「情報モラル講習会」 4~6年 4月30日(水)
前橋警察署の生活安全課生活安全係に外部講師を依頼して、情報モラル講習会を体育館で行いました。
情報モラル講習会の目的は、子どもたちがインターネットやSNSを安全かつ適切に利用するための知識を身につけることです。この講習会では、情報社会の利点だけでなく、個人情報保護や不適切な投稿への対応方法、ネットいじめの防止策などについて学びます。これにより、子どもたちがデジタル環境でのリスクを理解し、自分の言動に責任をもちながら情報を扱えるようになることを目指しています。群馬県では、子どもがインターネットを安全・安心に利用し、インターネットに起因する犯罪、トラブル等に巻き込まれないようにするためのセーフネット標語「おぜのかみさま」があります。今日は、このセーフネット標語に沿って、具体的に「どんなことに注意が必要か」、「してはいけない事は何か」などについて学びました。
「おぜのかみさま」リーフレットは、家庭での指導や子どもたちのデジタル機器の使い方を見守る際に役立つ内容となっていますので、リンクを張りました。すでにご存じの内容かもしれませんが、是非ご覧ください。
講習会の中で、外部講師の方が、「任天堂スイッチなどのゲーム端末に、フィルタリングなどの制限が全くかけられていない子は、手を挙げて!」と指示すると7~8割の子が手を挙げていたので少しびっくりしました。ゲーム端末の多くは、インターネット接続されていますので、タブレットと同様にインターネットを介して見知らぬたくさんの人とつながることができます。子供をネット社会から守るという視点から、こちらについてもフィルタリングの設定をしていただいた方が安全かと思います。
子供たちに健全な情報社会との付き合い方を教えていくためには、学校と家庭が協力して指導をすることが大切だと考えております。どうぞよろしくお願いします。
用務技士さんも頑張っています!! 4月28日(月)
用務技士さんは、いつも目立たないところで、より良い環境で教育活動が展開できるよう一生懸命仕事に取り組んでくれています。敷島小は校舎や校庭が広く、その環境を整えるのはとても大変なのですが、いつでも気持ちの良い状態を保ってくれています。
春先には、教材園にすぐに野菜の苗等が植えやすいように耕運機で耕してくれたり、校庭では、取っても取っても生えてくる草取りをしてくれたり、木々の剪定作業をしてくれたりして、より良い教育環境づくりに進んで取り組んでくれています。
放課後の先生たち 頑張っています!! ~校内研修編~ 4月28日(月)
子供たちが下校した後、今年度初めての校内研修を行いました。校内研修は、教職員が教育の質を向上させるために行う学びの場で、新しい指導法やカリキュラムの研究、学級経営や子どもの発達理解を深めることなどを目的としています。この校内研修を通じて、我々は、知識とスキルを磨き、子どもたちがより良い学びの環境で成長できるよう努めています。具体的には、授業の研究や各種研修などを行い、他の先生方と意見交換をすることで、それぞれの専門性を高め合います。また、専門家などを招いての講習会なども行われます。
敷島小では、令和5・6年度の校内研修は、学級活動に取り組みました。2年間の研究・研修を通して私たちは、学級活動を行う際の指導のポイントを習得することができました。また、子供たちは、自己決定、集団決定する場をたくさん設けたことで「自己有用感」の高揚につながりました。さらに、子供たちは、異なる意見をもつ他者と感情の対立にならないよう、話合いを通して折り合いをつける技術も学びました。
今日の校内研修では、「目指す児童像」を明確にするために、3つのグループに分かれて話し合いました。この話合では、若手もベテランも自由な雰囲気で話合ができるように、本題の前に「サイコロトーキング」(お題は写真参照)でアイスブレイクを入れてから、本題の目指す児童像の話合いを行いました。「サイコロトーキング」の様子をカメラで撮っていると「校長先生もサイコロ振ってください!!」と急に振られ、慌ててサイコロを振り発表し、その雰囲気を一緒に感じることができました。
研修主任の考えた「アイスブレイク」が功を奏し、「目指す児童像」の話合いになっても会話量が減ることなく、自由な雰囲気の中で、それぞれの先生方の授業に対するこだわりや思い、願いが語られていました。そして、最後にグループの代表者が、話し合った内容を説明し、全体で共有しました。その代表者の中には、今年初めて教壇にったルーキーの姿もあり、堂々とした発表態度に思わず、他の職員からは拍手が起きていました。
「1年生を迎える会」 朝行事 4月25日(金)
「1年生を迎える会」が、8:30から体育館で行われました。この行事のねらいは、「全児童で1年生を歓迎し、仲良く学校生活を送ろうとする意欲を高める」「高学年は、役割を分担し、会の準備をしたり、協力して運営したりすることで、上級生としての自覚をもつ」です。
朝の8時、体育館には5、6年生の運営委員と担当の先生の姿がありました。2回目のリハーサルを真剣に行っています。児童集会と呼ばれる朝行事の運営には、司会や代表挨拶、ピアノ伴奏やプレゼント渡し、マイク運びなど様々な役割が必要となるため、事前に分担を決め、スムーズに行事が進行するようにリハーサルを行ってから本番に臨みます。6年生の運営委員の中には、昨年度の経験者もいるので、彼らが、初めて運営委員となった5年生をリハーサルでもリードしていました。2~6年生が体育館にそろうと、「花のアーチ」の中を通り、元気な1年生が入場してきました。6年生の代表児童から「歓迎の言葉」、担任の先生からの「1年生紹介」、上級生からの「朝顔の種」と「校歌の歌詞カード」のプレゼントが渡されました。そして最後に2~6年生が校歌を歌いました。
1年生は、2~6年生のお兄さんお姉さんを前にしても教室で練習してきた通り、大きな声で返事をしたり挨拶をしたりできました。運営委員の5、6年生は、自分の役割を果たし、協力しながら行事の運営ができたので、会が終わるとどこか誇らしげな顔をしていました。
「なかよしアンケート(いじめ防止アンケート)」 朝活動 4月24日(木)
敷島小学校では、次のような方針で「いじめ防止」に取り組んでいます。
① 全ての児童とその家庭や本校職員が、「いじめはどの学校にも、そしてどの学年・学級にも、またどの児童にも起こり得る」という共通した認識をもとに、「いじめを絶対に許さない学校づくり」を進める。
② いじめ防止に関わる各種対策により、本校児童が安心して学校生活を送り、様々な活動に安心して主体的に取り組むことができるようにする。
今日の朝活動で実施した「なかよしアンケート(いじめ防止アンケート)」は、いじめの早期発見に向けた取り組みの1つで、アンケートに答える時間が十分確保されるよう朝読書と合わせて実施したり、アンケートに答えることが目立たないようにするために、全員が記入する様式にして実施しています。
また、道徳や学級活動の指導や日々の学級での指導、朝礼の講和などを通して次のような児童の育成を目指し未然防止に努めています。
・いじめをしないように自分で考え、判断し、思いやりのある行動ができる児童
・いじめを見逃さない、たくましい心をもつ児童
・いじめをしない、自分と仲間を大切にするあたたかい心をもつ児童
このように、学校では、いじめの早期発見や未然防止に取り組んでおりますが、ご家庭において、もしもお子さんにご心配な様子が見られたときは、遠慮なく学校にご相談くださるよう、改めてお願いいたします。
「学習参観」「学級懇談会」 4月23日(水)
今年度初めての学習参観・懇談会がありました。昼休みも終わりに近づいてくると子供たちは、学習参観に向けて、いつもより早く教室にもどってきました。ドアから廊下に頭を出してキョロキョロしている子に「おうちの人は来たかい?」と尋ねると「今日は妹のクラスを見てから私のクラスに来ると言っていたからまだ見てない」と教えてくれましたが「もしかしたら先にくるかなあ」と期待をしているようです。授業が始まり、各教室を回ってみると、子供たちも先生方も普段と違う環境に緊張しているようでした。そんな様子を見ていたら、ふと30数年前に1度だけ経験した教員人生初めての授業参観と学級懇談会の記憶がよみがえってきました。学習参観では、クラスの子供たちに助けられ、学級懇談会では、のどがカラカラになりながらも伝えるべきことを一生懸命に説明したことを思い出しました。
本日は、年度初めのお忙しい中、大勢の保護者の方々に参観していただき、また、そのあとの学級懇談会にもたくさんの方にお残りいただき本当にありがとうございました。学校でのお子さんの頑張りや様子を夕飯の話題の一つにしていただけると子供たちもうれしいと思います。よろしくお願いします。
「日本の国土はどのような特色があるのでしょうか?」 5年2組 社会 4月22日(火)
5年2組の前の廊下を歩いていると「沖ノ鳥島!」「択捉島!!」と大きな声が聞こえてきます。教室では、前の時間に勉強した「国土を構成する主な島」や「日本のまわりの海」の名称をテンポよく復習しています。プロジェクターで日本地図を投影し、発表された海や島の名称を次々と書き込んでいきます。問題「「日本の国土はどのような特色があるのでしょうか?」を解決するために、地図や資料、調査活動などを通して新しい知識を獲得したり調べるための技能を学んだりしていきます。
しばらくテンポよく復習していたのに、あまり手が上がらない「問い」もありました。そんなとき、担任は、それを予想していたかのように、すかさず前の時間の板書を撮影した写真の一部を大型モニターにヒントとして映します。すると、子供たちは「そうだ!!」とまた一斉に手を挙げていました。
授業の後半は、日本の海岸線の長さが、世界で6番目に長いことを実感させるために、日本の白地図の海岸線を丁寧に赤ペンでなぞらせていました。子供たちは、入り組んだ海岸線を赤ペンで、はみ出さないよう丁寧になぞり「本当に入り組んでいる」「はみ出さないようになぞるのは、めっちゃ大変」と言いながら海岸線の長さを実感しているようでした。写真や白地図など担任の丁寧な授業準備に頭が下がります。
「イ~ヌ」「パンダ」「ライオン」 1年1組 音楽 4月21日(月)
1年1組の教室では、音楽専科の先生が、音楽の授業をしています。手で拍子をとりながら、食べ物や動物の名前を次々にリズムにのせて、順番に言っていくリズム遊びのようです。音楽専科の先生が、席の近くまで行きサポートしながら1人ずつ思いついた食べ物や動物の名前を言っています。一定の手拍子に2文字、3文字、5文字の音をうまくのせて発音するのが少し難しいようで、なかなか大きな声では発音できませんでしたが、2週目になると慣れてきて元気よく「イヌ」「パンダ」「ライオン」の音をリズムに乗せて言っています。リズムへの乗せ方もいろいろな工夫が始まり、子供たちはそれを楽しんでいます。
次は、「ありがとうの花」歌唱練習がはじまりました。「キリンさんのように首を伸ばし、足は少し広げて歌います」と音楽専科の先生が言うと、教室内は、すぐに小さなキリンさんでいっぱいになります。
1・2年生の音楽では、自分の思いに合った歌唱表現をするために(ア)範唱を聴いて歌ったり,階名で模唱したり暗唱したりする技能(イ)自分の歌声及び発音に気を付けて歌う技能(ウ)互いの歌声や伴奏を聴いて,声を合わせて歌う技能を身に着けることを目標としています。あたたかな日差しが窓か差し込む教室で、1年1組の子供たちは、互いの歌声や伴奏を聴いて声を合わせて元気よく歌っていました。
PTA本部役員会議 PTA実行委員会 4月20日(日)
20日(日)の9:00~PTA本部役員会議が、10:00~PTA実行委員会が、図書室で行われました。主な内容は、顔合わせとPTA総会に関する資料の確認を行いました。両会議ともPTA会長さん、副会長さんを中心にスムーズに進行していただきました。
PTA活動については、近年メディアでいろいろと話題になりますが、敷島小では、従来のPTA活動を見直し、朝の交通指導や体育着のリユース販売、学校行事の協力など子供たちにとってあったらよいと思われる活動に絞って「少しずつ力を出し合い、楽しく活動」を合言葉に活動していただいております。本部役員を含め、実行委員も毎年多くの人が入れ替わっていく組織であるため、活動を維持するのは難しいところですが、活動記録が記された前年度の資料をもとに、お互いに声を掛け合い確認しながら進めていただいております。
また、PTA顧問を数年にわたりお引き受けいただいている方がいるおかげで、PTA活動が維持できている部分も多いと感じております。PTA顧問様、本当にありがとうございます。
本日は、年度初めの大変お忙しい中、本部役員、実行委員の皆様におかれましては、お時間の都合をつけてPTA活動にご協力いただき、心より感謝申し上げます。今後ともご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
「2つの心」 全校朝礼 4月18日(金)
体育館で全校朝礼を行いました。朝礼では、「2つの心」というお話をしました。
〇人間の心の中には、誰にでも「2つの心」があります。
〇それは、「白いきれいな心」と「黒い汚れた心」です。普段は、「2つの心」があることには、気づきません。でも、迷ったとき、つらいとき、頑張らなければならない時に2つの心は、にょきにょきっと出てきます。
〇そして、2つの心の戦いは、始まります。どんな時、どんな戦いをするのでしょうか?
〇例えば、目覚めの朝。おうちの人が「朝だよー。起きなー」と大きな声。
すると白い心がこう言います「さっと元気よく起きて、朝ごはん食べて、学校に行く準備をしようぜ!!」
でも黒い心がこう囁きます。「もう少し、寝ていたって大丈夫。どうせ、また親が起こしてくれるはず。もう一眠りしちゃおうぜ」
→みんなの白い心と黒い心、どちらが勝ちますか?
〇例えば、昨日の給食の時間。担任の先生が「給食の前は、ちゃんと石鹸で手を洗えよー」と大きな声。追って連ら鵜k
すると、白い心がこう言います「手は意外と汚いと保健室の先生言っていたよな。食事の前は、手を洗うのは、常識。さっさと洗ってこよう。」
でも、黒い心がこう囁きます。「手は結構汚れているというから、めんどくさいなあ。手洗いくらいしなくても、大丈夫。したことにしてゴマ化しちゃおうぜ」
→みんなの白い心と黒い心、どちらが勝ちますか?
〇例えば、学校から帰ってテレビを見ていると。おうちの人が「いつまでテレビを見ているの。テレビばっかり見てないで宿題は終わったの」と大きな声
すると白い心がこう言います「そういえばテレビを見すぎると目が悪くなるって、担任の先生が言っていたよな。テレビはやめて、さっさと宿題を終わらせちゃおうぜ」
でも、黒い心がこう囁きます。「おいおい、馬鹿言ってんじゃないよ。今、せっかく面白いところだぜ。もうちょっと見ちょおうよ。宿題はやらなくちゃだけど・・・まあいっか。後でやれば」
→みんなの白い心と黒い心、どちらが勝ちますか?
〇「白いきれいな心」が、勝つことが多いお友達は、だんだん黒い心の声は小さくなっていきます。だから、どんどん白い心は大きく強くなります。そして白い心は、めったに黒い心には負けなくなります。
〇逆に「黒い汚い心」が、勝ってしまうことが多い子は、要注意です。黒い心がいつも勝ってしまっている子は、白い心の声が小さくなって、やがて白い心の声は届かなくなります。だから、黒い心が、いつも勝ってしまうようになります。
〇昔、こんな怖い事件がありました。悪い大人が、猛毒をつくって地下鉄の電車の中でばらまきました。この時、何の罪もない人が13人無くなりました。負傷者は、5800人以上でした。この事件を起こした大人は、とても悪い人です。でも、この大人も皆さんと同じ子供時代がありました。子供の時からとても悪い子だったのでしょうか?生まれた時から悪い子は、一人もいません。きっと、この事件を起こした悪い人も、子供の時には、白い心と黒い心があったはずです。でも、いつも黒い心が勝ってしまって白い心の声が聞こえなくなったしまったから、こんなひどい事件を起こすことができてしまったのだと先生は思います。生活の中で、自分の中にある白い心と黒い心に気付いた時、黒い心に負けない人に育ってほしいと思っています。
「コツ、コツ」「コツ、コツ」が響く 6年生「全国学力・学習状況調査」 4月17日(木)
6年生の教室では「コツ、コツ」「コツ、コツ」と鉛筆で文字を書く音が、教室内の緊張した空気を震わせています。ある男の子は、鉛筆で頭を書きながら考え込んでいます。別の女の子は、こめかみに指をあてしばらく考えていましたが、思いついたように解答用紙に答えを書き込んでいきます。
つい先ほど、4月17日に全国一斉で行われる「全国学力・学習状況調査」が、敷島小でも始まりました。この調査は、文部科学省が毎年行っているもので、その目的、調査対象、調査内容は次の通りです。
<目的>
〇義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
〇学校における児童生徒への学習指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
〇そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
<調査対象>
国・公・私立学校の小学校第6学年、中学校第3学年
<調査内容>
〇教科に関する調査(国語、算数、理科)※理科は3年に一度行われる
〇質問調査(学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する調査)
子供側からこの調査を見ると、普段学校で受けているテストと大きく異なる点が2つあります。一つは、問題用紙と解答用紙が別であることです。入試問題や中学校以上の定期テストは、たいてい問題用紙と解答用紙が分かれていますが、小学校のテストの大半は一緒です。もう一つが、問題の仕立てが大きいことです。思考力や表現力、分析する力を問う問題や文章で答えさせる問題が多く含まれているため、1つの設問を解くために読まなければならない文章や図や表が多く、そのため問題用紙が冊子となっています。例えば国語の問題冊子は17p、算数は22p、理科は22pでした。勉強が苦手な子は、問題文の多さに気圧されて、考えるのをあきらめて問題を飛ばしてしまいがちですが、敷島小の6年生は、最後まで集中力を切らさず頑張っていました。その姿は、まさに目指す児童像の「根気強く頑張のきく子」でした。
調査結果は、7月中旬に学校に届く予定なので、職員で分析を行い、9月には子供たち一人一人に結果をお渡しする予定です。
「一瞬の風になれ」 3年1組 体育 4月16日(木)
校長室で仕事をしていると、校庭から楽しそうな声が聞こえてきます。カーテンを開けて外を見ると、3年生が、楽しそうに校庭で体育の授業をしています。よく見ると、おなかに新聞紙を張り付けて全速力で走っています。
これは、3年1組の担任の先生の工夫で、風圧で新聞紙を落とさないよう走らせることで、ゲーム性を高め、子供たちはとても楽しそうに練習をしています。新聞紙をおなかにあてて何回か走らせ、子供たちが少し飽きてくると、今度は、1mくらいの長さのビニル紐を登場させます。「今度は、これをお尻側のズボンのウエストに挟んで走ります」と担任が言うと、子供たちはやったことのない練習に、また好奇心が高まります。すると担任の先生は楽しそうに「今度は、紐が地面につかないよう走ります。紐を地面につけずに走れるかな」と少し挑戦的に投げかけ、練習が始まります。1mの紐の長さが絶妙でかなり真剣に走らないと紐が地面についてしまいます。そして、走り終えた子がスタート位置まで戻ると「2回、紐が地面についていたよ」と走りを見ていた子が伝えます。すると走り終えた子は、とても悔しそうに顔をゆがめます。
小学校の陸上練習では、このようにゲーム性を高めることで練習のハードルを下げ、運動が苦手な子でも楽しみながら取り組めるようにしています。しばらくこの練習を繰り返した後「いよいよ本日のメインイベントです」と担任が言うと再び子供たちの期待が高まります。場所を移動して50m走のタイムを計る練習が始まりました。新聞紙をおなかに付けて走るのも尻尾をつけて走るのも10mくらいの短い距離であったのは、準備運動を兼ねたトレーニングになっていました。
メインイベントとして始まった「50m走」では、子供たちが一瞬の風になって校庭を駆け抜けていきました。
図書館の使い方 1年2組 4月16日(水)
1年2組の子供たちが、学校図書館に来ています。この時間は、図書室の使い方や図書館での過ごし方のお勉強のようです。司書の先生から、図書館にある本は、種類や内容ごとに整理され、本棚にあることを、実際に図書館の中を歩きながら説明を受けています。すると1年生からは、「あっ!この本知ってる!」「これ、早く読みたい!!」なんて声が上がります。
続いて、読み聞かせスペースで司書の先生による、図書館の使い方についての紙芝居が始まります。よくできた紙芝居で、図書館で「やっていいこと、悪い事」をクイズ形式で出題されたり、本の借り方も紹介されていました。敷島小の司書の先生の読み聞かせは、本当にお上手で、読み聞かせが始まると、子供たちは、物語にどんどん引き込まれていきます。
学校図書館は、「児童生徒の読書や学習を支援する場」「児童生徒の興味・関心を引き出し、創造的な活動を行う場」「児童生徒の居場所を提供する場」だと思います。そんな場となるように、入り口には司書の先生の手作りポスターが子供たちをお出迎えしています。
委員会活動 はじまる 4月15日(火)
今年度最初の委員会活動がありました。委員会活動は、5、6年生が協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て、役割を分担し、協力しながら行う活動です。学年や学級が異なる児童が、共通の目標や課題解決に向けた活動を共に行うことで、人間関係形成能力や社会形成能力、課題対応能力などの基礎的・汎用的能力(キャリ教育で目指す能力)や望ましい勤労観などが育成されると考えています。また、委員会活動を通して目指す児童像の「相手の立場がわかり協力して助け合える子」「人の役に立つことを進んで行う子」「強い意志で最後までやりとげる子」の育成を目指します。
また、6年生は、5年次に委員会活動を経験しており、活動に見通しがもてるなど5年生に比べると少しアドバンテージがあります。それに対して5年生は、初めて委員会の活動に参加するため6年生は、自然とリーダーシップが発揮しやすくなります。
今日の委員会の組織作りでは、どの員会も6年生がリーダーシップを発揮し5年生を引っ張っていました。6年生は、こうした活動を経験しながら6年生らしくなっていきます。また、そんな頼もしい6年生の姿を見た5年生は、来年は委員会活動でしっかりとリーダーシップを発揮してくれると思っています。
簡易給食から普通給食へ 1年生 4月14日(月)
1年生は、8日、9日の2日間は簡易給食でしたが、10日から普通給食になりました。1年生の給食を食べている様子を見るために教室に行ってみると「校長先生、こんにちは」と子供たちから温かく迎い入れてもらいました。ちょうど配膳が終わった時間だったようで1組の子供たちも2組の子供たちも、とてもお行儀よく座り、おいしそうに給食を食べていました。
前橋市では、学校給食法の規定に基づき「児童の心身の健全な発達や食に関する正しい理解と適切な判断力を養うこと」などを目的として学校給食を実施しています。献立は、食に関する指導や食事内容の充実を図るため、多様な食品を適切に組み合わせて栄養素の不足が無いよう配慮されており、食文化の継承にも配慮がなされています。主食は、ごはん週4回、パンが週1回、麺類が月2回が目安となっています。また、写真にある「盛り付け例」をもとに「主食」「主菜」「副菜」を置く位置や「食事のマナー」なども少しずつ指導していくため担任の先生は、給食の時間も大忙しです。
ところで、前橋市学校栄養士会が作成しました、学校給食の献立やアレンジメニューを集めた「まえばし給食レシピ」をご存じですか?今日のtonton汁のレシピもありました。お子さんの大好きな給食のレシピがあるかもしれません。リンクを貼っておきますのでご覧いただき、夕飯のおかずに1品加えてみてはいかがでしょうか。
PTA組織づくりが行われる 4月11日(金)
3月11日15:00から体育館で、令和7年度のPTA組織づくりを行いました。
敷島小では、PTA会長さんのリーダーシップで、令和6年度末に児童数の減少や家庭環境の変化等を踏まえ、PTA活動にかかる家庭の負担軽減を図るため、PTA組織や活動内容の精選及びPTA会費の減額や慶弔規定の見直し等を行い、PTA臨時総会で会員の皆様からご承認をいただきました。
子供の数の減少に伴い教職員数も減少する中、昨年度の運動会では、応援席にいる子供を見守る職員をどうしても当てられず困っていたところをPTAの役員の皆様に見守りをしていただきました。また、PTA会員の皆様による朝の通学路の旗振りや、地域の見守りボランティアによる登下校指導により、令和6年度の子供たちの登下校に関わる交通事故は、0件でした。さらに、「前橋祭り」のマーチングで使用する楽器の運搬や演奏中の荷物の見守りをPTA本部の方にお手伝いいただきましたが、本当にありがたかったです。
PTA会長さんは、「できることを、少しずつ力を出し合い、楽しく活動」といつもおっしゃっています。子供たちの安全のため、楽しい学校生活のために、無理のない範囲で、少しずつお力を貸していただけたらと思っています。
本日は、年度初めの大変お忙しい中、PTA組織づくり及びその後の活動にご協力いただき、本当にありがとうございました。
「大切な命を守る」 地震を想定した避難訓練 4月11日(金)
朝活動で、大きな地震を想定した避難訓練を朝活動の時間に行いました。
8:30 地震が発生 教室で1次避難(机の下にもぐり静かに待つ)
8:31 揺れが収まったので2次避難開始(「おはしも」の約束を守って校庭に避難)
8:34 人員確認終了
2次避難では、全員が素早く行動し、人員確認までにかかった時間は、二次避難を開始してから3分弱でした。全員が集合したあと、私からは、全校児童に次のことを伝えました。
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避難訓練は、「大切な命を守る」ための訓練です。そんな「大切な命を守る」ために、皆さんが覚えておかなければならないのは「おはしも」の合言葉です。今日の訓練で担任の先生からお話のあった「お・は・し・も」は、しっかりと守れましたか?
校長先生は、「命を守るための訓練」と言いましたが、「誰の命を守るため」でしょうか?
それは、「自分」だけではなく、「周りの人」の命を守るための訓練です。避難する時、我先にと逃げたい気持ちから前にいる友達を「押して」しまったら、前の人が転んで逃げ遅れてしまうかもしれません。自分が「走って」しまったら、自分が転ぶだけでなく、周りの人も一緒に転んで、周りの人も逃げ遅れてしまいます。自分が「しゃべって」しまったら、先生や周りの大人の指示を、自分だけでなく、周りの人も聞き漏らしてしまいます。
「自分」だけではなく、「周りの人」の命を守るためにも、大きな地震が来た時「お・は・し・も」を思い出してくださいね。
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防災教育では、将来起きる自然災害に対して、正しい知識をもち、自ら考え、判断し、危険から身を守れるような危険回避能力を育成することを目指しています。防災教育は、小学校では社会や理科の学習で扱ったり避難訓練で実際の行動を学んだりします。
お子さんの発達段階に応じてご家庭でも、地震が起きた時に、どこに危険が潜んでいるのか、どうやってそれを回避したらよいのかなど、話題にしていただけたらと思います。
「ここにも春、見っけ!!」 2年生活科 4月10日(木)
2年1組の5時間目は、生活科の単元「校庭で、春をさがそう」の学習をしています。生活科では、身近な自然などの対象を観察したり関わることを通して、気付いたことを友達などの他者と交流したり、観察記録として絵や文で表現したりすることで、気付きの質を高めていきます。
子供たちは校庭に飛び出して、五感をフルに使って、他の季節と比べたり、春を感じるものをじっくり観察したりしています。ソメイヨシノの花に注目する子、校庭のウメの葉に注目する子、校庭のスミレに注目する子など様々です。そして、春を感じた対象を、学習プリントにスケッチと文章で記録していきます。タブレットを使って春を感じるものの写真を撮って記録することもできますが、担任は、あえて子供たちに紙でスケッチさせます。それは、スケッチをするためには、対象をじっくりと観察しなければならず、それにより気づきの質が高まるからです。子供たちは、学習プリントを書きながら「ここにも春見っけ」「花の近くに緑色の葉っぱの赤ちゃんがついている」「サクラの枝の色は、濃い色の枝と薄い色の枝がある」と思わず口にしています。学習プリントの紙にスケッチと文章で記録させたことで、気付きの質が高まっていました。きっとタブレットで写真を撮ったのでは気付かない視点です。
生活科では、この後、夏を探す、秋を探す、冬を探す単元があります。学校では、1年間をかけて「季節探しの名人」を育てていきます。
「イノシシの形みたいな県は、何県でしょう?」 4年社会 4月9日(水)
1学期も始まって3日目となり、それぞれの教室では、各教科の学習が始まりました。4年1組の5時間目は、社会科で地図帳の導入の授業でした。
社会科は「調べて得た事実を基に考え、社会の仕組みや人々の営みについて理解する」教科です。そして調べる資料の1つとして地図帳を使います。地図帳を眺めるのが好きな子がいる一方、地図帳には書かれている情報がとても多く、読み取るために知っておく必要のある記号やルールがたくさんあるため、地図帳に苦手意識をもつ子もいます。
今日は、そんな地図帳への苦手意識を低くするための地図帳の導入として、都道府県の形をもとにイラストにしたフラッシュカードなどを使い「これは何県でしょう?」というクイズをしていました。都道府県の形だけで、〇〇県と言える子供が、4年生にはたくさんいることにびっくりしてしまいました。次に実際に地図帳を開き「長崎県で有名な食べ物は何ですか? 地図帳で調べましょう」という先生の指示で一斉に地図帳を使った簡単な調べ学習がスタートします。地図帳の長崎県のページに書かれている「カステラ」のイラストを見つけた子が「カステラ!!」と大きな声で答えています。
4年生の社会の目標の1つに、「47都道府県の名称や位置を理解すること」があります。
今日の授業の終わりに、担任の先生から「いっぺんに47都道府県を覚えるのはとても難しいから、旅行したことがある県や好きなスポーツチームのある県、例えば長崎のカステラのように、その県の名物で知っているものがある県から順に1つずつ知っている県を増やしていくのが、名前や位置を早く理解するコツですよ。」というお話がありました。ご家庭でもお土産をもらった時や旅行の際には、都道府県の位置や名前を子供と一緒に確認していただけると、ありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
「人間の体の骨は、何個あるでしょうか?」 発育測定 4月8日(火)
敷島小では、高学年から順番に発育測定が始まりました。発育測定の目的は、「児童の個々の発育状態や健康状態を把握する」の他「子どもが自分の成長に興味を持ったり、健康の大切さを知ったりする機会とする」などもあります。敷島小では、後者の目的のため、養護教諭が、発育測定の前に自分の体や健康に対しての理解を深めるための保健指導をしています。
今日は、発育測定(身長、体重)を始める前に、楽しいクイズを交えながら人間の骨の数や筋肉の性質に関わる豆知識、これから行われる内科検診や運動器検診の目的などを、養護教諭がイラストなどを使って、子供たちに分かりやすく説明してくれました。
発育測定は、毎学期ごとに毎年行われ、ここで行われる保健指導は、毎回異なる内容となっています。回数が多いため養護教諭は準備が大変ですが、毎回楽しみながら学べる内容を用意して上手に授業をしてくれます。そのため、子供たちは、発育測定の時、自分の成長を実感し喜ぶとともに、自分の体や健康に対する理解を深めています。
ピカピカの1年生と入学式 4月7日(月)
33名のピカピカの1年生を迎え、入学式を行いました。体育館に入ってくる様子、イスに座って静かにお話を聞く姿勢は、1年生とは思えないほど立派でした。
入学式の中で、学校教育目標にある「かしこい子」「あたたかい子」なってほしいという願いを込めて、次のようなお話をしました。
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校長先生から1年生のみなさんに2つのお願いがあります。
みなさんは、「ドラえもん」を知っているでしょう?ドラえもんのお話には、「タケコプター」や「どこでもドア」が出てきます。これは、未来の発明ですが、校長先生は皆さんにも「タケコプター」や「どこでもドア」に負けないすばらしい発明や発見をしてほしいと思っています。そのために担任の先生の言うことをよく聞いて、たくさん勉強をして「かしこく」なってください。これが1つ目のお願いです。
みなさんは、「アンパンマン」を知っていますよね。「アンパンマン」は、困っている人を見つけると、すぐに助けてくれます。皆さんにも「アンパンマン」のように「他の人に親切にしてほしい」と思っています。だから、困っている人がいたら、「どうしたの?」と「あたたかく」声を掛けてあげてください。これが2つ目のお願いです。
明日から新しい生活がスタートします。校長先生からの2つのお願いを覚えていてくださいね。
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ドキドキした新任式とワクワクした始業式・担任発表 4月7日(月)
晴天の朝、子供たちが続々と登校し学校に活気が戻ります「おはよう」と子供たちに声を掛けると、「校長先生、私は何組かなあ?」「担任の先生は、誰?」と集まってきます。
4月7日の新任式・始業式は、新しい先生たちとの出会い、転入生との出会い、担任の先生との出会い、クラス替えのある5・6年生は同級生との出会いなど沢山の出会いがあるため、子供たちは、朝からドキドキ、ワクワクが止まりません。
午前8時になると児童玄関前に一斉にクラス名簿が張り出されます。子供たちは、次々と集まってきて、自分の名前を名簿で確かめると「やったー、クラス一緒だね。よろしくー!」「えー、別のクラスになっちゃったね」といった歓喜の声があちこちで上がっています。
自分のクラスを確かめた子供たちは、校庭で整列をして静かに新任式・始業式が始まるのを待っています。
新任式では、転出された先生の行先と転入された先生の紹介があります。子供たちは、初めてお会いする先生方に興味津々の様子で、目をキラキラさせて新任の先生の挨拶を聞いていました。
続いて始業式が始まります。2・4・6年生の代表児童が新学期の決意や目標を発表してくれました。
そして、いよいよが担任の先生の発表です。本校の教職員が、担任等推測されないようにランダムに一列に並びます。子供たちにとっては、今日のメインイベントの担任発表なので、ワクワクも最高潮に達し、多くの子が前のめりになって今か今かと担任発表を待っています。
私が、1年1組から順番に担任発表や担当する教科や仕事を発表していくと、まずは真剣にそれを聞いて、そのあと拍手が起きていました。
始業式の最後に、もう一つの出会い、3人の転入生を全校児童に紹介をして、ドキドキワクワクの始業式が、無事終わりました。
人の役にたつことを進んで行う子供たち 4月4日(金)
新6年生が、新年度準備をするために登校して来ました。久しぶりの学校、久しぶりの友達との再会に、みな嬉しそうです。校舎内に入り、転任してきた新しい先生を見つけると、興味津々の子供たちは、始めは少し距離をとってチラチラと観察しています。そんな子供たちに、新しい先生が「おはようございます」と声をかけると、新6年生は明るい笑顔で「おはようございます」と返してくれました。明るく挨拶を交わしたことで一気に距離が縮まったようです。
新6年生は、初めに木の部屋に集められ、旧5年の先生から今日の「新年度準備」の流れの説明を聞きます。旧5年の先生が「それでは各教室に行って作業を始めてください。」というと子供たちは早速動き出します。とその時、旧5年の先生は何かを思い出したように「各教室には担当の先生がスタンバイしているんだけど、作業をはじめる前には、何をする?」と子供たちに尋ねると、そんなの当たり前と言わんばかりに「挨拶してから始めま~す」と元気に答えが返ってきました。まさに「あうんの呼吸」と言ったやりとりです。
作業1は、机とイスの移動作業です。担当する教室に着くと、次々と机とイスを指示通りの教室へ移動していきます。作業2は、体育館と1年生の教室、職員室前の3か所に分かれての作業です。
1年生の教室では、新6年生の女の子が、配布物や教科書を丁寧に運んで、先生の指示に従って黙々と机の上に文房具やプレゼントと共に並べていきます。体育館では、新6年生が、黙々と保護者席を準備したり、ピアノを移動したりしてくれています。「みんな、作業が速いね」と新しい先生から声を掛けられ、新6年生は得意顔です。
敷島小が目指す児童像の1つに「人の役に立つことを進んで行う子」がありますが、今日の新年度準備に黙々と取り組む子供たちの様子を見ていると「人の役に立つことを進んで行う子」が育ってきているなあと感じました。
どうでしょう?下の写真から感じていただけますか、私の思い?