「米作りが始まったことで人々の暮らしや社会は・・・?」 歴史 6年2組 6月30日(月)
5時間目の6年2組では、社会科の授業が行われました。学習してきた単元「縄文の村から古墳の国へ」のまとめの時間です。この日のめあては「単元の始めに設定した単元の課題と正対する答えをまとめ、新しい時代へ進もう」でした。
子どもたちは、「米作りが始まったことで、人々の暮らしや社会はどのように変わったのか?」という大きな問い(単元の課題)に向かって単元の学習を進めてきました。
この単元では、最初に歴史的な出来事との出会いを通して興味を引き出し、子ども自身が疑問をもつことから学びが始まります。そして、その問いをもとに教師と一緒に「単元の課題」を設定し、授業を積み重ねながら理解を深めていきます。
今日のまとめの授業では、今までの学びを振り返りながら、課題に対する「自分なりの答え」を文章で表現します。かつては教師がまとめの文章を黒板に書き、それを理解し覚えるといったスタイルもありましたが、敷島小では、子どもたちが自分の言葉で考えることを大切にしています。
文章を書くことに苦手意識がある子のために「入れておきたいキーワード」を示したことで、ノートや教科書を見返しながらこれまでの学びを総動員して、一人ひとりが自分の言葉でしっかりと考えノートにまとめる姿が見られました。
今日の授業のように、先生が一方的に教え込むのではなく、子供にしっかりと考えさせ表現させることで、本校で目指す児童像「学んだことを生かせる子」が育ってきています。
子どもの未来を語る会 6月28日(土)
6月28日(土)10時より、第75回「社会を明るくする運動」三中地区「子どもの未来を語る会」が、第三コミュニティセンター・ホールで開催されました。
講演会では、前橋市教育委員会 教育支援課 課長の安藤尚様をお招きし、「身近になっている子どものトラブル ~より良い居場所づくりに向けて~」と題したご講演をいただき、その後、座談会も行いました。ご講演では、以下のようなお話がありました
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子どもを取り巻く状況は、東日本大震災以降急速に変化しており子供若者を巡る問題が多様化深刻化している。例えば18歳以下の自殺者や児童虐待の増加、近所づきあいやボランティアの減少。スマホ所持率やネット利用時間の増大。ネットトラブル件数や暴力行為の増大、不登校児童生徒数の増加などがあげられる。こうした子供を支援していくためには「1自己存在感の感受 2共感的な人間関係の育成 3自己決定の場の提供 4安全・安心な風土の醸成」などを、学校・家庭・地域で意識して取り組んでいくことが大切である。
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今年も本会に参加し新たな気づきがあり、大変有意義な時間となりました。前橋市教育委員会 教育支援課 課長様をはじめ、三中地区の関係自治会長様、健全育成会長様、民生児童委員連絡協議会長様、保護司会理事の皆様、更生保護女性会支部長様、また敷島小、岩神小、三中のPTA本部の皆様におかれましては、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
食育の授業を行いました 1年 6月27日(金)
北部調理場から栄養教諭の先生をお迎えして、1年生を対象に「バランスよく食べることの大切さ」について学ぶ食育の授業を行いました。
1年生にとって、「栄養」や「バランスの良い食事」といった言葉は少し難しく感じられるかもしれません。しかし、栄養教諭の先生が用意してくださったキツネのパペットを使った腹話術や、かわいらしい食材のイラストなどを通して、楽しく、わかりやすくお話してくださいました。子供たちの心をしっかりとつかみながら、食べ物への関心を引き出してくださいました。
子供たちは、「赤・黄・緑の食品グループ」は食材の色で分けられていると考えていたようですが、授業を通して「野菜は体の調子を整えるから緑グループ!」「お肉は体をつくるから赤グループ!」と、役割に応じた分類であることを理解していました。
今回の授業は、ただ知識を得るだけでなく、「食べることの大切さ」や「体は食べたものでできている」という基本的な考えを身につける、貴重な機会となりました。そして何より、自分の食事に興味をもつ第一歩にもなったと感じています。
ご家庭でも、ぜひ今回の食育の授業のことを話題にしながら、親子で食卓を囲んでみてください。食べものへの関心や、「好き嫌いをなくしたい!」という前向きな気持ちが、日々の食事を通して育まれていくことを願っています。
最後に、北部共同調理場の栄養教諭の先生に、子供たちの心に残る素晴らしい授業をしていただき、心より感謝申し上げます。
「歯が抜けたらどうするの?」 保健室 6月26日(木)
保健室前の廊下の壁には、「歯が抜けたらどうするの?」というタイトルの掲示物が並んでいます。掲示物は歯の形をしており、それぞれに国旗が描かれています。子供たちは体育の授業で保健室前を通る時や、保健室を訪れた帰りなどに、楽しそうにこの掲示物をめくっています。
日本では、新しく生えてくる歯がまっすぐ伸びるようにという願いを込めて、下の歯は屋根の上へ、上の歯は縁の下へ投げるという昔ながらの習慣があります。こうした「歯にまつわる習慣」は国によって異なるようで、カナダでは抜けた歯を枕の下に置いておくと、妖精がやって来るという話があるそうです。他にも、アメリカやブラジル、韓国やロシアなどの国々にはどのような習慣があるのか、掲示物をめくりながら知ることができる仕組みになっています。
保健室前の掲示物は、学校保健計画に基づいた月ごとの保健目標に合わせて、定期的に貼り替えられています。4月の目標は「自分の体を知ろう」、5月は「姿勢よくしよう」、そして6月は「歯を大切にしよう」です。
今回の「歯が抜けたらどうするの?」という掲示物は、6月の保健目標に合わせて養護教諭が制作したオリジナルです。昨年度のものは使わず、今年度の子供たちのために新しく考えて作ってくれた掲示で、子供たちが楽しく学べる工夫がいっぱいです。
「朝顔の花が咲いたよ!」 生活科1年 6月25日(水)
朝の校庭を歩いていると、1年生の子どもが駆け寄ってきて、「朝顔の花が咲いたよ!」と満面の笑みで教えてくれました。さっそくその子の植木鉢を見に行くと、今朝初めて咲いた、その子にとって記念すべき一輪目の紫色の朝顔の花が、きれいに咲いていました。
1年生は、生活科の学習で一人1つの植木鉢を用意して、朝顔の種を植えて、水やりをしたり肥料を上げたりして育てています。自分の植木鉢で育てることで、毎日の水やりや観察を通して、「自分が育てている」という意識が芽生え、責任感や続ける力が自然と身につきます。また、「芽が出た!」「昨日より大きくなってる!」「花が咲いた!」など、変化に気づく目が育ち、五感を使って身近なものを丁寧に観察する力が育成されます。このような学びは、3年生から始まる理科の学習へとつながる、大切な土台にもなります。そして何より、自分が育てた朝顔にきれいな花が咲いたときの「やった!」「すごい!」という喜びや感動は、子どもたちにとって大きな自信と成長につながっていきます。
このように、朝顔を育てる活動は、単なる植物栽培にとどまらず、心と体と頭を使った「生きた学び」につながる大切な生活科の実践です。
育英大のボランティアが、水泳指導を応援 6月24日(火)
敷島小の教育活動は、たくさんのボランティアに支えられています。今年も前橋育英大学の学生が、水泳指導のボランティアとして活躍してくれています。安全にプール指導を行うため、敷島小では「教員3人以上が指導に入れること」を条件にしていますが、実力差が大きい水泳指導では、指導者は1人でも多い方が指導内容が充実します。また、シャワー用の元栓を開け閉め、石拾いゲーム用の石やビート板の準備・片付けをしたりとプール指導には多くの作業を伴うので学生ボランティアが、来てくれると本当に助かります。
学生ボランティアの日程調整は、教頭が行っていますが、ボランティアと学校が、インターネット上の内部ポータルを使って共通の予定表にすぐにアクセスできるようになっているため、天候判断による計画変更などにも電話連絡することなく対応できるようになりました。今後も家庭科のミシン指導時のボランティア、新体力測定の時のボランティアなどで大学生のボランティアにお世話になる予定です。
「じゃー これは?」 全校朝礼 6月24日(火)
今日の全校朝礼では、授業を受ける際に大切にしてほしいことを伝えるため、2つのクイズを用いました。
1つ目のクイズは、「これが①、これは②、これが③です。じゃー これは?」という問題を、ジェスチャーを交えて出題しました。「これは?」と聞かれているのでこのクイズの正解は②です。1回目では気づかなかった児童も、2回目になると正解者が増えていきました。このクイズを通じて、「授業は、聞き流しているだけではダメ。先生の話の内容に集中し、考えながら聞くことが大切です」と伝えました。
2つ目のクイズは、「これは①、これは②、これは③です。じゃー これは?」と同様に問います。今回のクイズでは、手首、肘、肩の3か所を毎回順に指しながら「これは」と言う時の指差しの位置を少しずつ変えて出題しました。このクイズは「これは?」と聞かれた時の指差しの位置を見ているとわかる問題です。このクイズも、1回目では気づかなかった児童が、2回目には正解するようになってきました。このクイズから「授業中に先生が『これは』『ここが』『それは』などと言ったときは、ノートを書いたり他の場所を見ていたりしていてはいけません。すぐに手を止めて、先生の指している場所をよく見て、何が違うのかを考える必要があります。なぜなら、次の瞬間には先生の指先が大事なポイントから離れてしまうからです」と伝えました。
最後にまとめとして、今日の1時間目の授業から次の2つを実践しようと伝えました。
(1)集中して先生の話を聞きながら、しっかり自分の頭で考えること
(2)授業中は、集中して教科書や黒板を見ながら、どこが違うのかしっかりと自分の頭で考えること
『~させる』授業 →『~する』授業へ 校内研修 6月23日(月)
月曜日、子供たちの下校後に、第4回目の校内研修を行いました。
今年度の校内研修では「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」をテーマに、以下の5つの目標を掲げ、取り組んでいます。
① 目指す児童像を明確にする
② 全員がInputとOutputを繰り返す
③ 教科横断的に取り組める内容にする
④ 成果を検証する
⑤ 楽しめる研修にする
今回は、6月と3月に研修の効果測定の1つとして実施する「児童用アンケート」の文言を全体会で確認しました。その後、7月7日に予定されている計画訪問に向け、授業内でどのような具体的手だてを講じるかを低学年・中学年・高学年の各ブロックに分かれて共有しました。
計画訪問では、本校の教員がそれぞれ1授業を公開し、授業者・参観教員・市教育委員会の指導主事による授業研究会を実施します。その中で、「自ら考え、自ら動き出す児童の育成」を目指して授業中に講じた手だてが、有効であったかを話し合いを通して明らかにしていきます。
今日の校内研修の最後は、群馬県教育委員会が作成した公開授業動画「教師が『~させる』授業から、児童生徒が『~する』授業へ」のハイライトを各ブロックで視聴しました。動画の中には「自ら動き出した子供の姿」が数多く見られ、今後の授業づくりに大変参考となりました。
学校運営協議会を設置する学校になりました 6月20日(金)
令和7年度から敷島小学校は、学校運営協議会を設置するコミュニティ・スクールとなりました。本日は、14時から校長室で第1回の学校運営協議会を開催しました。協議会では、組織づくりを行い、その後、授業を参観していただいた後に、私から学校経営方針とその実現に向けた手立てをご説明しました(学校経営方針は、各種資料の中の令和7年度学校要覧の中に掲載しております。)。
委員さんからは、各教室で授業を参観される中で「落ち着いた学習態度ですね」「お習字が以前より上手になっている」「掲示されている6年生のランドセルの絵のタッチがどれも素晴らしい」「学力調査(CBT)にタブレットを活用して行っていることに驚きました」などの感想を頂戴しました。
その後校長室に戻り、学校経営方針等を説明した後の協議では、「経営方針の形式は前橋市で定められているのですか?」「職員に対する経営方針の周知の仕方が参考になった」「企業では、長期と短期の計画がある。この経営方針を各校長の任期を超えて、どのように継承していくかを考える必要がある」などのご質問やご意見をいただき、経営方針の承認を得ることができました。
最後に「学校経営方針に基づく本校の教育活動の実践は、可能な限りホームページで紹介しておりますので、ご覧いただきご意見をいただければ幸いです」とお願いし、第1回学校運営協議会を終了しました。学校運営協議会の委員をお引き受けいただきました皆様、本日は誠にありがとうございました。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
音楽集会 4年生のリコーダー発表 6月21日(金)
朝の音楽集会では、4年生がリコーダーで「エーデルワイス」を演奏しました。3・4年生の音楽では、音色や響きを意識して旋律楽器を演奏する技能を身に付けられるように指導しています。演奏前には、4年生の代表児童が、最近リコーダーの練習を始めた3年生に向けて、リコーダーを上手に演奏するための3つのポイント「良い姿勢」「優しい息」「タンギング」について説明しました。
4年生の演奏がとても上手だったので、集会が終わった後、職員室で担任の先生に「上手でしたね」と声をかけると、「みんな、とてもまじめに、練習を重ね、今日の発表に臨んでいました。」と教えてくださいました。そういえば、始業前によくサッカーをしていた元気な4年生の姿が、今日は見られませんでした。どうやら、大好きなサッカーをお預けし、発表直前まで練習に励んでいたようです。さらに、リコーダーの音が廊下に漏れないように教室の入り口のドアをしっかり閉めて、最後の最後まで皆で練習をしていたというエピソードも聞きました。そこには、目指す児童像である「根気強く頑張る子」の姿がありました。
標準学力調査CBTに挑戦!! 6月19日(木)
敷島小では、6月17日から20日にかけて、3~6年生の児童が国語と算数の標準学力調査CBTに取り組みました。CBTとは「Computer Based Testing」の略で、一般的にコンピュータを用いた試験方式を指します。毎年4月に実施される全国学力・学習状況調査は、2027年度から小学校でもCBT(Computer-Based Testing)方式へ全面移行される予定です。小学校においては、国語と算数の教科調査、および質問紙調査がCBTで実施されることになります。CBT化により、動画や音声を用いた問題の出題や、多様な特性をもつ児童に対応した出題・解答方式が可能となります。
今回の東京書籍による標準学力調査CBTは、モニターとして無償で受験できるとのことでしたので、児童にとっても教員にとっても良い経験になると考え、職員会議で提案し、実施することとしました。東京書籍の社員の方によるサポートや、本番前に実施したウォーミングアップ問題により、児童はタブレットを使った解答に慣れてから本番に臨むことができ、大きなトラブルもなく順調に実施できました。
CBT調査には、この方式の特徴である動画や音声を利用した問題が含まれているため、児童は学習用端末にイヤホンを装着して取り組みました。また、並び替え問題や穴埋め問題では、画面に触れて直感的に操作できるよう工夫されており、児童も興味をもって取り組んでいました。今後は、今回の調査結果を今後の学習指導に生かしていきたいと考えています。
「比べながら市内をめぐる」 3年社会科見学 6月18日(水)
今日は、3年生の社会科見学に引率してきました。
この行事は、社会科3年の学習目標にある「地域の地理的環境や産業、暮らしの移り変わりなどを理解し、地図帳や具体的資料を活用して情報を調べ、まとめる力を育てる」ことを目的とした調査活動の一環として実施しています。3年生になると、2つの事物や現象を比較し、相違点から固有の特徴を見つけたり、共通点から分類したりできるようになる時期です。広瀬団地の見学では、担任から「学校の周りの町と比べて、どのような違いがありますか?」という視点が与えられ、子供たちは、似ている点や異なる点をしおりにまとめていました。
宮城町柏倉にある「阿久沢家住宅」の見学では、前橋市文化財保護課の職員の方が、約300年前に建てられた家の特徴を、現代の住宅と比較しながら説明してくださいました。子供たちは話を聞きながら、現在の家との共通点や相違点をしおりにメモし、当時の暮らしに思いを巡らせていました。
その後、バスで臨江閣に移動し、館内の部屋を見学した後、大広間で昼食をいただきました。最後の見学地である群馬県庁では、「総工費444億円」「東京都庁に次いで日本で2番目に高い庁舎」という説明に、子供たちはとても驚いていました。県庁の本庁舎32階から市内の街並みの様子を地図と比較したり、昭和庁舎では群馬県の歴史について学んだりしました。今日の社会科見学は、五感をフルに使って学ぶ、非常に貴重な体験学習となりました。
保護者の皆様には、朝のお忙しい中、お弁当づくりなどにご協力いただき、本当にありがとうございました。
「イベント やってます!!」 図書室 6月17日(火)
17日の昼休み、図書室の貸し出しカウンターの前には、子供たちの長蛇の列ができていました。「はて?」と見渡すと、「イベントやってます!!」のポスターが目に入ってきました。この長蛇の列は、6月16日(月)から始まった1学期図書イベント「読書たからさがし ~みんなで大きなお花を咲かせよう~」によるものでした。本を借りると図書委員による手作りの花びらがもらえ、もらった花びらを図書室前の模造紙に貼って、みんなで協力して、大きなお花を咲かせようとする取り組みです。イベントに参加し、一定の条件を満たすと「特製の折り紙」や「ご褒美チケット」がもらえます。さらに、イベント中に「お宝本」を引き当てた人は「秘密のプレゼント」がもらえるそうです。
敷島小では、子供たちの読書好きが増えるよう、図書ボランティアや図書館職員が読み聞かせを行ったり、図書館職員が本の展示方法を工夫したり、図書員会がアイデアを出してこのようなイベントを行ったりしています。図書委員もイベントへの反響の大きさに忙しそうでしたが、とっても嬉しそうでもありました。
私は、桃井小の出身で、道路を挟んですぐのところに市立図書館があったため、学校帰りに友達をさそって市立図書館に寄ってから帰っていました。小学生のときのその経験が、私が読書好きになったきっかけだったと思います。この頃の経験が、読書好きになったきっかけだったと思います。本を読むと「ことばの力がつく」「想像する力が広がる」「新しい知識が手に入る」「登場人物に勇気づけられたり、気持ちがほっとしたりして心が元気になる」「自分を見つめるきっかけになる」など、読書にはたくさんの効果があると考えているので、読書好きの子供を増やしたいと思います。
「敷島小内部ポータルサイト」で校務のICT化 6月16日(月)
今日は、先週と比べて気温と湿度が一気に上昇したため、熱中症の心配をしながら一日を過ごしました。中休みのWBGT(暑さ指数)は27.7でしたが、子どもたちの体がまだ暑さに慣れていないこともあり、養護教諭が全校放送で熱中症対策をしながら遊ぶよう呼び掛けました。
敷島小学校では、教頭先生が令和7年度より「敷島小内部ポータルサイト」を立ち上げ、養護教諭がWGBTの測定を行い数値を定時に入力することで、教室にいながらタブレットを使ってWBGTの情報にアクセスできる環境が整いました。
これにより担任は、中休みや昼休みの前に教室でWBGTを確認できるようになり、「今日はWBGTが29と高いので、帽子をかぶってこまめに水分を補給しましょう」「今日はWBGTが高いため、外遊びは禁止です」といった、指数に応じた適切な声掛けができるようになりました。
そのほか、「敷島小内部ポータルサイト」では、「R7行事予定」や「R7児童数」、「プールの実施予定」や「水泳ボランティアのサポート状況」などの情報にも、タブレットやスマートフォンがあれば教室や自宅からいつでもアクセスできます。敷島小学校では、校務のICT化が着実に進んでいます。
「4年社会科見学」 4年1組 6月13日(金)
4年生は、6月13日(金)に敷島浄水場と六供清掃工場へ社会科見学に行きました。4年生の社会科では、「飲料水、電気、ガスを供給する事業は、安全で安定的に供給できるよう進められていること」、「廃棄物を処理する事業は、衛生的な処理や資源の有効利用ができるよう進められていること」の理解を深めるとともに、「調査・見学」したことをまとめることを通して、これらの事業が果たす役割を子供の言葉で考えさせていきます。
教室では、社会科の教科書や資料を使って浄水場についての学習を始めており、その中で生じた「疑問」や「もっと知りたいこと」を整理したうえで、今回の見学に臨みました。そのため、子どもたちは各事業所で働く方々に主体的に質問したり、タブレットで写真を撮ったりして、得られた情報をしおりにしっかりとメモしていました。4年生は、昨年からこうした社会科の調査活動が大好きで、どの子も熱心に見学をしていました
今回の社会科見学では、本校が目指す「主体的に学習ができる子」や「学び方を身に付け、学んだことを生かせる子」の姿をたくさん見ることができ、とても嬉しくなりました。
「JRC登録式」 児童集会 6月12日(木)
児童集会で、JRC(青少年赤十字)の登録式を行いました。運営委員が中心となり、JRCの概要や入会の目的、活動内容を分かりやすく説明してくれました。特に1年生にも理解しやすいよう、「お友達にやさしくする」「困っている人を助ける」「一人でいる友達に声をかける」など、具体的な行動目標を示してくれました。
今日の児童集会では、総合司会、説明担当、誓いの言葉の担当、署名登録の補助担当など、それぞれの連携がとてもよくできており、今回も運営委員が、しっかりと準備をして望んでくれたことがわかりました。また、運営委員を担当する先生も、子どもたちが主体的に活動できるようにリハーサルを丁寧に行い、低学年にも分かりやすいよう絵や写真を中心としたプレゼン資料を用意してくれました。こうした子供たちの主体的な活動を陰で支える先生に感謝です。
「おって たてたら」 図画工作 1年1組 6月11日(水)
1年1組の教室では、図画工作の授業が行われています。1年生の図画工作で育てたい資質・能力には、「材料に触れる中で自由に発想できること」「クレヨンやはさみ、のりなどの用具を使いこなせること」「形や色に注目しながら作品を楽しく鑑賞できること」などがあります。今回の単元では、身近で加工しやすい紙を材料として使い、紙を折ったり切ったり立てたりしながら、表現したいものを自由に発想し、色をつけるなどの作業を通して用具の使い方の技能を高めていきます。
1年生は、こうした工作が大好きで、それぞれ自分の作品づくりに没頭しています。作品にカメラを向けると、私の存在に気づいて驚くほど、集中して制作に取り組んでいました。担任の先生は発想の幅を広げるために、友達同士で作品を見せ合ったり、教科書に紹介されている作品を「折り方」や「切り方」の視点から解説したりしていました。また、『これ、なあに?』と友達に問いかけ、そこから得たヒントを自分の制作に取り入れようとする様子も見られました。
私が子どもたちの作品を見て回っていると、子どもたちは次々と自分の作品を誇らしげに『これは大きな象さんだよ。オレンジ色にしてみたの』『これは私のお家。きれいでしょう。これは虹だよ』『石の下から出てきた蛇。こうするとちょっと動くよ』と説明してくれました。
子どもたちは、自分が発想したことを形に表わし、工夫を凝らして楽しみながら作品づくりに取り組んでいました。
「4年交通天文教室」 児童文化センター 6月10日(火)
4年生の交通・天文教室を児童文化センターで実施しました。これは、毎年この時期に行っている校外学習で、児童文化センターの職員の方が、交通教室と天文教室を担当してくださいます。
交通教室の目的は、「自転車の正しい乗り方を学び、適切な安全確認を行うことで危険を回避し、安全に自転車に乗ることができるようにすること」です。あいにくの天気となったため、室内でDVDを視聴したり、自転車に乗って安全確認の方法を「なぜその方法が適切なのか」という理由とともに教えていただいたりしました。すでに自転車に乗れる子どもは多くいましたが、正しい乗り方や安全確認を理解している子どもはそれほど多くなく、最初の実地訓練では、自己流で自転車に乗っていたためか、うまくできない様子も見られました。しかし、時間が経つにつれてみるみる上達し、指導員の方からたくさん褒めていただきました。また、校外学習という普段と異なる環境では、お友達との会話に夢中になってしまい、説明をしっかり聞けないこともありがちですが、敷島小の4年生は、交通教室でも天文教室でも、全体への説明が始まると自然と静かに聞く姿勢ができていました。途中で飽きることもなく、熱心に講師のお話を聞いていたため、その点についても高く評価されていました。
続いて、館内のプラネタリウムを使って天文教室が行われました。この教室の目的は、「星座早見盤の使い方や月の観察・記録方法を身に付け、天文への興味関心を高め、主体的に天文学習に取り組む態度を養うこと」です。
4年生になると、自然の事物や現象の変化とその要因を関連づけて考えることができるようになります。地学分野では「月や星の見える位置と時間を結びつけて考える」「季節と見える星座を関連づけて考える」といった学習を行います。これらの学習は、昼間の学校では観察ができないため、宿題で出される観察が中心となります。夜間に観察する際、星座早見盤の使い方を誤らないよう、仮想の夜空を再現できるプラネタリウムを活用して練習しました。
プラネタリウムというバーチャルな空間ではありましたが、美しい星空を見上げながらの学習は、あっという間に時間が過ぎるほど充実していました。子どもたちも、夜空の星を眺めるのが楽しみになったことと思います。お子さんから「星(月)の観察をしたいから、一緒に星を見ようよ」と声をかけられたら、ぜひご家族で星の観察を楽しんでださい。6月は、天気が良ければ、東の空には夏の大三角(ベガ、アルタイル、デネブ)が大きく広がり、西の空には金星(宵の明星)が輝き、火星(赤い星)も近くに見えると思います。
「子供たちの命は、絶対に守る!!」 放課後の勉強会 6月9日(月)
プール指導の開始に向けて、前橋消防署の〇〇様を講師にお招きし、「心肺蘇生法(胸骨圧迫と人工呼吸)」および「食物アレルギー対応」の研修を放課後に行いました。研修は、毎年同時期に実施し、緊急時に慌てず適切な対応ができるよう、手順や要点を全教職員で確認しています。今日の実技研修に真剣に取り組む先生方の姿からは、「子どもたちの命は、絶対に守る」という強い思いが伝わってきました。
食物アレルギー研修では、登校後に児童がアレルギー症状を発症したという想定の下で、役割を分担し、救急車を要請したり、保護者へ連絡したり、エピペンを使用し、救急隊員へ引き継ぐまでの一連の対応を演習しました。
本日の演習だけではすべてのケースを網羅することはできませんが、講師からの指導講評の中で、多様な状況を想定した実践的な指導を受けたことで、私たち教職員も、様々な場面をより具体的にイメージすることができました。
前橋消防署の〇〇様、本日はお忙しい中、本校の研修にご協力いただき、誠にありがとうございました。
体育タイム 朝活動 6月6日(金)
今日の朝行事の「体育タイム」は、本校の「体力向上計画」に位置付けられた取組の一つで、「遊びの要素」や「競争原理」「サーキットトレーニング方法」などを取り入れ、毎回、楽しく体力づくりをしています。
令和7年度の新体力テストの実施は各学年とも終わり、現在結果を分析中ですが、昨年度の新体力テストの結果を過年度の結果と比較してみると、低学年、高学年では、多くの種目で改善傾向が見られる一方、中学年では男女ともに、握力、反復横跳び、シャトルラン、50m走で前年度の結果を下回る結果となりました。そこで、この新体力テストの結果を分析して体力向上計画を作成し、その計画にそって実践していきます。
昨年の新体力テスト以降に行った体育の授業の中での工夫(運動が苦手な児童も積極的に取り組めるよう児童に合わせた場の設定を行うなど)や「体育タイム」の取組による成果が令和7年度の新体力テストの結果にどう表れるかが楽しみです。
「敷島小の安全対策への取組を発表」 PTA校外委員 6月5日(木)
前橋総合福祉会館で行われた「前橋市学校交通安全連絡協議会総会」の実践発表で「敷島小学校の子供たちのための安全対策への取組」をPTA校外部がプレゼン資料を作成し、約200名の参加者の前で発表を行いました。「敷島小校区の特徴と課題」、「安全マップの作成方法と配布の手順」、「登校時の旗振り活動」、そして「今後の課題」について、具体的にお話しいただいた内容は、参加されていたPTA関係者や市内の学校長、学校関係者にとっても参考となるものでした。
前橋警察署交通課長からの指導講評では、「刻々と変わる交通状況に合わせて、毎年安全マップをアップデートしたり、お互いに協力して登校時の旗振り活動を維持したりして、子供の交通安全を支えている点が素晴らしい」と評価していただきました。また、前橋市教育委員会の指導担当次長や学校教育課長からは、「発表者のプレゼンスキルがすばらしかったとぜひお伝えください」との感想もいただきました。
PTA校外委員長、書記の皆様、大変お忙しい中、資料をまとめ、すばらし発表をしていただき、誠にありがとうございました。
「租税教室」6年1組・2組 6月5日(木)
前橋税務署から派遣された講師の方から、子どもたちにとって身近な税金である消費税を例に、税の役割について子どもたちが学ぶ「租税教室」が、6年1組と6年2組において実施されました。今年は、講師の1人が敷島小PTA会長であったため、会長さんが教室に入ると、子どもたちからは「あっ!見たことがある」「PTA会長さんだ!」といった声が上がりました。
授業では、消費税やその使い道に関わる内容がクイズ形式で出題され、子どもたちは他の児童と相談しながら、真剣に考えていました。また、「宝くじで1億円が当たったら何%の税金がかかるか」という三択問題(「1%で100万円」「10%で1000万円」「0%で0円」)にも挑戦し、「正解は0%です」と知らされると多くの子供が「正解は10%だろう」と予想していたので、とても驚いていました。講師の方が、「正解は0%」である理由を説明すると、今度は、深く納得していました。「ちなみに・・・」「1億円を見たことがありますか?今日は特別に、教室に1億円を持ってきました」と言って、講師がジュラルミンケースからレプリカの1億円を取り出すと、子どもたちは目を見開き、「おーっ!」と歓声を上げて興奮していました。実際の1億円と同じ重さに調整されたレプリカの札束を手にしてみると「おっ、重い!」「宝くじ、当てたい!」「すごい!」などの感想が飛び交っていました。
最後に、「税金がある世界」と「税金がない世界」を描いた動画を視聴し、税金がお互いに助け合う仕組みであることを学ぶことで、税金に対する意識が変わったようでした。敷島小では、こうした外部講師の積極的な活用を通して、子どもたちの興味・関心を広げたり高めたりしていきたいと考えています。本日の社会科特別授業の講師をお引き受けいただいた皆様、本日は誠にありがとうございました。教科担当による授業以上に、子どもたちの税金に対する関心は高まり、知識も深まったと感じております。心より感謝申し上げます。
「読み・書き・そろばん」×「タブレット」 1年1組 2組 6月4日(水)
江戸時代には、庶民教育機関である寺子屋で「読み書きそろばん」が広く教えられました。これにより、日本は高い識字率を誇り、明治以降の高度成長の原動力の一つになったと言われています。
現代の小学校では、「読み書きそろばん」は、単に文字を読む、書く、計算するだけでなく、内容を理解し、文章を書き、計算を応用して問題を解決するなど、より高い能力が求められています。また、情報リテラシーを身につけ、デジタルデバイスを適切に活用する能力も重要視されています。
敷島小学校では、学習用端末(タブレット)の配布準備が整ったので、前橋市のGIGA支援員に基本的な使い方を説明していただきながら1年生に1人1台ずつタブレットを貸与しました。子供たちは、自分専用の学習用端末に興味津々で真剣に説明を聞いています。学習用端末を使う上での注意点の説明が終わり、GIGA支援員が子供たちにiPadを手渡すと、1年生は笑顔でお礼を言い、嬉しそうに大切に抱きかかえて席に着きました。その後も操作方法の説明を熱心に聞いていました。今後は、授業の中でタブレットを学習に活用する方法や基本的な操作方法を少しずつ指導し、活用の幅を広げていく予定です。
前橋市では、家庭でもタブレットを学習に役立ててほしいと考え、子供がタブレットを毎日持ち帰ります。この学習用端末を効果的に活用していくためには、ご家庭の協力も必要となります。本日配布されたリーフレットなどを参考にしながら、家庭におけるタブレットの活用ルールを、お子さんと話し合って決めていただきますようお願いいたします。また、学校でスムーズに学習に活用できるよう、家庭での毎日の充電についてもご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。
朝のあいさつ運動 運営委員会 6月3日(火)
6月3日から6日まで、代表委員が玄関や校門付近に立ち、朝の「あいさつ運動」を始めました。この活動を始めるにあたり、代表委員は、5月28日に担当クラスの担任に挨拶と説明のために伺い、29日の給食時には、代表委員が担当しているクラスで、6月3日から始まる挨拶運動について説明を行いました。
また、私も先週の朝礼で、『挨拶』をテーマにした話をしました。学校における朝の「あいさつ運動」は、賛否両論がありますが、小学生段階においては、まずはスポーツの素振りのように型を教えるという視点から、効果があると考えています。ただし、発達の特性などから大きな声で挨拶をすることや、集団から挨拶をされることが苦手な子もいるため、挨拶を強制しないよう配慮しながら進めていくことについて、代表委員の担当教員と相談しました。
学校全体を巻き込んであいさつ運動の準備をしてきたので、いつも以上に子どもたちは心のこもった挨拶を交わしていました。今週の敷島小学校の朝は、代表委員の元気な「おはようございます」と、それに応える子どもたちの明るい声が響き渡っています。
遊び場指導員さんとの情報交換会 6月2日(月)
本日の15:15より遊び場指導員の方と校長室で情報交換会を行いました。
指導員さんからは、「子どもは、遊びを通して成長している」「敷島小では、異学年同士が関わって遊べていて微笑ましい」「今年の1年生は、とても元気。今は、泥んこ遊びが大好きで、よく遊んでいます」「遊び道具の片付けについては、学校でも遊び場でも同じように指導していきたい」などの感想や意見をいただきました。また、1~3年の担任からは、「遊び場の時間を楽しみにしている子がとても多いこと」「各学年で遊び場に関して指導している内容」などを指導員さんにお伝えしました。
最後に、遊び場指導中にケガや事故などの緊急事態が発生した場合の職員室との連絡方法について、改めて確認しました。遊び場指導員の皆様の、敷島小の子どもたちへの温かいご配慮に支えられ、安全で楽しい遊び場が実施できていることに、心より感謝申し上げます。また、本校の目指す児童像「かしこく」「たくましく」「あたたかく」が、遊び場の活動を通じてもしっかりと育まれていることを改めて実感いたしました。遊び場指導員の皆様、いつも本当にありがとうございます。