると、会場全体が静まり返り、みんなが耳を澄ませます。指揮者のタクトに合わせて子供たちが一斉にブレスをし、何度も聴いた「君をのせて」の「♬あの地平線」の歌声が耳に届きました。この瞬間、「よし、いける」と心の中で思いました。
続いて伴奏者が交代し、合唱「ゆうき」の演奏が始まりました。子供たちが歌う「ゆうき」を聴きながら、「♬小さな げんこつを 握りしめ 小さな 足で 宙をけり 力いっぱい 声をあげ 勇気と 一緒に 大きく育つ♬」という歌詞と、舞台で一生懸命に歌う子供たちの姿が重なり、目頭が熱くなりました。担任の先生が練習のときに伝えた「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉の通り、本番でもいつも通りの美しい声が響いていました。
「孤独な挑戦」 10月28日(火) 群馬県小学校陸上教室記録会
敷島小学校の6年生の男子児童が一人、市の陸上大会で上位に入賞したため、群馬県小学校陸上教室記録会に出場しました。
敷島小から県大会に参加できたのはこの一人だけでしたが、大会までの放課後練習には、これまで共に頑張ってきた仲間たちが応援の気持ちを込めて付き合ってくれました。
午前10時、いよいよ男子走り高跳びの練習が始まりました。6年生の児童は東ピットで軽く跳ねたり、ストレッチをしたりしながら順番を待ちます。係の先生から名前を呼ばれると、手を挙げて応え、呼吸を整えました。軽く跳ねてから助走を開始し、バーを見事に跳び越えます。
引率の体育主任とその様子を見守りながら、「陸上競技は、自分のベストを目指して一人で挑む孤独な挑戦 だ」と感じました。
結果として、惜しくも自己ベストの更新はなりませんでしたが、市の大会と同じ記録を「本番」の群馬県小学校陸上教室記録会で残すことができました。各郡市から代表選手が集まるレベルの高い記録会で、一人で出場し、自分の力を十分に発揮できたことは立派な成果です。お疲れさまでした。
きっと、今日のこの経験は、中学校や高校の部活動の大会、そして入学試験など、これから訪れるさまざまな「本番」の場面で、貴重な経験として生かされることでしょう。
あきらめない心が走る! けやきマラソン開幕 10月27日(月) 休み時間
毎年この時期に実施している「けやきマラソン(持久走練習)」が、今日から始まりました。本校の目指す児童像である「心も体も健康な子」「根気づよく頑張りのきく子」「強い意志でやり遂げる子」を育成するために、教育課程に位置付け、全校体制で行っている体育行事の一つです。
体育の学習指導要領の解説には、「高学年は、無理のない速さで5~6分程度持久走をする」「中学年は、無理のない速さでかけ足を3~4分程度続けること」「低学年は、無理のない速さでかけ足を2~3分程度続けること」と記されています。これに合わせて、けやきマラソンカードを活用しながら、子供たちは自分の目標を立てて練習に取り組んでいます。
走っている子供たちにカメラを向け「何周?」と尋ねると、「今、10周目!」「俺、12周!」と元気な声が返ってきます。中には、指で「7」を示して合図しながら駆け抜けていく子もいます。休み時間も後半になると、笑顔は消え、表情をゆがめながらも懸命に走る子、額の汗を手のひらでぬぐいながら頑張る子などが目立ち始めます。
そんな子供たちの姿を見ていると、けやきマラソンは、まさに本校が目指す「根気づよく頑張りのきく子」「強い意志でやり遂げる子」を育てるのにぴったりの行事です。
柔らかな朝日とともに響いた歌声 ~前橋市児童生徒音楽会へ向けて~ 10月24日(金) 音楽集会
今日の音楽集会は、柔らかな朝日が差し込む体育館で行われました。10月29日に予定されている小中音楽会のリハーサルを兼ねて、3・4年生の児童が、全校児童と3・4年生の保護者を前に美しい合唱を披露しました。
観客の多さと着慣れない衣装も相まって、子供たちの表情には緊張の色が見え隠れしていました。音楽主任の指揮に合わせて『君をのせて』のピアノ伴奏が始まると、子供たちは大きく息を吸い込み、合唱をスタートさせました。最初はやや硬さも見られましたが、次第にいつも通りの伸びやかな声が体育館に響き渡りました。曲が進むにつれて表情も和らぎ、2曲目の『ゆうき』では、体全体でリズムを取りながら、表情豊かに歌う姿が見られました。2曲の演奏が終わり、指揮者が向きを変えて礼をすると、会場からは大きな拍手が送られました。
敷島小では、昨年度までは4年生が単独で小中音楽会に参加していましたが、今後しばらくは児童数の減少が見込まれることを鑑み、令和7年度からは3・4年生が合同で参加することとなりました。
3・4年生は、この日のために約2か月をかけて2曲の合唱を練習してきました。2人のピアノ伴奏者はオーディション形式で決定しましたが、当時の演奏と比べると、どちらも格段に腕を上げていることが分かります。合唱の方も、聞くたびに上達しているのが伝わってきました。
今日の全校児童と保護者への発表も、昨日の練習の時よりさらに磨きがかかっていました。いよいよ29日が本番です。4年担任が子供たちにかけた「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉の通り、本番では肩の力を抜き、これまでの努力の成果を思いきり発揮してほしいと思っています。
「自ら考え、自ら動き出す児童」を目指して 10月23日(木) 授業実践6
校内研修のテーマ「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」を目指した授業を公開し合い、その効果を検討する授業実践が続いています。
1年2組では、算数「繰り上がりのある足し算」の授業公開が行われました。
導入では、前日に行った一桁の数字が書かれたカードを2枚引き、合計が「10」になったらそのカードをもらえるというゲームから始めました。この活動を通して、繰り上がりのある足し算で必要となる考え方の復習を行いました。子供たちは、これまでの学習で身に付けた知識を生かしながら、楽しそうにカードゲームに取り組んでいました。ゲームが終わると、今日の学習である「繰り上がりのある足し算」が始まりました。今日のめあては、「自分のやり方でノートに解き方を書いてみよう」です。
1年2組では、「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」をねらいとして、主に次のような手立てが取られていました。
① 既習内容の復習を兼ねたゲームを導入で行うことで、本時の学習で必要な知識を全員が確認してから授業を始めることができた。
② パペット(チンアナゴ)を登場させ、友達やパペットに繰り上がりのある足し算の仕方を分かりやすく説明してあげることを目標にすることで、子供たちの意欲を高めた。
③ 自分のやり方(解き方)を書いたノートを担任が一人ひとり確認し、助言や賞賛の言葉をかけることで、子供たちが集中して学習に取り組めるよう支援していた。
授業の終末では、知識と技能の定着を図るために練習問題に取り組ませました。解く問題や問題数を自分で選べるようにするなど、自己決定の場面を増やす工夫も見られました。
「自ら考え、自ら動き出す児童」を目指して 10月22日(水) 授業実践5
校内研修のテーマ「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」を目指した授業を公開し合い、その効果を検討する授業実践が続いています。
2年1組では、国語科「お手紙」の授業公開が行われました。
5分間の漢字練習を終えると、単元「お手紙」の学習に入りました。今日の授業は、単元の目標である「自分と比べて読み、登場人物に手紙を書こう」に近づく、単元のまとめの学習です。これまで子供たちは、登場人物のセリフや行動の言葉に着目して読み解いてきました。今日の授業のねらいは、「人物と自分を比べて考えよう」でした。
2年1組では、目指す児童像の実現に向けて、主に次のような工夫が行われていました。
① 教科書に出てくる会話文が、どちらの登場人物の発言か分かりやすいように、シールを貼らせて区別できるようにした。
② 自分と比べて考えるために、3つのスモールステップを設定し、一つずつ段階的に取り組ませた。(ステップ1:したこと、言ったことを書き出す。/ステップ2:したこと・言ったことから「〇〇な人」とラベリングする。/ステップ3:自分だったらどうするか、なんて言うか、どう思うかをプリントに書く。)
このようにスモールステップを設けたことで、全員が最後のステップ「自分だったら〇〇する」をプリントに書くことができていました。次の時間は、今日書いたプリントをもとに、自分と比べながら登場人物に手紙を書いていきます。
6年2組では、音楽科「リコーダーによる合奏」の授業公開が行われました。
挨拶を終えると、いつもの授業のように、黒板に示された学習過程に沿って授業が進行していきました。初めはウォーミングアップとして発声練習を行い、続いて音楽集会で披露する合唱「君をのせて」の練習をしました。ここで先生から子供たちに、「伴奏は先生のピアノ伴奏、ソプラノパート入り音源、アルトパート入り音源のどれに合わせて練習するか」と選択肢が与えられました。 一番多くの子が選んだのは、ソプラノやアルトのパートのアシストがない先生のピアノ伴奏での練習でした。とてもきれいな歌声で歌えており、本番の音楽集会では、お兄さん・お姉さんとしての姿を発揮できそうです。今日の授業では、「カノン」をソプラノリコーダーで合奏し、音を重ねる楽しさを味わう活動が行われました。
6年1組の音楽の授業では、「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」をねらいとして、主に次のような手立てが取られていました。
① 学習の進め方やグループ練習の方法など、子供たちが自分で選択する場面が多く設定されていた。
② 教師の意図的な班編成により、子供たちだけで練習を進められるよう工夫されていた。
③ メタ認知力を高めるために、振り返りカードに書き方例(成長したこと、頑張ったこと、これから生かしたいことなど)を示し、さらに学習意欲が持続するよう、教師が丁寧にコメントを記入していた。
音楽科では、演奏技術を高めることと共に、思いや意図をもたせ音楽を形作っている要素と関連付けながら表現できるようにすることが求められます。今日の授業では、全体を通して子供たちに思いや意図をもたせる工夫が随所に見られました。
「自ら考え、自ら動き出す児童」を目指して 10月21日(火) 授業実践4
校内研修のテーマ「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」を目指した授業を公開し合い、その効果を検討する授業実践が続いています。
5年1組では、国語科「よりよい学校生活のために」の授業公開が行われました。
授業の導入では、「赤ねこ漢字スキル」を使って新出漢字の練習が始まりました。先生も子供たちも慣れた流れの中で、テンポよく「指書き」→「空書き」→「なぞり書き」→「三つ書き」と進めていきます。漢字練習を終えると、単元「よりよい学校生活のために」の学習に入りました。前の時間に決めた、学校生活で解決したい議題「廊下を走る人をなくすにはどうしたらよいか」について、四つのグループに分かれ、二色の付箋紙を用いて話し合いを行いました。
今日の授業では、「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」をねらいとして、主に次のような手立てが取られていました。
① 前の時間までに、児童に学校生活の中で「解決したいこと」についてアンケートを取り、学校生活に対する児童の意識を調査。その中から子供たちにとっての共通の話題を議題として設定していました。(議題を身近で、かつ解決策が実現可能なものとすることで主体性を高めていました。)
② プリントに付箋紙を貼り、それを見ながら話し合いを行うことで、付箋紙を移動してグルーピングしたり、余白に書き込みをしたりして、集団思考を可視化していました。
③ オクリンクプラスを活用し、「これからできそうなこと」や「立場を明らかにして話し合った感想」を振り返りの場面で共有していました。
このほかにも、互いの発表を聞くときのルールが徹底されており、安心して意見を言い合える温かい雰囲気がありました。また、担任が机間指導の中でグループの話し合いに介入し、話し合いを深めたり広げたりしながら、児童の集中が途切れないよう工夫していました。
みんなで奏でた達成感 ~運動会の後のもう一つの感動物語~ 10月19日(土)
10月11日の前橋まつりで披露する予定だった5・6年生によるマーチングは、悪天候のため中止となったことから、敷島小では10月14日に臨時の職員会議を開き、運動会のプログラムを一部変更して、運動会後にマーチング発表会を行うことを決めました。
限られた期間の中で、運動会練習との兼ね合いをどうするか、運動会当日の下校時刻を変えずに発表を組み込むにはどうしたらよいか、5・6年生に前橋まつりと同様の達成感を味わわせるにはどうしたらよいか、1~4年生が発表を見て「あこがれ」や「目標」をもてるようにするにはどうしたらよいかなどを職員で検討し、調整した結果、運動会の後にマーチング発表会を組み込むこととなりました。
運動会終了後に行ったマーチング発表には、多くの保護者や地域の方々が残ってくださり、すべての演奏が終了すると、今年初めてマーチングに挑戦した5年生、そしてこの日で演奏を終える6年生に、1~4年生、保護者、地域の皆様から惜しみない拍手が送られました。私も写真を撮りながら、「こうして演奏を聴くのは何度目になるのだろう」と思い返していましたが、これまで聴いた中で一番の演奏でした。
この発表形式が決まってからの準備期間はわずか4日間でしたが、音楽主任と高学年の先生方が子供たちをサポートし、子供たちは練習や本番の演奏に集中して本当によく頑張り、過去最高の演奏となりました。すべての演奏が終了した後、司会を務めた音楽主任のマイクの声は、感動のあまり少し上ずっていました。
マーチングの指導においては高学年の担任も協力しますが、音楽的な指導の責任は音楽主任が一手に担うことになります。そのため、発表会当日の音楽主任の緊張感は相当なものだったと思います。本当にお疲れさまでした。
6年生は、この発表会をもってマーチングを卒業します。この先、自分が担当した楽器を再び手にする機会は少ないかもしれませんが、マーチングを通して気づいた「みんなで何かをやりとげたときの達成感や満足感は、一人でやりとげたときよりも数倍大きい」ということ、そして「練習を続ければ必ず上達し、できるようになる日が来る」ということを、マーチングの思い出とともに心の中にしまっておいてほしいと思います。
青空の下、全力の笑顔! 〜みんなで創り上げた運動会〜 10月19日(土)
青空の下、保護者や地域の方々をお迎えし、盛大に運動会を実施することができました。
8月の職員会議では、体育主任が昨年度の運動会の反省をもとに今年度の計画を提案し、全職員で内容や実施方法などを検討しました。それぞれの学年や担当の係ごとに、今日に向けて計画的に準備を進めてきました。
子供たちは、徒競走を全力で駆け抜け、遊競技を全力で楽しみました。高学年の児童は係の仕事に全力で取り組み、運動会の運営を助けました。1〜4年生は全力で応援し、会場を大いに盛り上げてくれました。
こうした子供たちの姿から、体育主任を中心に全職員が一丸となって目指した目標、「学んだことを生かし仲間と協力し、助け合いながら、自らの心や体をよりよく成長させていこうとする子を育てる」「子供たち主体の運営を通して、自分たちから進んで物事を創り上げていこうとする意識を育てる」「係の仕事を通して、人の役に立つことを進んで行える子を育てる」が、確実に達成されたと感じています。
競技中には、保護者や地域の皆様から子供たちに温かい声援をたくさんいただきました。そうした声援に励まされ、子供たちは全力で頑張り、仲間と協力しながら思いきり楽しむ姿を見せてくれました。その姿に、私自身も深い感動を覚えました。
PTA本部役員の皆様には校地内の警備を、広報委員の皆様には写真撮影を、校外委員の皆様には駐輪場の整備を担当していただきました。また、運動会終了後には、PTA本部役員、専門部・学年委員の皆様に加え、応援に駆けつけてくださった多くのお父さんやお母さん方にも片づけをお手伝いいただきました。
保護者の皆様の温かなご支援とご協力に支えられ、今年の運動会も無事に終了することができました。敷島小は小規模校ではありますが、皆様のたくさんの応援やご協力のおかげで「大きな成果」を上げることができた運動会となりました。心より感謝申し上げます。
準備完了!! 明日の主役は、全力の子供たちです!! 10月17日(金)運動会前日準備
明日の運動会の実施に向けて、5・6時間目に運動会前日の準備を行いました。
5・6年生が朝礼台前に集合し、6年1組の日直の児童が「これから運動会の準備を始めます」と大きな声で号令をかけると、全員が元気よく「ハイ!」と返事をし、体育主任の先生の指示で前日準備が始まりました。
敷島小で行う運動会には、10日の記事でも紹介しましたが、いくつかの目標があります。その目標の1つに「係の仕事を通して、人の役に立つことの心地よさや大切さに気付くことができるようにする」があります。写真からも分かるように、敷島小の子供たちは、こうした係の仕事を本当に頑張ります。こうした姿は、日頃から一生懸命に係活動に励む児童を見逃さず、教職員がその努力をしっかり評価し、フィードバックしてきた成果だと感じています。今日の前日準備の子供の様子もしっかりとフィードバックしたいと思います。
また、本日はPTA本部役員さん、各種専門部の委員さん、学年委員さんにテントの設営などでご協力をいただきました。本校の教員数は、全校児童数の減少に伴い現在13人と一昔前と比べるとだいぶ少なくなっており、運動会のような大きな行事の準備が大変になってきました。本日のようにPTAの皆さんにご支援いただけるのは本当にありがたいことです。平日の昼間にもかかわらずご協力くださり、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
また、用務技士さんたちも子供たちが、活躍する運動会の舞台づくりのため、校庭の雑草の処理や樹木の選定作業など、9月1日より計画的に準備をしてくれました。
これで、会場の準備もすべて整いました。いよいよ明日は、運動会本番です!!全力で取り組む子供たちの姿をぜひご覧ください。
「自ら考え、自ら動き出す児童」を目指して 10月16日(木) 授業実践3
今年の敷島小学校の校内研修のテーマは「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」です。
お互いに授業を公開し合い、それぞれの先生が考えた手立てを授業の中で実践し、その効果を検討する授業実践が続いています。
4年1組では、算数「がい数の表し方と使い方」の授業実践が行われました。 授業の導入では、社会科で学習した各都道府県の人口が書かれた47枚のカードを使い、人口を上位一桁の概数にしたときの「数の神経衰弱ゲーム」を行いました。概数の考え方については前の時間に学習していたため、児童はその知識を生かしてゲームを楽しみながら復習することができました。
神経衰弱が終わると、本時の問題解決に入っていきます。担任は、さりげなく「上毛かるた」の読み札「力あわせる二百万」と、現在の群馬県の人口(194万人)を示し、「間違っているのかな?」と子供たちに問いかけました。そこから、「上毛かるた」の読み札の「二百万」が概数であることに気付かせます。
その後、先生は子供たちとのやり取りから、本時のめあて「群馬県の概数の範囲を言葉で表そう」をつくりました。群馬県の人口の概数について考える前に、まず小さい数「120」を使って概数の範囲を言葉で表すという導入問題(ウォーミングアップ問題)に取り組ませてから、本題である「『力あわせる二百万』の範囲を言葉で表そう」に迫っていきました。
今日の授業では、「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」をねらいとして、主に次のような手立てが取られていました。
① 授業の導入で、前時に学習した概数の知識を適用しないと遊べない神経衰弱を取り入れたことで、全員を本時の学習のスタートラインに立たせた。
② 本時の問題解決に向けてスモールステップを設定し、少しずつレベルを上げることで、児童の意欲を持続させた。
③ 問題解決の場面でヒントを使うかどうかを自分で決めさせたり、「まとめ」の場面で文章の一部を自分の言葉で書かせたりするなど、自己決定を促す場面を多く設けた。
このほかにも、一人一人への丁寧な個別指導や、発問の工夫によって多くの児童が活躍できる場面が用意されるなど、児童の集中を切らさない工夫が随所に見られる授業でした。
「自ら考え、自ら動き出す児童」を目指して 10月15日(水) 授業実践2
今年の敷島小の校内研修のテーマは「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」です。お互いに授業を公開し合い、それぞれの先生が考えた手だてを授業の中で実践し、その効果を検討する授業実践が続いています。
学習室2組では、生活単元「秋の言葉を集めよう」で授業実践が行われました。授業の導入では、「秋さんから手紙が届きました」と、素敵なデザインの手紙を少しもったいぶるように取り出すことで、「何が書かれているのだろう?」と期待感を高め、子供たちを授業に集中させます。続いて、秋の食べ物や生き物、出来事などの名称を三つのヒントクイズで出題し、子供たちの意識を秋に向けていきます。
その後、3年生は担任が用意したプリント資料から「秋の言葉」を探し、食べ物や出来事などに分類してまとめました。6年生はインターネットを使って秋の言葉を調べ、同じように分類して整理していました。
今日の授業では、「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」をねらいとして、主に次のような手立てが取られていました。
① 授業の導入で、助走問題として誰にでも答えられるクイズに挑戦させる活動を設定
② 発達段階に応じた調べ活動を準備
③ 少人数であることを生かし、2人の児童の調べる活動と書く活動の時間をずらして設定し、担任が行き来しながら個別に支援する(複式学級で用いられる指導法「ずらし」と「わたり」)
小学校では、授業を参観し合うためには、自分のクラスを自習にしなければならないため、4つのグループに分かれてグループ内で授業を参観し合います。参観できなかった授業実践については、11月中旬に行われる中間発表で情報交換を行う予定です。
「私の大切な場所」~6年生が描く思い出の風景~ 10月14日(火) 6年1組 図画工作
6年1組の教室では、図工の授業が行われています。単元名は「私の大切な場所」です。この単元では、敷島小の風景の中から自分にとって大切な場所を選び、「自分にとって大切な場所はどこか」を考えさせることを通して、毎日の生活の中や身の回りにある大切な「もの」や「こと」に気付き、それに思いを寄せ、自分を見つめ直すことをねらいの一つとしています。
下書きが終わり、色付けを始めたところで、どの子も水彩画らしい淡い色使いで丁寧に色を塗り始めていました。「どうしてこの風景を選んだの?」と何人かの児童に尋ねると、「4年の担任の先生と一緒に遊んで、とても楽しかった思い出の場所だから」「毎朝、教室に入る前にこの長い廊下を目にしているから」「玄関に入る前に朝日に照らされてきれいな風景だから」など、さまざまな答えが返ってきました。
6年生になると、表現したいものの構図や構成の美しさを考えながら描けるようになる時期です。教科指導の先生からアドバイスをもらったり、教科書の参考作品を見たりしながら、子どもたちはそれぞれに構図や色使いを工夫して描いていました。
今回の図工の授業を通して、自分が選んだ「私の大切な風景」が、卒業後に小学校生活を振り返ったときの思い出の場所の一つになってくれたらうれしいです。
「本番まであと少し! 運動会に込めた願い」 10月10日(金)
来週に行われる運動会に向けての練習も、残りわずかになってきました。各学年ともに、体育の授業でも熱が入っています。
敷島小学校の運動会全体の目標は、「練習で学んだことを生かし、仲間と協力し助け合いながら、自らの心や体をより良く成長させていこうとする児童を育てる」です。下学年の目標は「高学年のリーダーシップを発揮する姿を見て、自分がその立場になったときに、上級生として頑張ろうという意識を育てる」としています。また、上学年の目標は「子供たち主体の運営を通して、自ら進んで物事を作り上げていこうとする意識を育てる」としています。
運動会は活動がダイナミックなだけに、行うこと自体が目的になりがちです。そこで、夏休み中の職員会議で、運動会の提案を通してこれらの目標を改めて確認しました。こうした目標に沿って、学年ごとに練習したり、高学年の児童が放送係や記録係などの役割を担って運営に参加したりしています。さらに高学年の児童は、学級活動の中で運動会スローガンを決めたり、休み時間には応援グッズを作ったりしています。
10月18日(土)に行われる予定の敷島小学校運動会は、今年で第111回目を迎えます。約1カ月近くかけて積み重ねてきた練習の成果を、ぜひ直接ご覧いただけたらと思います。
「自ら考え、自ら動き出す児童」を目指して 10月9日(木) 授業実践1
今年の敷島小の校内研修のテーマは「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」です。今日から、お互いに授業を公開し合い、それぞれの先生が考えた手だてを授業の中で実践し、その効果を検討する授業実践が始まりました。
1年1組では、算数「どちらがおおい?」の実践が行われました。めあては「どれだけ水が入るか、数で比べられるかな?」です。導入では、先生の巧みな話術で子供たちを算数の世界に引き込み、中盤以降では、目指す児童像の実現に向けて、主に次のような手だてが取られていました。
①「先生が植物の水やりをするときに困っていること(問題)を解決する方法を一緒に考えて」とお願いし、45分で解決する問題解決的な学習を展開
②既習事項を生かして、解決の見通しをもてるようにした内容
③調べたい内容を子供に選択させ、グループ活動を行う(自己選択の場の設定)
1年1組の算数では、子供たちが目をキラキラ輝かせながら具体物を操作しながら自分の言葉で説明しあっていました。
学習室1組では、国語「漢字を正しく使おう」の実践が行われました。めあては「かなで書くと同じ言葉でクイズをつくろう!」です。導入では、デジタル教科書を活用し、スモールステップで徐々に言葉の世界に引き込みました。中盤以降では、目指す児童像の実現に向けて、主に次のような手だてが取られていました。
①同音異義語の違いが自分たちの語彙ではうまく説明できないことに気付かせ、辞書の必要感を高めた導入
②クイズをつくり、友達に出題するというゲーム的要素のある活動
③活動中に困ったときに参照できる「お助け!ヒントカード」や「お手本プリント」の準備
学習室1組の国語では、興味をもちにくい言葉の学習にもかかわらず、最後まで熱心にクイズづくりに励んでいました。
5年2組では、体育「マット運動」の実践が行われました。めあては「できる技を増やそう!」です。導入では、テンポよく子供と担任が言葉のキャッチボールをしながら活動の見通しをもたせ、目指す児童像の実現に向けて、主に次のような手だてが取られていました。
①単元を通しての目標と、これまでの授業の成果をもとに、子供たちが本時のめあてを設定
②子供たちが具体的にイメージできるような技ごとの動画
③それぞれの技を効果的に練習できるような「場の工夫」
5年2組の体育では、苦手意識をもつ子が多いマット運動において、一人一人が目標と見通しをもって技の習得に挑戦する姿が印象的でした。
記録よりも大切なもの~心を成長させた小学校陸上記録会 10月8日(水)
前橋市小学校陸上記録会が、正田醤油スタジアム群馬で実施されました。
日々の練習では、6年生を中心に子供たちが主体的に、そして根気強く記録更新を目指して努力を重ねてきました。そうした姿を支えようと、教員も全員で子供たちを応援してきました。
本日の大会では、沢山の種目で自己ベストを出すことができました。中でも走高跳では5位に入賞し、県大会への出場を決めました。惜しくも自己ベストを逃した子供たちも、いつもと違う環境で、強い緊張感の中「失敗したらどうしよう」という弱い自分の心と向き合いながら、必死に頑張っていました。
この日の最後の種目、女子4×100mリレーでは、敷島小が出場した4組目のレースでアクシデントがあり、最終組のレース後に敷島小のみタイムの再測定が行われました。再測定のため4人だけが走る姿に、客席にいる市内の全小学生と保護者が声援を送り、選手たちはトラックを全力で駆け抜けました。走り終えた選手は、仲間からの「お疲れ様」の声がけに、清々しい笑顔とハイタッチを返していました。
スポーツの世界で活躍する選手のコメントは、若手選手であっても、自分を振り返り、試合を分析し、どんな結果も前向きに受け入れ、強い意志で抱負を語ります。こうした姿や言葉から、スポーツ選手は常に自分の弱い心と向き合い、考えを巡らせ、自分と戦っているからこそ、同年代のまだ大きな目標を持てていない人たちよりも、大人びたコメントができるのだろうと思います。
敷島小を代表して陸上記録会に参加したすべての選手たちは、きっと体力はもとより、目標をもち自分の心と向き合ってきた分、精神面を大きく成長させることができたと思います。
明日本番!敷島小の代表選手、自己ベストを目指して出発! 10月7日(火) 体育タイム
明日が陸上記録会の本番となる前日、今日の体育タイムで代表選手たちの壮行会が行われました。体育主任の先生が司会進行をして、出場する代表児童たちは、全校児童の前で「自己ベストを目指し頑張る」「全力を出し切りたい」など、堂々とした態度で意気込みを語ってくれました。
明日の本番、児童は、競技場に立った時、会場の広さと観客の多さに、きっとすごく緊張すると思います。また、初めて大会出場する選手は、ドキドキしたり、「練習通り、うまくできるかな」と心配になったりもすると思います。一生懸命にやりきった経験は、結果にかかわらず心を強くしてくれます。そして、緊張する場面を乗り越えたとき、自分に自信がもてるようになり、次も挑戦してみたくなるのだと思います。今回、敷島小学校を代表して大会に出場する選手たちには、明日は迷わず思いきってチャレンジしてほしいと思っています。
最後に、体育主任の先生から「学校代表になれるのは、5年生と6年生の選抜された選手です。来年は、4年生にもチャンスがあります。是非、代表選手を目指して頑張ってください」と話がありました。4年生の方に視線を向けると、選手を見つめる視線が、憧れから目標へと変わったように感じました。
みんなで走って、笑って、つながって! 10月6日(日) 敷島地区市民運動会
秋のさわやかな青空のもと、敷島地区市民運動会が敷島小学校の校庭で盛大に行われました。朝は少し雲が多く、天気が心配されましたが、開会と同時にみるみるうちに晴れ間が広がり、まさに運動会日和となりました。
地区ごとにテントを張り、町のオリジナルTシャツを着て、子どもからお年寄りまでが一緒になって競技を楽しみました。あちらこちらから笑い声や声援が聞こえ、校庭いっぱいに活気があふれていました。
今年も、前橋市立第三中学校の生徒14名がボランティアとして参加し、運営をお手伝いしてくれました。その中には、昨年3月に敷島小を卒業した中学1年生の姿もあり、部活動の話や定期テストが小学校より難しくて大変であることなど話してくれました。
また、この日は地区の運動会だったので、附属小学校や附属中学校の子どもたちも一緒に楽しんでいました。今は学校が違っても、同年代の子どもたちは将来、同じ敷島地区で暮らす仲間になります。附属小や附属中の子どもたちと一緒に活動し、交流を深めることは、とても大切なことだと思います。十数年後には、今日のような地域の行事をともに盛り上げる仲間として、協力し合い、地域をつくり、守っていける関係を築いてほしいと思っています。
「お兄さん・お姉さんに変身!2年生の頼もしい姿 」10月3日(金) 1年2年合同遠足
1年生と2年生が一緒に伊香保グリーン牧場に行ってきました。敷島小では、毎年1・2年生が合同で遠足に出かけます。グリーン牧場では、1年生と2年生が混ざった合同班で活動するのが特徴です。その様子を見ていると、今年の2年生も1年生に「一列に並んでついてきてね」「トレイは大丈夫?」「休憩する?」などと声を掛け、気を配りながら楽しそうに活動していました。
昨年は桐生が岡公園で班別活動を行いましたが、そのとき2年生に声を掛けてもらっていた1年生が、今年は立派にお兄さん・お姉さんぶりを発揮している姿に、1・2年生が一緒に遠足に行く意義を感じました。
この日のグリーン牧場は、太陽が出ていながらも暑すぎず、過ごしやすい天候でした。予定していた班別活動やシープドッグショー、昼食などを無事に行うことができました。お昼には、子供たちが大好きなおかずがたっぷり詰まった愛情いっぱいのお弁当を、班の仲間とニコニコしながら食べていました。私もたまたま近くにいた班に誘ってもらい一緒に食べましたが、子供たちの想像以上の食欲に驚かされました。
保護者の皆様には、大変お忙しい中、お弁当作りや持ち物の準備などにご協力いただき、本当にありがとうございました。子供たちにとって、良い経験と大切な思い出になったことと思います。ぜひご家庭でも、「何を見てきたのか」「どこが楽しかったのか」など、子供自身の言葉で振り返る場をつくっていただければ幸いです。
「来てるかな?」 10月1日(水) 授業参観
授業参観前の昼休み、各教室では、教室の中から廊下をのぞく子、教室の後ろをちらちらと気にしている子、窓の外を心配そうに眺めている子の姿がありました。みんな、お家の人の姿を探しているようです。高学年になると、お家の人に見に来てほしいような、照れくさいような気持ちも芽生え、私の場合は「見に来なくてもいいからな」と親に格好つけたことを思い出します。それでも授業が始まると「来てるかな」と気になり、さりげなく後ろをちら見していたものです。
5時間目のチャイムが鳴ると、子どもたちも先生も、いつもと少し違った緊張感の中で授業が始まりました。リースづくりや俳句づくり、マット運動など、落ち着いて学習に取り組む様子をご覧いただけたことと思います。私も各教室の様子を見るため、すべての教室を回らせていただきましたが、本日もたくさんの保護者の皆さまに参観していただきました。お忙しい中、お仕事や家事のご都合を調整して来校くださったものと存じます。大変お世話になりました。職員一同、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
「緊張から感動へ」10月1日(水) 5・6年マーチング発表
13:00 5・6年生が、衣装を整え自分の楽器をもって体育館に集まってきます。
13:00 5・6年生が衣装を整え、自分の楽器を持って体育館に集まってきます。
13:05 演奏開始は13:15ですが、すでに体育館には多くの保護者が集まってきていました。
13:10 大勢の保護者を前に、子どもたちの緊張感も高まり、指揮者の合図を静かに待っています。
13:15 「これからマーチング発表を始めます」という指揮者の挨拶を合図に、いよいよ演奏が始まります。
マーチングを指導してきた音楽主任の先生は、少し心配そうに子どもたちを見守っていましたが、演奏が始まるとすぐに安堵の表情に変わったように見えました。私も隣で1曲目の前奏を聞き、前日のリハーサルより数段うまくなっていることに気付きました。毎年、子どもたちが引き締まった表情で集中して演奏する姿に、全身がぞくぞくするほど感動します。
小学校のマーチング指導の難しさは、中学校の部活動のように全員が同じモチベーションをもって取り組む集団ではなく、音楽が苦手な子や音楽にあまり関心のない子も含め、担当した楽器の演奏技術を身につけ、暗譜をして、合奏を仕上げなければならない点にあります。そのため、毎年マーチング指導には本当に多くの時間を要します。
特に音楽主任の先生は、授業だけでなく休み時間にもパート練習や個人練習で子どもと共に数百時間を過ごしてきました。そのため、本番で子どもたちと一緒に演奏するわけではありませんが、心の中では子どもと同じ気持ちで演奏し、同じ緊張感を抱いて本番を迎えているのだと思います。 演奏が終わると、保護者や高学年の先生方の拍手に、子どもたちの表情が緩みました。次の発表は前橋祭りです。さらに一段上のレベルを目指し、達成感とともに演奏を終えられるよう、これからも指導していきたいと思います。