9月30日(月) 5年2組 学級活動「敷島オリンピックをしよう」
過日5年2組では、学級活動で「敷島オリンピックをしよう」という議題で話し合いをしていました。話合いの柱1が「どうやりたいか(テーマ)」、話合いの柱2が「何をするか(種目)」でした。
昨年度から、敷島小では、この学級活動の授業をどうつくるかを全職員で研修テーマとしています。そのため、子供たちは司会をする力、話し合う力が以前より高まってきており、最近は、担任の先生がほとんど介入しなくとも子供たちだけで話合いが、進んでいきます。今日の授業の位置づけは、学級活動(1)の内容なので、「話合いを通して折り合いをつけて、集団として合意形成を図ること」を目標としています。
柱1の話合いは、「勝ったチームに悪口は言わない」「勝ち負けに関係なく楽しめる」「運動が苦手でも参加できる」の3つに意見にまとまりました。
柱2の話合いでは、バドミントン、サッカー、ドッジボール、バスケ、リレー、幅跳びなどが意見として出されましたが、『柱1の「勝ち負けに関係なく楽しめる」「運動が苦手でも参加できる」がテーマなんだから、「ストップウォッチを目隠しして、10秒ぴったりで止めるゲーム」「じゃんけんゲーム」など、運動が苦手な子も楽しめるものを加えて考えないとだめじゃない』という意見が子供たちから出され、感動してしまいました。安易に多数決に逃げず、「自分もOK、みんなもOK」と言える合意形成を目指してとっても頑張っていました。子供たちがこうした「自分もOK、みんなもOK」という考え方が自然とできるようになりつつあるのも、今までの研修の成果だと考えています。
9月27日(金) 全校朝礼「勉強の成果は、過去の自分を比べよう」
2学期の始業式では子供たちに「2学期の合言葉は「心の中のタイ(勉強を頑張りタイ、速く走れるようになりタイ、100点を取りタイ、などのタイ)を大きく育てよう」という話をしました。今日は、勉強を頑張りたいと思う子が増えたらと考え、次のようなお話をしました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
勉強をすると頭の中にある「大脳」を使うことになるのだけれど、みんなの大脳は、もともと知識が増えることや能力が高くなることが うれしく感じるように作られているんだよ。だから、生まれたばかりの赤ちゃんで勉強嫌いは、一人もいないんだ。
勉強が嫌いになる人の多くは、頑張って勉強したのに友達と結果を比較してしまい、友達よりテストの点数が低かったりした時に、勉強した成果が感じられず、勉強が嫌いになってしまうのだと思うんだ。
だから、友達と比較して勉強が嫌いになってしまった人は、友達と比較しないで、勉強をする前の自分と勉強をした後の自分を比較するようにしてみてほしい。
勉強する前と勉強をした後の自分を比べるとはどういうことなのか、漢字の勉強を例にして説明してみよう。
① 学校で漢字を10問習ったら、家に帰ったらすぐにその10問のテストをする。勉強してないから、きっと1~2問しか正解できないはず。
② 書けなかった漢字を漢字練習帳に書いて勉強する。
③ 勉強する前のテストと同じテストをやってみる。きっと点数が上がっているはず。もし全問正解じゃなかった、間違えた漢字だけ練習して、もう一度同じテストをしてみる。
このやり方だと勉強の成果が、必ず感じられるようになる。そして、「成果」が出ると「やる気」も出る。「やる気」が出ると「勉強が続けられる」。続けられるとだんだん勉強が好きになる。ぜひ、一度試してほしい。嫌いになってしまった勉強が、きっと好きになるよ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
書籍「学校の当たり前をやめた」で有名になった麹町中では、定期テストを廃止し、友達と比較するのをやめさせ、自分の中での学力の変化に着目させて、大きな成果を出していました。今日は、この考え方が小学生にも理解できるように、漢字の練習とテストを例に紹介しました。
9月26日(木) 6年1組 県立ぐんま天文台の職員による天文教室
6年生は、理科で「太陽と月」の学習をしています。教科書や資料、NHK for Schoolの動画などを活用して学習してきましたが、天体望遠鏡を使って本物の月や太陽を観察させたいという理科担当教員の熱い思いから、県立ぐんま天文台と連携し「天文授業サポート事業」の授業支援を活用し、本日の授業が実現しました。ぐんま天文台の職員3人が、1台で数十万円もする本格的な赤道儀式天体望遠鏡を校庭に3台設置して、月や太陽の観察支援をしてくださいました。
天文分野の学習は、理科の学習の中でも特に専門性の高い分野なので、専門の先生からの話は、子供たちも興味津々で一生懸命に説明を聞いたり、望遠鏡を覗いたりしていました。また、高性能の天体望遠鏡を使って肉眼で見る月や太陽は、教科書にある写真とは全く異なり本物の迫力がありました。近年インターネットを検索すれば、いくらでも美しい月や太陽の写真は見つかりますが、やっぱり肉眼で見る本物には、かないません。子供たちには、できるだけバーチャルではなく、本物に触れさせたいものです。
実は、私も小学生の時に地域の天文教室に参加して初めて天体望遠鏡に触れ、どうしても天体望遠鏡が欲しくなり、小6の時に今まで貯めていたお小遣いで天体望遠鏡を購入し、土星や木星、月のクレータ、星団などを見ては、宇宙の神秘に胸躍らせていました。
これからの季節、美しい星空が見られる日が増えます。ぐんま天文台では、一般の来館者向けにも様々なイベントを行っています。今頃は、たしか土星が見ごろで、天文台に設定されている大型天体望遠鏡で見ると、迫力ある土星の輪が細かな模様まで見えると思います。お時間があれば、ぜひご家族で神秘的な本物の宇宙を感じに「ぐんま天文台」に行ってみてはいかがでしょうか。私も自分の子供が小さい時に数回、ドライブついでに行きました。順調に行けば、学校周辺から片道およそ1時間です。
ぐんま天文台の詳細情報は,、以下のリンクから確認できます。
9月26日(木) 3年1組 社会科見学「生鮮市場TOP前橋リリカ店」
3年生の社会科「スーパーマーケットの工夫」の学習では、学習問題を追究・解決する調査活動を通して「販売の仕事は、消費者の多様な願いを踏まえ、売り上げを高められるよう、工夫して行われていること理解する」「消費者の願い、販売の仕方に着目して、販売に携わっている人々の仕事の様子を捉え、それらの仕事に見られる工夫を考えるたり表現したりする力を伸ばす」ことを目標に勉強をしています。
今回は「生鮮市場TOP前橋リリカ店」にご協力いただき、売り場やお惣菜を作るバックヤードの様子を、店長さん、副店長さんの解説を聞きながら見学させていただきました。普段から買い物で来ている身近なお店「生鮮市場TOP」ですが、売り上げを伸ばすための様々な工夫や従業員の努力に関する説明に、「そうだったんだ」「なるほど」と3年生なりに納得しながら一生懸命メモを取っていました。
見学終了後、「夕方になるとなぜ安売りをするの?」「1日に何人くらいの人が買い物にくるの?」「仕事をしていて、一番うれしいのは?」などの子供たちの質問に、店長さんが丁寧に答えてくださいました。社会科見学に同行し、小学校段階の社会科の学習においては、調査活動としての社会科見学が、子供たちの学習に対する主体性を高めるために、大変重要であることを改めて感じました。
業務のお忙しい中、店長さん、副店長さんにおかれましては、地域貢献として約2時間近く本校の児童のためにご対応いただき、本当にありがとうございました。また、従業員の皆様にも、陳列や運搬の邪魔をしてしまった部分もあったかもしれませんが、温かく見守り社会科見学にご協力いただき、心より感謝申し上げます。
9月25日(水) サッカーボールが寄贈されました
「明治安田×群馬県学校生協」より「未来世代応援活動」の一環として、サッカーボール2個と三浦知良選手(カズ)のメッセージ入りのパネルが寄贈されました。先日子供たちには、体育主任からこのことを伝えました。デザインが、とってもカッコいいボールなので、子供たちからの人気も高まりそうです。
カズのメッセージボードには、「夢は、語った方がいい。言わなきゃ何も始まらない。未来に向かってたくさん挑戦してみよう。」と書かれています。この言葉、私たちに夢と希望を与えてきた、そして今も与え続けているカズ選手に言われると、自分は、素直に大きくうなずいてしまいます。
9月24日(火) 6年1組 家庭科「ソーイングで生活を豊かに」
6年生は家庭科の「ソーイングで生活を豊かに」という単元で、ミシンを使ってトートバックを作っています。先週の火曜日に、私がこの単元の授業を参観した時、ミシンの操作に慣れない子供は悪戦苦闘、教えている先生もあちこちから呼ばれて大忙しでした。自分も「役に立ちたい!!」と思いサポートに入るものの、ミシンを使った経験が無い私は、役に立ちませんでした。
その日、たまたまお会いした地域の方に、この授業のことを話したところ「時間が合えば、ボランティアで行きましょうか?」と声をかけていただきました。すぐに教科担当から家庭科の指導計画をもらって、改めてその方に日時をご相談してみました。すると、その方のお友達にも声をかけていただき、今日から3人のミシンボランティアに授業を応援いただくことになりました。
今日のミシンの授業では、3人のボランティアが加わり、子供たちにも教科担当にも、余裕が生まれ、作業効率も格段に良くなりました。
たまたま、地域の方に学校の困り感をお話したところから、トントン拍子に話が進み、たった1週間でボランティアが授業に入ることになりました。今回の一件で「授業のことだから学校で解決しなくては」とばかり考えず、「気負わずに周りの人に相談しても良いかも」と思いました。そして、自分の心が温かくなるのを感じました。
9月20日(金) 万引き防止教室 3年
前橋警察署 スクールサポーター(元警察官)の方にお世話になり、3年生を対象とした「万引き防止教室」が行われました。授業は、次のようなお話にそって進められました。
********************
小学3年生の太郎君が、本屋で友達から「漫画本を万引きをしようぜ」と誘われ、友達と一緒に万引きをしてしまいます。そして、ちょうど漫画本を盗んだところで店主に見つかり、2人は捕まります。その後、2人は警察に引き渡され、警察からそれぞれの家族に電話連絡があり、心配した家族が警察まで子供たちを迎えに来ます。
********************
子供たちが、臨場感をもってこのストーリーが理解できるよう、担任とサポーターが役者となり演じながら、場面ごとに劇を止め「その時の自分の気持ち」「友達に何と言えばよかったのか」「警察から連絡があった時の家族の気持ち」を子供たちに考えさせました。
「万引きをされたお店や家族に与える影響の大きさ」「どんなに安い物でも、お金を払わずにお店から持ち帰ってしまえば万引き(犯罪)」「犯罪を犯すと「ごめんなさい」と謝っただけでは許されないということ」を元警察官の方がお話してくださったので、子供たちはいつもよりも真剣な眼差しで聞いていました。
9月19日(木) なかよしアンケート
敷島小学校では、「いじめ防止基本方針」に基づき、いじめの発見や子供の実態把握のために、毎月1度「なかよしアンケート」を実施しています。このアンケートを通して、日常観察では発見できないような、子どもたちが抱える悩みや困りごとの把握、いじめの兆候の発見に努めています。
担任は、集めたアンケートをチェックし、気になる記述があった時には、該当児童から詳しく聞き取りを行います。一番多いのは、友達関係のトラブルで、子供同士の解決が難しい場合は、担任等が介入して、子供たちと一緒に解決を目指します。しかし、いつも大人が入って問題を解決してあげていたのでは、子供の問題解決能力は育たず、いつまでも自立できません。ですので発達段階に応じて、できるだけ自分で(自分たちで)解決ができるよう、解決方法や物事の考え方、友達との距離感などを助言していきます。
また、深刻ないじめや悩み、困りごとの場合は、校内で生徒指導主任を中心とした対策チームを立ち上げ、情報をチームで共有し、解決方法をチーム全体で検討していきます。
小学生の段階では、「人の気持ちを推し量る力」「コミュニケーション能力」「感情をコントロールする力」「判断力」等が未発達であるため、「いじめは、どの子供にも起こりうる、どの子供も被害者にも、加害者にもなりうる」と考えています。
もし、ご家庭でお子さんの様子で、「元気のない日が続いている」「急に家で学校の様子を話さなくなった」など、気になる点がございましたら、担任までご相談ください。
9月18日(水) 本日、保健ウォークラリーが大盛況!!
中休みの校舎内は、解答用紙をもった子供たちで大賑わいでした。みんな保健委員会の企画「ほけんウォークラリー」に参加しています。
ウォークラリーの問題は9問、解答用紙に書かれたヒントをたよりに、校舎内のいろいろな場所に貼られた保健に関する問題を探して、解答用紙にその答えを記入していきます。
「誰が考えた企画なの?」と私が保健室の先生に尋ねると「保健委員会の5年生が、林間学校での活動にヒントを得て考えてくれました。1学期末に委員会で提案してくれて、みんなで問題や解答用紙、景品等を準備して、今日の本番を迎えたんです。」と保健室の先生が説明してくれました。
今日の中休みは、WBGT(暑さ指数)がぎりぎり31を超えなかったので、校庭で遊ぶこともできたはずですが、校庭で遊ぶ子がまばらになるほど「ほけんウォークラリー」は大盛況で、「景品がたりなくなっちゃう。どうしよう」と保健委員さんは、うれしい悲鳴を上げながら保健室で忙しく景品の増産をしてくれています。
自分たちが考えた委員会の企画、つまり自主的で実践的な活動をする中で「みんなが楽しんでくれて、自分もうれしい!!」という体験が、「楽しい学校づくりのために、また、自分たちで何か考えよう」とする主体性や企画力を育てると考えます。
小学生が考えた企画を実現可能なものにするためには、大人のサポートが必要になるわけですが、労を惜しまず子供たちに伴走し、サポートしてくれる保健室の先生には、本当に頭が下がります。
9月18日(水) アイデア貯金箱 平和町郵便局で展示
現在、平和町郵便局内に、敷島小の子供たちが夏休みの宿題として取り組んだアイデア貯金箱の作品が展示されています。
ゆうちょアイデア貯金箱コンクールは、「ゆうちょ銀行」主催の事業で「貯金箱の作製を通じて、子どもたちの造形的な創造力を伸ばすとともに、貯蓄に対する関心をもっていただくことを目的」として、1975年からおよそ半世紀にわたって小学校における工作課題の定番として親しまれてきました。今から45年前、私が小学生だった時に、お金を入れると動物が動く貯金箱を夏休みの宿題で提出した記憶があります。
この郵便局の展示コーナーでは、動物や乗り物を模したもの、ラーメンやうなぎを焼いている様子などの食べ物を模したもの、お金を入れると音がなるものなど、まさにアイデア満載の楽しい作品が展示されています。9/30まで平和町郵便局内に展示されていますので、親子でぜひ、ご覧ください。
9月17日(火) 陸上特別練習始まる
「陸上記録会への出場に向けて練習したい5・6年児童」や「体力向上のために陸上練習に取り組みたい5・6年児童」を対象とした陸上特別練習が始まりました。当初の予定では、9月13日(金)から練習を始める予定でしたが、この日があいにくの悪天候であったため、本日の9月17日(火)が、練習初日となりました。
体育主任から、初めに心構えと陸上特別練習で使用する道具類の準備の仕方や練習メニューの説明がありました。その後、全員で準備運動を行い、最後に100m走のタイムを計りました。
陸上競技のような個人種目は、まじめに練習に取り組めば、練習を始める前の記録は、必ず更新できます。そしてその記録更新が、練習のモチベーションになり頑張れます。そんな小さな成功経験をしてほしと願っています。
それから、自己ベストを目指し、陸上特別練習に取り組むことを通して、目指す児童像「根気強く頑張りのきく子」「強い意志で最後までやりとげる子」が、敷島小で一段と増えることを期待しています。
9月17日(火) 図書の先生による楽しい読み聞かせ
私が3階の教室に向かって階段を上っていると2階の図書館からは、子供の笑い声と「ひひひひひひひひひ」とたくさんの「ひ」が聞こえてきました。「はて?」と思い、と図書室をのぞいて見ると、図書の先生が、1年生の子供たちを集めて読み聞かせをしています。
タイトルは「おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃんの おじいちゃん」。
図書の先生の感情たっぷりの音読と絶妙な間に、子供たちは息を凝らして絵本に見入っています。ページをめくると絵本にはページいっぱいに書かれた「ひひひひひひひおじいちゃんはどんな人?」の文字。そして隣のページにおじいちゃんの絵、またまた、ページをめくると、前のページよりもたくさんの「ひひひひひひひひひひひひひひひひひおじいちゃんはどんな人?」というたくさんの文字と迫力のあるおじいちゃんの絵。絵本の中に出てくる「ボク」が、自分のご先祖さんを おじいちゃんに聞きながらさかのぼっていくお話なのですが、「ひひひひひひひひひひひひひおじいちゃんはどんな人?」と図書の先生が「ひ」の数を数えながら、そして少し苦しそうに読む様子が、子供たちの笑いのツボを刺激するようで、子供たちは、大喜び!!
1年生は、本当に絵本の読み聞かせが大好きです。
9月17日(火) 育英大学のボランティアに感謝!!
育英大学のボランティア3人が、新体力テストの測定の授業のお手伝いをしてくれています。
新体力テストの測定する競技がとても多いため、担任一人で行おうとするとどうしても子供の待ち時間が多く子供たちの運動量が減ってしまします。
そこで、1時間あたりの子供たちの運動量を確保しながら効率よく新体力テストを行うため、学生ボランティアをお願いしています。今年度は、夏の水泳指導でも、育英大学の学生ボランティアにお世話になることができ、とても助かりましたが、今回手伝ってくれいている3人の大学生も子供とたくさんコミュニケーションをとりながら、てきぱきと新体力テストの測定を手伝ってくれ助かっています。本当にありがとうございます。
9月13日(金) にこにこ集会 「7つの心」と「いじめ防止フォーラム」
朝活動の「にこにこ集会」で、運営委員さんが中心となり、2学期の大切にしたい「7つの心」の 9月「私がします」という積極的な心 10月「すみいません」という反省の心 11・12月「お先にどうぞ」という譲り合いの心 についてプレゼン資料を使って、それぞれどのように行動したら良いかをみんなで考えました。
それから、7月26日に前橋清陵高校で行われた前橋地区「いじめ防止フォーラム」に参加をして来てくれた5年生が、フォーラムの内容を報告してくれました。
この「いじめ防止フォーラム」は、群馬県教育委員会の事業で、県内12地区に設置された地区中学校・高等学校生徒指導対策協議会が、いじめ防止を目的として開催し、小・中・高校生の児童生徒の代表者が意見交換等を行うことを通して、いじめ防止に向けた児童生徒の自主的な取組をより活性化させるとともに、学校、家庭及び地域住民等が連携した、いじめ防止の取組の推進を図ることを目的としています。
敷島小を代表して5年生がこのフォーラムに参加し、本校で行っている「いじめ防止につながる活動」として「全校で取り組む7つの心」「縦割り活動」「学級活動」を紹介してきてくれました。この3つの活動の中で、特に「全校で取り組む7つの心」は、他の学校の先生から「とても良い活動だね」と言われたことを誇らしげに報告してくれました。そして報告の最後に「ぼくは、改めて敷島小の活動がとても良いと思ったので、この活動と気持ちを大切にして、みんなと一緒に楽しい学校にしていきたいと思います。」と述べてくれました。代表児童の発表内容も態度もとても立派で、今後の敷島小のリーダーとしての活躍を期待しています。
9月12日(木) PTA「リユース品販売」お世話になりました
今日コンピュータ室で16:00~16:30の間にPTA本部役員の方にお世話になって、リユース品販売を行いました。本部役員の方は、15:30に学校に集まり、販売品の整理や値札付け等の準備をしてくださいました。
16:00から販売を開始すると、PTA会員の方が来校し、サイズ等を確認して購入してくださいました。
現在、環境省では、3R推進キャンペーンを実施しています。この3Rは、ご存じの通りReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つの英語の頭文字を表し、その意味は次のとおりです。
〇Reduce(リデュース)は、使用済みになったものが、なるべくごみとして廃棄されることが少なくなるように、ものを製造・加工・販売すること
〇Reuse(リユース)は、使用済みになっても、その中でもう一度使えるものはごみとして廃棄しないで再使用すること
〇Recycle(リサイクル)は、再使用ができずにまたは再使用された後に廃棄されたものでも、再生資源として再生利用すること
この3つのRに取り組むことで、ごみを限りなく少なくし、そのことでごみの焼却や埋立て処分による環境への負荷を極力減らすことと、限りある地球の資源を有効に繰り返し使う社会(=循環型社会)をつくることを目指しています。この3Rの取組については、理科や社会などの教科や総合的な学習の時間など領域で、子供たちは学習をしています。
敷島小PTAでは、この「リユース品販売」に数年前から取り組んでいると伺いました。小学生の体育着などは、生地が傷む前にサイズが小さくなってしまうことが多いため、リユースに向いていると思います。
このような循環型社会を目指す取組に賛同し、体育着等の提供にご協力をいただいたご家庭、また購入にご協力をいただいたご家庭に深く感謝申し上げます。また、お忙しい中、値札付け等の準備をして、販売してくださったPTA本部役員の方にも深く感謝いたします。本日は、ありがとうございました。
9月12日(木) 「広報まえばし」の記者さんが取材に来ました
「広報まえばし」で前橋市の学校給食を記事にする関係で、「広報まえばし」のワカモノ記者さん3名と秘書広報課広報係の2名が、敷島小の5年1組の給食の様子を取材に来ました。
カメラマンが給食準備の様子を撮影し、全員が席に着きます。すると、担任は「もう!!誰?こんなに、ごはんをよそって」と山盛りになったごはん茶碗をもった腕を伸ばし、笑いながら子供たちに見せます。私がすかさず「いつも、そんなに食べていたんですか!!」と大げさに驚いて見せると、子供たちは、ニヤニヤしています。きっと、今日の取材に合わせた、子供たちの小さな「いたずら」なのでしょう。担任の先生は、照れ笑いしながらご飯を減らします。これには、ワカモノ記者さんも、フフっと笑っています。そんな担任と子供とのやり取りを見て「信頼関係ができている温かい雰囲気のクラス」だなと思いました。
全員で「いただきます」をすると、ワカモノ記者さんは、子供たちに給食の感想や普段の学校の様子などを笑顔で質問し、子供たちも楽しそうに答えています。また、カメラを向けられると、照れながらも、みんな素直に応じていました。
今日の取材による記事は、「広報まえばし11月号」に、学校給食紹介の関連記事として掲載される予定とのことでした。どんな記事ができあがるのか、11月号がとても楽しみです。
9月11日(水) 5年2組 体育「走り高跳び」
体育館では、5年2組が、「走り高跳び」の授業をしていました。
担任は、子供たちを集め「今日のねらいは、5歩助走を身に付ける」と伝え、続けて「『1・2、1・2・3』のリズムで跳ぶんだよ」と実演しながら説明します。その後担任は、跳んでいる時の足の形は「こうだよ」と振り上げた方の足の膝を伸ばして跳ぶ様子を実演して見せます。
こうしたポイントの説明が終わると、5班に分かれて、個人練習が始まります。「1・2、1・2・3」というリズムと足がうまく合わない子、逆足で踏み切っている子、膝が伸びない子もいますが、みんな一生懸命練習しています。
しばらくすると、担任は全員を集めて、iPadを使って「リズムよく跳べているか」「膝は伸びているか」を、自分で見て確かめようと提案し、iPadを使った高跳びのフォームの動画撮影の仕方を説明します。その説明が終わると、班ごとに撮影者を決めて撮影が始まります。
1人が跳び終える毎にiPadの周りに集まって、スロー再生した動画で、自分の飛び方を確認していきます。
動画を見ながら、ある男の子は「俺、こんなに膝が曲がっているの?」と不思議そうにしています。そんな子に「こう足をもち上げれば、膝が伸びるんじゃない」とアドバイス。また別の子は、「こっちの足からスタートした方がいいんじゃないかな」「もうちょっとゴムひもの近くで踏み切った方がいい」など友達からアドバイスをもらい、練習に戻っていきます。
子供たちは、iPadで撮影した高跳びの動画を進めたり、戻したり、スロー再生をしたりと慣れた手つきで操作しながら、友達が跳ぶフォームを分析的に見ながらアドバイスをしていました。iPadの良さを生かし、子供たちの対話的な学習を引き出す良い授業でした。
9月10日(火) 1年1組 国語「やくそく」
4時間目に廊下を歩いていると、廊下の奥の方から「だめ、だめ。この 木は、ぼくの木。ぼくの はっぱ。」とかわいい大きな声が聞こえてきました。
「はて?なんの授業だろう」と思い、1年生の教室に行ってみると、子供たち全員が、教科書をもって北側を向き大きな声で音読をしていました。一通り読み終えると、今度は南側に向きを変え音読を始めます。そして今度は黒板のある西の方を向いて音読をしています。
「なぜ向きをかえて音読をしていたのだろう?」と思い、放課後、職員室で担任に尋ねると「1年生は、文節の読み方がうまくできなかったり、アクセントや発音が間違っていたりします。向きを変えないと一番後ろの席の子は、いつも小さな友達の声しか聞こえてきません。向きを変えることで、少なくとも一度は、自分の後ろから聞こえる大きな声を聴きながら、音読ができるので、向きを変える音読を時々しているのですよ。」「あと4時間目になると飽きちゃう子がいるので、このように変化を付けた繰り返しにしているんです。」と教えてくれました。
それを聞いて、確かに、合唱のとき一番前の列にいる時は、後ろから聞こえてくる大きな声に背中を押され自信をもって声が出せるけれど、一番後ろにいる時は、周りの歌声が小さいので自信がもてず大きな声で歌えなかったことを思い出し、納得しました。1年担任の子供への細やかな配慮に脱帽しました。
9月10日(火) 群馬大学学生の「教育現場体験学習」始まる
今日から4日間、群馬大学教育学部1年の2名の実習生が、「教育現場体験学習」として敷島小で子供たちと一緒に過ごします。「教育現場体験学習」の中で、小学1~6年の発達段階の違いや、発達段階に合わせて教員が、どのように言葉遣いや指導法を変えているかなどを体験的に学んでもらうため、いろいろな学年を担当してもらう予定です。
この体験学習の大学生の目的は、「早い時期から教育現場に触れることで、教員養成課程学部の学生としての自覚をもつとともに、教育現場の理解を深めること及び学校における授業以外の仕事を理解すること、また教師としての必要な資質について考えること」ですが、受け入れる敷島小にも次のようなメリットがあると考えています。
(1) 教育実習生は、子供たちにとって年齢の近いお兄さんやお姉さんのような存在です。彼らとの交流を通じて、子供たちはコミュニケーション能力を養うことができたり、新しい視点や刺激を受けることができたりする。
(2) 実習生は、子供たちにとって身近なロールモデルとなります。彼らの姿勢や努力を見て、子供たちも学ぶことが多いです。
4日間の「教育現場体験学習」を子供たちも実習生も貴重な学びの機会にしてほしいと思っています。
9月9日(月) 3年1組 国語「こんな係がクラスにほしい」
3年1組の国語の授業は、主に「話す力、聞く力」を鍛える単元の1時間目の授業でした。
今日の「めあて」は「みんなが、もっと楽しく過ごせるようになる係を考えよう」で、一人一人が新しい係を考え、考えた係りの目的と仕事の内容をノートに各自でまとめていました。そのノートを担任の先生は、机の間を歩きながら、一人一人のノートを確認し、〇を付けたり、アドバイスをしたりしていました。
明日以降は、それぞれの考えをグループで発表し合い、質問したり、考えを足したりしながら、グループごとに整理し、まとめていきます。この発表し合う時に「話す力・聞く力」を発揮させるとともに、以前に紹介した理科の学習と同じように3年生では、共通点や相違点に着目させます。
それから、今日の授業でビックリしたことが1つありました。それは、レイアウトに注意しながら丁寧な文字でノートをとっている子が、とても多かったことです。 とても見事なノートだったので思わず写真にとったのが、次の1枚です。
9月6日(金) 体育タイム
9月6日の朝活動「体育タイム」で、運動会の団ごとの並び方の確認とラジオ体操の練習を行いました。
初めて運動会の並び方や整列する位置を確認しましたが、5・6年生が1~4学年をリードしてくれたおかげで、スムーズに確認ができました。想定していた時間より早く立ち位置の確認ができたので、ラジオ体操の練習も行うことができました。ラジオ体操でもしっかりと高学年の子供たちが、リードしてくれました。
運動会の目標の1つに「高学年がリーダーシップを発揮している姿を見て、自分がその立場になった時に上級生として頑張ろうという意識を育てる」があります。今日の高学年がリードする姿を見て、「いつか自分も」と思った下学年の子がきっといると思います。
9月6日(金) 2年1組 学級活動「会社活動をしよう」
敷島小では、昨年度からこの学級活動の実践に関わる研修を全職員で行っていますが、2年1組の5時間目の授業は、ちょうどこの学級活動の授業でした。
この「会社活動」とは、すでに1学期から開始している当番活動の黒板係、配り係、体育係など無くてはならない活動とは、別の活動で、担任の先生の説明によると「クラス全体の雰囲気が良くなる活動(会社活動)をそれぞれが自由な発想で企画し、クラスの承認を得て、活動を開始する」というものでした。さらに、この会社活動は、一人でも複数人でも始められ、二週間以上活動しないと倒産してしまうので、途中で活動報告をしなければならないという面白いルールもあるとのことでした。
担任の先生は、『落ち込んでいる友達を見かけたらなぐさめる「なぐさめ会社」』『病気で休んだ人に手紙を書く「お手紙会社」』『先生やお友達のお手伝いを何でもする「なんでも手助け会社」』など、たくさんの例を挙げて子供たちの想像を膨らませていました。
クラス全体の雰囲気が良くなるという目的が達成できる活動であれば、自由な発想で企画が立てられる、この会社活動に、子供たちはすっかり魅了されたようで「〇〇会社はどうかな」「〇〇活動をする会社もいいかも」と盛り上がっていました。来週の学級活動の時間は、出てきたアイデアを画用紙に企画書としてまとめ、学級会で提案し、クラスのおみんなの承認を得ていくようです。
このような楽しい「会社活動」であれば、2年生でも特別活動の目標である『様々な集団活動に自主的・実践的に取り組み、互いの良さを発揮しながら集団生活の課題を解決する』ことを通して、「自治的能力」「人間関係の形成能力」「社会参画の意識」が高まり「自己実現の機会」となるだろうと感じるとともに、よく練られた素晴らしい題材だと思いました 。
9月5日(木) 3年1組 理科「実ができたよ」
3年1組の1時間目の授業は、理科専科の先生による授業でした。自分が調べている植物の実をタブレットで写真に撮り、気が付いたことをタブレットに入力し、発表していました。
3年生の理科では、観察や実験の中で、事物や現象を比較し、共通点や差異点をもとに問題を見出す力や分類という考え方を養います。
今日の発表では、オクラやピーマン、ヒマワリ、ホウセンカの実を比較しながら、気づいたことを発表していました。Aさんが「ピーマンの実がとても大きく育っていました」と発表すると、先生は、すかさず「このピーマンは何センチだと思う?」と子供たちに問い返し、何人かの子に発表させました。その発表は、6cm、10cm、12cmと様々でした。その後、Aさんに答えを聞くと「5cmです」と答えました。そこで先生は、『「大きい」という言葉では、人によって感覚は違うから、次からは数字を使うとクラスの子全員に正確に伝わるね』とアドバイスをしていました。
科学的に問題を解決するためには、実証性、再現性、客観性といったといった3つの条件が必要になるわけですが、小学校理科では、このようなやり取り(経験)を通して、子供たちに科学的な記録の仕方について、気づかせていきます。
9月4日(水) 6年1組 社会「天皇中心の国づくり」
6年1組の6時間目の授業は、社会科で「天皇中心とした国づくり」の導入をしていました。
教科書や動画、資料集を使ってこの時代の出来事の概要を学び、問題解決的な学習の学習問題を子供の疑問や気づいたことを組み合わせてつくっていました。
この単元で、子供たちは、学習問題の追究・解決する活動を通して、大陸文化の摂取、大化の改新、大仏造営の様子を手掛かりに天皇を中心とした政治が確立されることを理解します。
理科の授業では、観察や実験結果をもとに学習問題を解決していきますが、社会科では、今日の授業のように地図や資料から情報を取り出し、そのことをもとに考え、まとめながら学習問題を解決していきます。
午後の一番眠くなる時間帯でしたが、担任の先生の熱意ある大きな声で、眠たそうな表情を浮かべる子は、一人もいませんでした。
9月3日(火) 4年1組 算数「考える力をのばそう」
4年1組の算数の授業にお邪魔したら面白い授業をしていました。単元と単元の間にある1時間で完結する、思考力・表現力を育成することを目的とした授業でした。問題がテレビに映し出されるやいなや「これは、面白いやつ(問題)だ!!」と言って、子供たちは、一斉に考え始めました。
(問題)たいちさんとリコさんは、60枚の色紙を2人で分けて、鶴を折ります。リコさんの枚数の方が12枚多くなるようにします。それぞれの色紙の数は、何枚になりますか?
しばらく時間を置いて、担任の先生は「式は、問題を解くための設計図だから、頭の中で考えた解き方を式で表すんだよ」とアドバイスをしていました。
私は、問題を読んで次のような式が思いつきました
(T)(60-12)÷2=24 24+12=36
(答)りこさん36枚 たいちさん24枚
子供たちの何人かは私と同じ考え方をしていましたが、私と異なる考え方をしている子が数人おり、大きく分けて(S1)(S2)のようにノートに書いていました。どちらも自分は、全く思いつかなかった解き方なので、すっかり感心させられました。
(S1)(60+12)÷2)=36 36-12=24
(答)りこさん36枚 たいちさん24枚
(S2) 60÷2=30 30-6=24 30+6=36
(答)りこさん36枚 たいちさん24枚
担任の先生は、まず私と同じ解答の子を指名し黒板に書かせて、説明をさせました。分かりやすい説明で一般的な考え方だったので子供たちの多くは、うなずきながら説明を聞いていました。
続いてS1、S2の子の考えを黒板に書かせて説明させました。式や線分図を使って言葉で説明しましたが、なかなか友達に理解がしてもらえず、発表してくれている子は、言葉を変えながら、何とかみんなに理解してもらおうと一生懸命に説明をしていました。
小6が4月に受けた「R6全国学力・学習状況調査」の算数の「速さの問題」で、解答を式と言葉を使って120文字前後で説明させる問題がありました。この問題の正答率は、全国も県も市、校内ともに低く、夏休みに校内で行った分析でも「式や図を使って、言葉で説明する機会を増やす必要がある」とまとめましたが、今日の4年生の授業は、まさにこの実践のような授業でした。
9月2日(月) 5年生に転入生がやってきた
5年生に転入生の男の子を迎え、始業式の中で全校児童に紹介しました。始業式終了後に5年1組の教室をのぞいて見ると、転入生が早く学校生活に慣れることができるよう、温かい雰囲気の中で自己紹介をしていました。クラスの子供たちは、工夫を凝らした自己紹介を次々としていきます。愉快な自己紹介に、クラスの友達は、どっとウケていましたが、転入生は、まだまだ緊張が解けていないのか、「くすっ」と表情が少し和らぐ程度でした。
その後の中休みは、クラスで校庭に出てドッヂボールをしていました。転入生も、ドッジボールに誘われて、クラスの友達と一緒に校庭に出て、笑顔でドッジボールをしていました。転入生のその表情からは、すっかり緊張感が消え、完全に新しいクラスに溶け込んでいました。5年生にも 目指す児童像「相手の立場が分かり、協力して助け合える子」が増えています。
9月2日(月) 2学期始業式「みんなの心の中には「タイ」が、泳いでいますか?」
今日から2学期が始まりました。8月末には台風の進路をとても心配しましたが、予定通り2学期がスタートできて本当に良かったです。
南門の付近で子供たちを出迎えていると、「おはようございます」「お久しぶりです」と元気に挨拶をしてくれました。そんな元気な子供たちからパワーをもらい、私自身も「よーし、2学期も頑張るぞ」という気持ちが高まりました。
今日は、朝の8:40分から、敷島小の体育館で2学期始業式、その後に、夏休み中に行われた水泳記録会の伝達表彰を行いました。
始業式では、はじめに、6年生の指揮、伴奏に合わせて、全校で元気よく校歌を歌いました。次に代表の児童が、作文発表をしてくれました。作文の内容は、9月3日に発行する学校だよりで紹介しますが、どの子もやる気に満ちた素晴らしい作文でした。私からは、「授業や行事に、主体的に取り組んでほしい」という願いから、次のようなお話をしました。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
長い夏休みも終わり今日から2学期が始まりました。夏休みは、良い思い出ができましたか?私は、8年前に三中で教えた教え子たちが、食事会や飲み会に誘ってくれて、とっても楽しい思い出ができました。それから新記録も生まれました。1学期終業式で話したルーティーン、覚えていますか。私は、読書を生活の中に組み込んでみたら、夏休みにこのくらいの厚さの本を10冊読み終えることができました。夏休み期間中に10冊は、自己ベストです。
さて、先ほど3人が作文を発表してくれました。私は、その作文を聞いて、とってもうれしくなりました。なぜなら、3人の心の中には、「タイ」がたくさん泳いでいるからです。
お魚の「鯛」では、ありません。「頑張り・タイ」「分かるようになり・タイ」「百点をとり・タイ」「思い出に残る運動会にし・タイ」という心の動きを表す「タイ」が、3人の作文の中にたくさんありました。このような「心」の動きを 少し難しい言葉で「主体的」と言います。
みんなの心の中には、自らの意思で取り組もうとする「心」の動きの「タイ」が泳いでいますか?
人間という生き物は、もともとは、とっても主体的な生き物なんです。例を挙げて説明します。みんなも先生も、昔は、全員赤ちゃんでした。赤ちゃんは、動くものは追いかけてみたい、スイッチを見れば押してみたい、めずらしい物があれば、さわってみたい、手に取ったものは、口に入れてみたいと、本当にたくさんの「タイ」が心の中に泳いでいます。ところが、その後、成長する中でいろいろな経験を通して、この自らやろうとする「タイ」が、だんだん減ってしまう人がいます。
みんなの心の中に「タイ」が、たくさん泳いでいますか?
校長先生は、皆さんの心にたくさんの「タイ」が、泳ぎ始めるような学校に敷島小をしていきたいと思っています。敷島小の先生たちは、皆さんの心に「タイ」が泳ぎ始めるような「授業をつくりたい」と思っています。
今日から1年の中で最も長い学期、2学期が始まります。みんなも、先ほど作文を読んでくれた3人のように心の中にたくさんの「タイ」を見つけて、その「タイ」を大きく育てていきましょう。
ということで、敷島小の2学期の合言葉は、「心の中のタイを大きく育てよう」にします。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
※ 今日の敷島小の始業式の様子をNHK前橋放送局が取材に来ました。その様子は、9/2(月)18:30~のNHK総合テレビ『ほっとぐんま630』の中で放送される予定です。お時間があれば、ぜひご覧ください。