三中地区クリーン作戦で校庭がきれいに!! 11月30日(土)
三中地区健全育成会の主催の三中地区クリーン作戦が、第三中学校、敷島小学校、岩神小学校の3校周辺で行われました。この地域行事は「児童生徒がクリーン作戦へ参加し、自分たちの学校周辺を大人と協力して、きれいにすることにより、地域貢献や人との交流の大切さを学び、ボランティア意識の向上を図る」が目的です。コロナ渦で実施を見合わせていたとのことで、今年は5年ぶりに再開し、児童生徒、健全育成会の方、地域の方にお世話になり落ち葉拾いを行いました。
同じ町内の人が、参加してくれた5年の児童に「〇〇さんちの子?大きくなったねえ。おばちゃんのこと覚えている?」と声を掛けたり「ちょっと袋のふちを持っていて」「ハイ!!」と地域のおじいちゃんやおばあちゃんと協力しながら、落ち葉を袋に詰めたりその袋を回収場所まで一緒に運んだりと、地域の方との交流がしっかりできていました。こうした共同作業が人と人とを自然とつなぐきっかけになるのだなと思いました。また、クリーン作戦に自ら申し込み、参加してくれた5年生は、まさに本校の目指す児童像「人に役立つことを進んで行える子」でした。
落ち葉拾いを開始して1時間ほど経過してころ、健全育成会の担当者から「そろそろ終わりにしましょう」と声がかかりましたが「ここは、玄関前だから、もうちょっとやっちゃうよ」と地域の大先輩たちが時間ギリギリまで落ち葉を拾い、玄関前を美しく整えてくれました。この様子を見て、敷島小は、本当に地域に愛されている学校だとつくづく感じました。
本日、ご参加いただきました、地域の皆様、健全育成会の皆様、参加してくれた5年生の児童の皆さん、本当にありがとうございました。
「♬ No1にならなくてもいい もともと特別なOnly One ♪」音楽集会 11月29日(金)
今日の朝活動は、音楽集会です。朝の気温も低くなりました。音楽の先生は、朝から声が出るか少し心配していたようですが、ピアノの伴奏に合わせてウォーミングアップで校歌を歌いだすと、とっても大きくきれいな声が出ていました。特に先日、小中学校児童生徒音楽会に参加して大活躍してくれた4年生が歌声をリードしてくれました。
続いて、「おもいやり週間(人権週間)」にあわせて、音楽の時間に練習してきた「世界に一つだけの花」を全校で歌いました。
「世界に一つだけの花」の歌詞に次のようなフレーズがあります。「そうさ 僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい♬」「小さな花や大きな花 1つとしてお同じものはないから No1にならなくてもいい もともと特別なOnly One♬」
まぶしい朝日が差し込む体育館で、子供たちの美しく大きな歌声を聞きながら、この歌に込められた「みんな違っていいんだよ」「一人一人が特別な存在なんだよ」というメッセージが、発表されて20年たった今でも、多くの人の心を揺さぶるから、ずっと歌い継がれているのだろうと改めて感じました。
体育タイムで「縄跳び練習」はじまる 11月28日(木)
朝日のまぶしい校庭で、全校で行う体育タイムが始まりました。毎年冬になると全校で縄跳びに取り組みます。縄跳びは、道具がシンプルで場所を選ばず、全身運動ができ、回数を数えて跳ぶと自分の成長を実感しやすいなどのメリットがあります。また、実際に飛んでみると、見た目以上に心拍数が上がる有酸素運動なので持久力向上にも効果があります。
敷島小では、春と秋に行う体力テストの結果を分析して体力向上計画をたてています。今年度は、体育集会で楽しく行える運動を取り入れ、全校の体力向上を目指しています。R6年度春の体力テストの結果は、R5年度の秋の結果と比べると 種目別では、握力、50m走、ソフトボール投げで記録が下がる傾向がありました。また、学年別では、1・2・5年で記録の向上が見られたものの、3・4・6年生の女子では、全体的に記録が下がっていました。R6年度の秋に行った体力テストの結果は、現在集計中ですが、こうした体育タイムや体育授業の取組が、体力テストの数値で現れていることに期待しています。
読書ビンゴ 締め切り近づく!! 11月27日(水)
敷島小の図書室では、敷島小の子どもたちに、たくさんの本を借りてほしいという願いから、図書室の先生の企画で「読書ビンゴ」をしています。このビンゴのやり方は、①分類番号を見て借りる本を選ぶ。②どこにスタンプを押してもらうか決めてから並ぶ。③スタンプを押してもらう。④押されたスタンプが、「縦・横・斜め」のどこでも1列揃ったら・・・ビンゴ」。たくさんの子が参加しており、27日現在で、リーチになっている子が、22人だそうです。
ビンゴカードには、写真のようにすべて異なる分類番号が書いてあるので、ビンゴをそろえるためには、色々な分野の本を借りなければなりません。普段、理科の本を読むことが多い子もビンゴをそろえるために「物語」や「絵本」「怖い話」なども借りなければなりません。
私も図書室の先生と同様、この「読書ビンゴ」がきっかけとなり読書の幅が広がり、本を読むハードルが、少しでも下がるといいなあと思っています。
青空とイチョウ 青空と校舎 11月26日(火)
ふと気が付けば、秋も深まり、敷島小の木々の葉も朝日を浴びて美しい紅葉を見せてくれています。中でも黄色く染まったイチョウと青空の対比は、本当に見事で目を楽しませてくれています。
また、校舎の外壁の塗り直し工事も終わり、足場の解体が進んでいます。久しぶりお目見えした美しくお色直しが済んだ校舎も、強い朝日を浴びて気持ち良さそうに見えました。子供たちは、校舎を見上げて「久しぶりに校舎を見た。かなりきれい!!」と嬉しそうに言っていました。
みんなで楽しく過ごすために 6年 国語 11月25日(月)
国語では、6年間の最後の話し合いの学習として「みんなで楽しく過ごすために」という単元があります。これまでに「考えを広げる話合い」と「考えをまとめる話合い」とを区別しながら合意形成を図っていく、話し合いの学習を続けてきました。この単元では、理由や根拠を明確にして試行錯誤しながら、新しいアイデアが出されるような話し合いを行いました。
今日は、この話合いで決めたことを実践するために、1年生の教室に来ています。6年生は1年生を楽しませるために、ジャンケンを一つとっても大げさに喜んで見せたり、悲しんで見せたりしてくれました。そんなお兄さん、お姉さんの姿を見た1年生も5年後には、自分たちが6年生からしてもらった楽しい時間を、今度は新しい1年生に提供できるように今日の記憶を頼りに頑張ってくれることでしょう。
全校朝礼 人権講話「自分と違う人と仲良くするための3つの訓練」 11月22日(金)
敷島小では、今日11月22日〜12月13日までを「思いやり週間(人権週間)」と決めています。
「人権」って、ちょっぴり難しい言葉だけれど、意味がわかりますか?
「人権」とは、一人一人が生まれた時からもっている「自分らしく生きる権利」のこと。
もっと簡単に言うと「みんな生まれたときから自分らしく生きていいんだよ」という意味。
人権週間は、なぜ生まれたのか?
人権週間はおよそ70年前にできたのだけれど、その時までに世界は2度の大きな戦争を経験したんだ。今もウクライナで戦争が起きているのを見たことがある人もいると思うけど、戦争が起きると、左の写真のように兵隊になりたくないと思っても兵隊となって戦争に参加して亡くなってしまったり、右の写真のように戦争で自分の家を失ってしまうなど、自分らしく生きたくても 生きられない人が、増えてしまったりするんだ。そこで「生まれてきた人は誰でも、みんな自分らしく生きられるようにしよう」という声が世界中で高まり、国際連合で「人権デー」が生まれたんだ。これを受けて日本でも政府が中心となり人権週間ができたんだ。
では、今日から始まった「思いやり週間(人権週間)」は、どんなふうに過ごしたらよいのでしょう?
自分と合わない人、苦手な人、考え方が違う人と、仲良く過ごすには、どうしたら良いか、考えて過ごしてほしい。
みんなには、いませんか?自分とそりが合わない人、苦手な人、考え方が違う人。こんな人を見ると、イライラすることもあるよね。そして、イライラがたまると文句を言ったり、手を出してしまったりすることもある。これは、みんなが子供だからではなくて、人間であれば、みんなそうなんだ。先生のような大人も同じだよ。つまり「人」はね、自分と違う人と仲良くすることが、苦手な生き物なんだ。
自分と違う人と仲良くするのは苦手なんだけど、クラスや敷島小の子どもが、日本に住んでいる人々が、世界中の人々が、仲良くなれて、争いや差別や戦争が起きなくなったら、すごく素敵だと思いませんか。
差別や戦争の無い素敵な世界を作るには、どうしたら良いのだろう?
苦手な友達や合わない友達と「仲良くする訓練」が必要なんだ。「学校」は、その訓練の場所なんだ。そして、今、君たちは、訓練をしているところなんだよ。
<みんなにしてほしい「仲良くするための3つの訓練」>
・自分と友達が違うのは当たり前と認めること。
・自分の良いところをたくさん見つける。
・友だちの良いところをたくさん見つける。
この3つの訓練を行えば、今の敷島小は、もっと仲良くなり素敵なクラス・素敵な学校になると思うんだ。そして、そんなみんなが大人になった時、日本中、世界中の人々が仲良くなって、差別や戦争が起きない「素敵な世界」がつくれると思うんだ。「おもいやり週間(人権週間)」では、今日のお話を参考に、自分と合わない人、苦手な人、考え方が違う人と仲良く過ごすには、どうしたら良いか、考えて過ごしてほしい。
社会科見学で漬物工場(しんしん)へ 3年生 11月21日(木)
3年生の社会科見学で、下川淵工業団地にある漬物工場「しんしん」に行ってきました。
今回の見学は、「人々と私たちのくらし」の「工場で働く人」の学習内容になります。この学習では、はじめに、前橋の工場では、どのようなものを作っているのかを、教科書を使って調べ、学習問題「つけもの工場では、おいしいつけものをつくるために、どのような仕事を、どのように工夫しているのだろうか?」をつくりました。そして、子供たちは、「工場見学」の時に「調べてくること」や「工場の人にする質問」などを話し合いを通して計画を立て今日を迎えました。
工場では、始めに社員の方からプレゼン資料を使って漬物製品の説明があり、続いて実際の工場で漬物を袋詰めする様子を見学しました。初めて見る大型の袋詰め機械や商品検査の機械に子供たちは興味津々の様子でした。見学が終わると子供たちからは「一日あたりどのくらいの製品が作られるのですか?」「工場には何人の人が働いていますか?」「働いている人は、なんで白い制服なのですか?」「袋詰めの機械の値段は、1台いくらですか?」と主体的に工場の人に質問し、一生懸命にメモしていました。子供たちのこのような様子からもしっかり準備をしてきたことが分かりました。この後、社会科の授業の中で、今回の見学や調査の資料をもとに「まとめ」をしていきます。
本日は、敷島小の3年生のために、たくさんの社員の方々に、説明や見学、子供たちの質問に対応していただきました。大変お忙しい中、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。
教育相談が始まりました 11月20日(水)
11月19日より教育相談が、始まりました。ご多用のところ、お時間の都合をつけて、ご来校いただき、ありがとうございます。学校では、教育課程に従って、およそ半分の学習や行事等を終えています。今回の教育相談では、担任から学校での児童の様子や活躍等を伝えさせていただくとともに、ご家庭でのお子様の様子等をお聞かせいただき、お互いに情報を共有し、今後の指導に生かしていければと考えています。
ただ教育相談や学習参観等の学校行事の参観だけでは、ご不安やご心配なこともあると思います。そうした不安や心配を解消するには、学校と家庭のコミュニケーションが重要だと考えます。
自分の経験の中で「なるほど、家でそんなことがあったからなのか。(担任として)」や「学校でこんなことがあったからか。(親として)」など、相談してみたことで子供の行動の原因に気付いたり、より良い対処ができたりしたことがありました。集団生活を送っている学校においては、子供たちは様々な問題に直面しますが、子供が問題を自分で判断し、自分で解決できるように、学校と家庭で連携しながら支援していくことが重要であると考えています。「こんなことで…」と遠慮することなく、ご心配・ご不安な点については、ご相談ください。そのことで問題等の早期発見・早期対応・早期解消につながるケースもあります。学校と家庭で連携し、子どもたちを支えていきたいと思っております。ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
路線バスで社会科見学 4年(天狗岩用水) 11月19日(火)
4年生が、路線バスを使って社会科見学に出かけました。
4年生は敷島小の中でも、クラスの人数が一番多いクラスなので、路線バスで大丈夫かなと少し心配しましたが、乗車中の子供たちは、ほとんどおしゃべりをせず、ふざけあう様子もなく、本当に良い子たちでした。行きのバスを降りる時に「ご迷惑を おかけしました」と一般の乗客に声を掛けると「とてもいい子たちですね」とお褒めの言葉をいただくことになりました。
見学先では、天狗岩用水や宝塔山古墳、光厳寺を実際に歩いて調査して、総社歴史資料館で係員の方から詳しい説明を聞いたり体験活動を行いました。
帰りのバスでは、自分たちよりも後から乗車してきたおばあちゃんがいました。座席に座っていた4年の男の子は、チラチラそのおばあちゃんを見ていました。すると、スッと席を立ち、そのおばあちゃんに近づき「この席をどうぞ」と声を掛け、席を譲ってあげました。しばらくバスは走り、私たちが降車する時に、そのおばあちゃんから改めて「どうも、ありがとうね、気を付けてね」とその子は、声を掛けられていました。今日の社会科見学は気温が上がらず、少し寒かったのですが、この会話を聞いて心がポッと温かくなりました。敷島小で目指している児童が、ココにも一人いました。
「令和6年度図工美術作品展」 11月17日(日)
「まえばし学校フェスタ」の合同開催された「前橋図工美術作品展」を見るために、前橋元気プラザ21に来ています。現在17日の日曜日14時ごろですが、図工美術作品や学校自慢写真「とっておきの1枚」や展示発表(主に中学、高校、特支学校等の美術部の作品や教育資料館の写真)には、たくさんの人が訪れています。会場内を歩いて見ていると「あっ、校長先生だ!!こんにちは」と家族で来ていた敷島小の子供から元気な挨拶がありました。
「前橋図工美術作品展」は、学校を代表する作品が集結されているだけあって、どの学校の、どの作品も大変素晴らしかったです。
「全員がOK、全員が楽しい を目指した修学旅行」 11月15日(金)
1日目は、「円覚寺」から「高徳院大仏」までの班別行動を行いました。班長さん中心に、保健係、地図係、時計係が協力しながら、自分たちが立てた計画沿って班別活動を行いました。班の中には、歩くのが早い子遅い子、ゆっくり見学したい子せっかちな子、行きたいお土産のお店が違う子などがいましたが、お互いに少しずつ相手に心を配り合い、折り合いを上手につけて「全員がOK、全員が楽しい修学旅行」にしようとする様子が見られました。
そして宿泊先は「新横浜プリンスホテル」。日本の一流ホテルで食事も大変おいしく、眺めも素晴らしかったです。子どもたちは、バイキング形式の食事に、23階の部屋から見える夜景に大興奮でした。夕飯では、「これ、めっちゃおいしい!!食べてみて」とおいしい料理の力も借りて、普段はあまり話をしない子同士も会話が弾んでいました。
2日目は、「八景島シーパラダイス」。到着してすぐにアクアミュージアムのバックヤードツアーに参加し、その後、班に分かれて、アトラクションを楽しんだり、お昼を食べたり、お土産を買ったりして楽しんでいました。園内は、予想以上に空いていて、乗り物等にもたくさん乗れて、存分に楽しめました。
あっという間の楽しい2日間が終わり、帰校式で、私は次のような話をしました。
「出発式で『全員がOK、全員が楽しい修学旅行にしましょう』という話をしました。個性が違い、考え方が違う友達と一緒の旅行で、この課題はとっても難しいのだけれども、少しずつ相手に心を配り合い、時には少し自分が折れて折り合いを上手につけ、行動したことで「全員がOK、全員が楽しい 修学旅行」に近づけたと思います。この経験を忘れないでほしい。」
「敷島小の仲間の活躍」表彰朝礼 11月14日(木)
表彰朝礼を行いました。スポーツ、絵画、感想文と多方面で活躍しいた敷島小の子供たちを紹介することができました。
・前橋市児童文化センター図画作品展 9人
・群馬県立昆虫の森 第19回虫の絵作品展 6人
・読書感想文コンクール 6人
・市民スポーツ祭 3人
人口が増加していた頃の日本では、何でも平均的にできる人材が重宝されていたように思いますが、人口減少社会に突入し成熟してきた社会においては、何かに特化した知識や技術、能力がある人材が求められていると感じています。そこで、朝礼の最後に「自分の好き、得意を伸ばそう!!」と子供たちに伝えました。
「工芸品の魅力を伝えよう!!」4年国語 11月13日(水)
4年の子供たちは、担任の先生が図書室から借りてきた「工芸品」に関する本やインターネットを上手に使いながら、日本の工芸品を調べていました。
この単元では、導入で子供たちに「説明文の読み取りを行った後に、興味をもった工芸品について、リーフレットにまとめるよ」と担任から説明してあります。このように初めに単元の後半で行う活動を伝えることにより、その後、説明文「未来につなぐ工芸品」への興味関心を高めるとともに、学習の見通しをもたせます。そして、本時では、説明文の読み取りを行った後の「書く活動」として設定されている「リーフレットづくり」で、前述の説明文の中で使用されていた表現の工夫をや説明文の要約をした時の技能をフル活用して分かりやすいリーフレットづくりに挑んでいます。
現在子供たちは、江戸切子、赤べこ、南部鉄器など自分でもっと調べたい工芸品を決めて図書室の本やタブレットを上手に活用しながら、そこから得た情報をノートに整理中です。
「今に伝わる室町文化」で調べる楽しさに気付く!!6年社会 11月13日(水)
6年の授業は歴史の学習で「今に伝わる室町文化」に関するいくつかの質問をタブレットや資料集、教科書を使って調べる学習から始まりました。質問は「銀閣寺の屋根の上には、何がありますか?」「墨絵で有名になった人は誰?」「その人はどうして有名になったの?」「生け花は「いつ」「どこで」始まりどのように現代までつながったのか?」などでした。5時間目ということもあり、なかなか授業に乗ってこない子供にも、教科担当が、次々にヒントを出しながら上手に学習に取り組ませていました。
教科担当が「ちょっと脱線するよ」と前置きをして、金閣寺や平等院鳳凰堂の屋根の上には何があるか調べさせる中で、屋根の上の物の似ている点を見つけさせたり、「鎌倉の鶴ケ丘八幡宮には鳩がいるのだけれど、どこにいるでしょう?」などの質問を投げかけたりして、速く調べられた子を上手にほめながら学習意欲を高めていました。
このように社会科では、「調べて得た事実をもとに考え、社会の仕組みや人々の営みについて理解する」教科です。小学校の社会科も理科も、問題解決的な学習で授業が進んでいく点は似ていますが、社会科は、問題解決のために資料(インターネットの情報、教科書、資料集)から情報を取りだし考えるのに対して、理科では、問題解決のために観察・実験の結果から情報を取り出し考える点が大きく異なります。社会では、資料を読み取り必要な情報を取り出す力が大切になります。今日の子供たちは、どの資料に当たると必要な情報に早くたどりつけるか考えながら教科書、資料集、インターネットを使い分けていました。
「道案内を聞いて、正しい場所にたどりつこう!」5-1外国語 11月12日(火)
外国語は、簡単な情報や考えなどを理解したり、表現したり、伝えあったりするコミュニケーションを図るための資質・能力を育成する教科です。そのため、教科書の題材に関連した具体的な「課題」を設定し、その「課題」解決に向け、目的、場面、状況のある外国語の言語活動に取り組みます。
本単元では、「道案内を聞いて、正しい場所にたどりつこう」が「課題」で、そのために必要な単語や文章を、まずはALTと教科担当とのやり取りを見て学び、簡易地図上に目的の場面を想定し、地図上の目的地点までの道順等を子供同士でお互いに説明し合い技能を習得していきます。
私が30数年前に受けた英語の授業(中学英語でしたが)と大きく異なるのが、このように現実社会において存在する場面や明確な活動目的が設定されている点だと感じています。これにより外国語の学習に取り組むときに、子供自身が必要感を感じ、主体的に学びに向かえるのだと思います。5年2組の子供たちもALTと教科担当のやり取りを真剣に聞き、主体的に学んでいました。
敷島の教育 11月11日(月)
職員室前の廊下の壁には、「敷島の教育」のコーナーがあります。敷島小学校の「令和6年度学校経営方針」や「教育目標」、「学習の手引き」、「敷島小の約束」などを掲示しておりますが、新たに先日の教科別発表会で発表した「令和5・6年度の校内研修への取組」についての発表用資料を追加しました。
来校された際、お時間があればお読みいただき、ご意見・感想などをいただけると嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
前橋市児童生徒理科研究発表会で6年生の2人が発表 11月10日(日)
前橋市理科研究発表会が、前橋工科大学で市内192名の小中学生が参加し行われました。この理科研究発表会は、大変歴史があり、今年で44回目を迎えます。
小中学校の理科の学習では、およそ60年前から「問題解決的な学習」つまり「問題」を見出し、「予想」し「実験・観察の計画」を立て、「実験・観察」を行い、「結果」をもとに「考察」し、「結論」を見出すという「問題解決の過程」を経験させながら学習することを大切にし「問題解決能力の育成」を図ってきました。この日に発表された理科研究は、理科の授業を通して育まれた子供たちの「問題解決能力」が「発揮される場」「試される場」「磨かれる場」であると考えています。
今日敷島小を代表して発表してくれた6年生2名の「小さな科学者」たちが、他の学校の研究発表に触れて、さらに科学に対する興味関心や問題解決能力を高め、この「小さな科学者」の中から「本物の科学者」が誕生することに期待しています。
教科別研究会(学級活動)が敷島小で行われました 11月8日(金)
敷島小学校では、令和5年度、6年度の校内研修で「特別活動(学級活動)」の授業の在り方について、前橋市教育委員会の指導助言をいただきながら研修・研究をすすめてきました。11月8日(金)には、この2年間の研究の成果の1つとして、5年2組で学級活動の授業を、市内の約70名の先生方に公開し、その後体育館で8つの班に分かれ、授業研究会(授業の良かった点や課題点、教師の支援の在り方等について協議し改善点を話し合う)を本校職員が司会となり行いました。
5年2組の教室では、子供の数の倍以上の先生方が参観する中、子供たちは物怖じせず、司会の子供たちはいつも通りに落ち着いて司会の仕事をこなし、司会以外の子供たちもいつも通りに自分の考えやその理由を活発に発表していました。
授業研究会では、参観された先生から「司会団の落ち着いた会の進行から、前の時間までの担任の細やかな指導の積み重ね」を称賛いただいたり、「異なる意見が出てそれらを比較検討する場面で子供が『2項分析』を選択し、それを使って比較検討した点が良かった」などの意見が出されたりしました。
5年2組の担任は、11月8日の授業で子供が活躍する様子を頭に描き、1学期より書物等で指導法を勉強したり、子供たちの話し合いのスキルを、それは積み木を1つ1つ見上げるように、子供たちに指導をしてくれました。その成果が現れた120点の授業だったと思います。
体育タイム「けやきマラソン」 11月7日(木)
10月29日からマラソンカードを利用して、20分休みや体育の授業でけやきマラソンに取り組んでいますが、今日は、朝行事「体育タイム」でも全校で「けやきマラソン」に取り組みました。
敷島小では「根気強く頑張りのきく子」「強い意志で最後までやり抜く子」を目指す児童像として掲げていますが、「けやきマラソン」は、まさにこの2つの子供の姿を育てる上で大切な行事だと考えています。
長い距離を走っていると、だんだん息も心拍数も上がり苦しくなります。苦しくなってくると2つの心の葛藤が始まります。「歩いている友達もいるし、苦しいから歩いてしまおうか?」「今日は10周走ると決めたんだ。あと1周は頑張って走ろう!」2つの心は、普段は現れませんが、このように辛い時に限ってニョキニョキっと現れます。こんな場面の時に、後者の心で頑張れる子供を育てたいと考えています。
けやきマラソンは、自分のペースで目標が設定しやすく、その目標の達成が客観的に評価しやすいため、目指す児童像にせまるための格好の教材と言えます。今日も走り終えた子供たちが、手を膝の上に置き前かがみになって肩で息をしています。弱い自分に負けずに、頑張った証です。
「校内絵画展」について 11月6日(水)
2学期に図画工作の授業で描いた絵画を廊下に掲示し始めました。校内絵画展のこの時期は、たくさんの絵画が一斉に掲示されるため、廊下はとても華やかになりました。図画工作で扱う内容は、「表現」と言われる絵や立体、工作で表す活動と、友達の作品や有名な作品を見てその面白さや楽しさ、表し方を考えたり、自分の見方や感じ方を広げるたりする「鑑賞」の2つがあります。絵画を廊下に掲示する目的の1つは、図画工作の内容「鑑賞」によるものですが、保護者の皆様もぜひご覧ください。校内絵画展の期間は、11月11日(月)~14日(木)の15:30~16:00です。詳細は、11月1日に「すぐーる」でご案内しておりますので、ご確認ください。
保護者の皆様におかれましては、お子さんの作品を見て「思ったこと」「感じたこと」「考えたこと」などをお子さんにお話いただけると、次の作品作りの意欲になるとともに、鑑賞する力や表現力も高まると思いますのでよろしくお願いいたします。
読書の秋 本好きの子供を増やしたい!! 11月5日(火)
秋もだいぶ深まってきました。秋は、読書週間のように本にまつわるイベントがたくさんあります。敷島小の図書室でも少しでもたくさんの本に手を伸ばしてほしいと考え、図書館司書が掲示物を工夫してくれています。下の写真は、4年生が書いたPOP(本の紹介)です。POPを見て見ると、「自分の好きな本を、友達にも読んでほしい」という子供たちの願いのこもった文に思わず本を手に取って読みたくなります。
「読書の秋」は、秋の過ごしやすさを伝える意味で使われていますが、これは、中国の詩に由来すると言われています。この詩を夏目漱石が小説『三四郎』の中で引用したことで、「秋は読書をする」というイメージが広まったというのが有力な説のようです。(所説あるようですが)また、『知的生産術』の著者 出口治明氏は、この本の中で『人は3つのことから学ぶ。その3つとは「人・本・旅」だ』と言っています。これを読んだ時、まさに「そうだ」と思いました。子供たちにも、ぜひたくさんの本を読んで、本からも学びを深めてほしいと思っています。
広報まえばし11月号に5年1組が登場 11月1日(金)
広報まえばし11月号の特集記事「安全・安心な学校給食」の中で5年1組の給食の時間が紹介されました。これは、9月12日に広報まえばしの記者さんが来校し取材をしていったものになります。
どの写真も、5年1組のクラスの雰囲気が自然に伝わるとてもよい写真だと思っています。地域、保護者の皆様の中でまだ、ご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ「広報まえばし11月号」をご一読いただくとともに、紙面p4の二次元バーコードで紹介されている特集関連動画もご視聴いただけたらと思います。
みんなで楽しく過ごすために 6年 国語 11月25日(月)
国語では、6年間の最後の話し合いの学習として「みんなで楽しく過ごすために」という単元があります。これまでに「考えを広げる話合い」と「考えをまとめる話合い」とを区別しながら合意形成を図っていく、話し合いの学習を続けてきました。この単元では、理由や根拠を明確にして試行錯誤しながら、新しいアイデアが出されるような話し合いを行いました。
今日は、この話合いで決めたことを実践するために、1年生の教室に来ています。6年生は1年生を楽しませるために、ジャンケンを一つとっても大げさに喜んで見せたり、悲しんで見せたりしてくれました。そんなお兄さん、お姉さんの姿を見た1年生も5年後には、自分たちがしてもらった楽しい時間を、新しい1年生に提供できるように頑張ってくれることでしょう。