心がホッと温かく 「卒業を祝う会」 2月28日(金)
3・4時間目に卒業を祝う会が行われました。4月には敷島小の最上級生になる5年生が初めて学校を代表して仕切ります。前日から会場準備、道具の準備を行い、今日は代表者が司会を行い祝う会を切り盛りしていきます。
トップバッターは4年生「6年生のここがすごい!」を寸劇と歌で表現しました。2年生は、6年生が国語で学習してきた各学年の代表的な題材(スイミー ちいちゃんのかげおくり、やまなし など)を音読し、クイズ仕立てで仕上げた「音読名場面、題名はなんだ?」1年生は、昔ばなし「お結びコロリン」を演じながら6年生に感謝を伝えました。3年生は、かわいい動きを入れながら「6年生への応援歌」を心を込めて歌ってくれました。5年1組は、「7つの心と勇者」という演劇を5年2組は、「どんな小さな」という曲の合唱を披露し6年生を楽しませてくれました。1~5年生のどの発表にも6年生への尊敬と感謝の思いを感じました。
そして、最後に6年生からは「後輩たちへのありがとう」を「お礼の言葉」と「楽しく愉快な劇」で表現し、体育館内を沸かせました。1~6年生のどの発表も、自分のためではなく、見ている人のために一生懸命に頑張っている姿があり、その姿に目指す児童像「あたたかい心をもつ児童」が増えてきていることを感じ、心がホッと温かくなりました。
この行事の「ねらい」は、「お世話になった6年生の卒業を在校生が歌や劇などの出し物で祝う」「友達と協力して活動する楽しさを味わう」です。また、別の視点から見直すと、学級活動の(3)の内容「現在や将来に希望をもって生きる意欲や態度の形成」を目指すキャリア教育の実践と言えると思っています。つまり、5年生であれば「どんな6年になりたいか」という目標を個々が設定するこの時期に行われる行事だからこそ、各学年の出し物を見ながら、1年前、2年前の自分を振り返り、誰と出会いどんな経験をして今の自分ができあがったのか、そしてこれから、どんな出会いをして、どんな経験をして上学年へと成長していくのかという「轍」や「あこがれ」が、この行事を通して見えてくると思っています。この上学年への「あこがれ」や「見通し」をもつことが、キャリア教育の基盤となっていくと考えています。
すべての発表が終わった後の「私の話」の中で、「6年生の成長の轍」を全校で見たいと思い、6年生が入学した日から今までの写真を担任と一緒に選び、PCを使ってスライドショーを行いました。
最後の長縄大会 体育タイム 2月27日(木)
晴天の空のもと校庭では今年度最後の長縄大会が、行われようとしています。
校庭では、クラスごとに集まった人たちで練習が始まります。1年生は「200回超えるかな?」「超えたいな!」と子供同士で話しています。1年担任と音楽専科が長縄を回す練習を始めると、何人かの子が、その場で縄に合わせて跳ぶ練習を始めます。するとだんだんその輪が広がって、最後は全員がその場で縄の回転に合わせて跳ぶ練習をしています。
2年生の方に目を移すと、「今日こそ、新記録をつくるぞ」と気合十分。2年生は、長縄が得意な子の時は、縄を早く回して回数を稼ぎ、苦手な子の時には回転速度を遅くして跳びやすくする作戦のようです。3年生は、前回の大会では、上学年よりもたくさん回数を跳んだので、今回も虎視眈々と上位を狙っているようです。5年生・6年生は、さすが高学年という速さで、どのクラスも軽々と跳んでいます。このレベルになると、いかにミスの回数を減らすかがカギのようです。
体育主任が「それでは、縄を回し始めてください」というと校庭には、緊張感が走ります。「よーい。スタート」全クラスが一斉に跳び始めます。「1分経過」「3分経過」「残り1分」が告げられ、焦りが出たのか連続してミスをするクラスもあります。するとすぐに「ドンマイ」「すぐ抜けて!」「落ち着こう!」など声が上がっています。「終わりです。跳ぶのをやめてください」「係員は、本部に回数を報告して」と体育主任が終了を告げます。どのクラスも座って結果の発表を待ちます。
体育主任からの結果発表に、校庭には歓声とため息が交錯していました。
タブレットを使った発表練習 2年 生活科 2月26日(水)
廊下から2年1組の教室内を覗くと、タブレットを操作しながら生活科の発表練習をしています。教室に入って子供の作ったスライドから「自分自身の生活や成長を振り返る活動を通して、自分のことや支えてくれた人々について考え、これまで生活や成長を支えてくれた人々に感謝の気持ちをもてるようにする」ことなどを目標とする単元の学習であることが分かりました。
子供たちは、紙面に自分の成長記録をまとめ、それを写真に撮ってトリミングし、スライドのシートに張り付けていきます。2年生は、写真撮影もトリミングもお手の物で、タブレットを使いこなしています。
今日は、本番の発表のリハーサルで、「聞く人の方を見る」「後ろまで聞こえる声の大きさ」「ゆっくり、はっきり話す」「温かな表情で話す」の4観点に注意しながら個人練習をしています。個人練習が終わると、本番さながらの発表が始まりました。発表する児童は、担任にこの4観点が書かれた評価シートを渡してから教卓のところに立って発表を始めます。そして、発表が終わると、担任は、手際よく一人一人に4観点の評価を伝え、次回に向けてのアドバイスをしていきます。また、発表を聞いている子たちも、発表者の態度を見ながら自分の発表の参考にしていました。友達の前で行う発表に、2年生だから緊張してしまい聞く人の方に目を向けられない子も多いかなと思って発表を聴いていましたが、アナウンサーのように原稿と聞く人を交互に見ながら発表できる子が予想以上に多くてびっくりしました。
長縄練習に燃える2年1組 2月25日(火)
20分休みの校庭では、今日も2年生が長縄練習をしています。2年生は、ずいぶん前から休み時間に長縄練習を頑張ってきましたが、前回の体育タイムの長縄大会は、学級閉鎖で参加ができませんでした。そして、27日(水)の体育タイムが最後の長縄大会となるため、子供たちも担任の先生も気合が入っています。
「声出していこう!」「前につめて!」「真ん中で跳んだら、すぐに逃げて!」とみんなでアイデアを出し合います。「ハイハイ! ハイハイ!」と待っている子も回している子も跳ぶ子もみんなで声を出します。「あっ!」と誰かが引っかかると「ドンマイ!」と声がかかります。10日ほど前に校庭で練習している時には、私も長縄を一緒に跳ばせてもらいましたが、今では縄の回転速度がだいぶ速くなっていて、私は入れそうもありません。あの時と比べても技術もチームワークも良くなり、チームとしての成長が見られます。また、何より素晴らしいのは、クラスの中には長縄が苦手な子もいますが、その子が縄に引っかかっても、誰もその子を責めたりせず明るく「ドンマイ!」と自然に声がかかるところです。大人でも勝負に本気になってくるとついついミスをした子を攻めてしまいがちですが、2年生は誰も攻めません。27日の今年度最後の長縄大会本番では、他の学年も含めてどんなドラマが生まれるのか楽しみです。
学習参観(1~3年)と学校評議員会が行われました 2月21日(金)
21日(金)の13:30より、校長室にて学校評議員会を行いました。校長が、令和6年度の学校経営方針に基づく学校の取り組みや学校評価の結果等についてプレゼン資料を使って説明しました。
その後、教室をご案内し、1~3年の学習参観の様子を見ていただきました。1年生の教室では「大変、落ち着いた態度で学習発表ができていますね」「お家の方を前にしてうれしそうですね」、2年生の教室では「タブレットを上手に使いこなしていますね」、3年生の教室では「堂々とした態度で学習成果を発表していますね」などのお褒めの言葉をいただきました。また、長く学校評議員としてお世話になっている方からは、「敷島小は、学習参観・学級懇談会のどちらも参加率がとても高いですね。昔も今も教育への関心が高い地域ですね。」という感想をいただきました。
参観後に校長室に戻り、来年度から「コミュニティースクール」となるため、その説明と令和7年度の主な行事予定の連絡をしました。そして意見交換をしました。意見交換では、学校に対する期待や学校経営に関する意見、地域の課題や時代の変化に対応させて変化させていくことの難しさについて、地域と学校の連携の在り方などが話題になりました。短い時間でしたが、大変有意義な時間となりました。
学校評議員の皆様におかれましては、本日は大変お忙しい中、学校評議員会にご協力いただき誠にありがとうございました。頂戴しましたご意見・ご感想を次年度の学校経営に生かしていきたいと思います。
保護者の皆様、本日はお忙しい中、学習参観・学級懇談会にお越しいただきまして誠にありがとうございました。
今年度最後の学習参観(4~6年) 2月20日(木)
今日は、4~6年の学習参観が行われました。4年生は、音楽でしたが、音楽専科教員が体調を崩してしまったため、急遽4年1組の担任が代わりに授業を切り盛りしてくれました。当日の急な変更にも関わらず見事に対応してくれました。4年生の今日の授業中は、グループごとに作った曲(リズム+ベース音+簡単なメロディー)の発表会と歌の披露でした。5年1組は、今年1年間校内研修で2年間取り組んできた特別活動の学級会の様子とクラス劇の発表を、5年2組は、国語の授業で各自が集めた情報を元に作ったプレゼンを発表していました。6年生は、算数のプログラミングの授業でした。この教材は、日鉄ソリューションが開発したもので、担任がネットで見つけて、事前にオンライン説明会にも参加して勉強し、挑戦した授業でした。新しい授業に積極的に挑戦しようとする担任の姿勢にいつも頭が下がります。
私も、各教室で子どもたちが活躍する姿をたくさん見ることができました。特に、お家の方が見に来ていることで、子供たちは緊張しながらも時折見せる嬉しそうな表情が印象的でした。また、ご家族が優しい眼差しでお子さんを見守る様子や発表を終えた子供たちに目を細め拍手を送る様子も見られ、私もとても温かな気持ちになりました。その後、開かれた学級懇談会へもたくさんの方にご参加いただき、有意義な会となったようです。
本日は、保護者の皆様、お忙しい中、学習参観・学級懇談会にお越しいただきまして誠にありがとうございました。
「すごいポイント」から考える「郷土の文化伝統を大切にする心」 4年 道徳 2月19日(水)
廊下から教室を覗いて見ると道徳の授業をしていました。しかし、いつもの教科書を使っていないようなので「はて?」と思い教室にふらりと入ってみました。子供の手元よく見ると『ぐんまの道徳』の中から「世界遺産の富岡製糸場」という資料を使って「郷土の文化や伝統を大切にする心情を育てる」ことを「ねらい」とする授業をしています。
『ぐんまの道徳』は、群馬県教育委員会が作成した県ゆかりの偉人の功績などを記した道徳郷土資料集で、平成25年に作成が始まり平成27年に県内の全小中学校や特別支援学校などに配布されたものです。これまでは、群馬を題材にした道徳の郷土資料は少なく「上毛かるた」に出てくる人物を取り上げるなど子供たちの興味、関心が湧くよう工夫されています。4年の担任は、この資料の作成委員として参加しています。
資料の概要は、『長野県に住んでいる「なおと」が、富岡製糸場の見学を通して、この施設の価値に気づいていく』という内容です。
資料を読み終えると担任は、『なおとさんが感じた富岡製糸場の「すごいポイント」を教えて』と子供たちに尋ねます。すると子供たちから「明治に作られ、今でもそのままの姿で残っている」「日本や世界の産業を支えた」「日本の宝、世界の宝として認められ世界遺産となった」などが次々と発表されていきます。そして、世界遺産に登録されたのが、自分たちの生まれた年である平成26年だと知り「おれらと同じ年だ」と言っていいる子がいます。
自分が、もしこの教材を使って授業をしたら、この後「すごいポイント」のとなりに「日本の宝、世界の宝」と朱書きし、学習感想を書かせ「群馬県に世界の宝(世界遺産)があるのだから大切にしたい」と書く子を期待するところですが、4年の担任は、「日本の宝、世界の宝」と朱書きした後、群馬県が作成した「turunosu」の「富岡製糸場の紹介動画」を最後に見せました。この紹介動画により世界遺産という価値に加え「私たちの力で富岡製糸場を守っていこうという地域の人々の思い」にも触れさせてから、学習感想を書かせていました。この「ひと工夫」に、本資料の作成と検討に携わってきた担任の「この資料をどう活用したら『ねらい』に迫れるのか」という熱い思いを感じました。
「みんなで遊んだ方が・・・・」 1年 道徳 2月18日(火)
久しぶりに1年生の道徳を参観させてもらいました。授業が始まると担任は「みんなで仲良くすることで、どんな良いことがあるかなあ」と問い、自分の経験を想起させていました。その後、先生が題材「ふたりだけで」をゆっくりと音読していきます。
この題材のストリーは、次の通りです。『ララとココが二人で仲良く遊んでいるところに、カカが「仲間に入れて」と声をかけてきます。ララは「嫌よ。せっかく楽しく遊んでいるのだから、あっちに行って」と言います。するとココは、ララに「どうしてそんなことを言うの?一緒に遊ぼうよ」と言います。ララは「どうして、2人ではだめなのかなあ?」と考え始めます。』題材は、ここで終わっています。
担任は読み終えると「ココの提案にあまり納得していないララに何と言ってあげますか?ココになったつもりで何と言うかを考えて『道徳ノート』に書きましょう」と指示をします。すると1年生は、今日もノートに一生懸命書いています。(放課後、担任と今日の授業について話をした時に「最近、一気にたくさんの文字が書けるようになってきたこと」や「心情の読み取りもずいぶん詳しく書けるようになったこと」などを一緒に喜びました。)
私がノートを覗き込むと見やすい位置にノートを動かしてくれる子もいます。優しい1年生です。子供たちがセリフを書き終えると「先生がララ役をするので、みんなはココになったつもりで、ノートに書いたことを発表してね」と指示します。低学年の子どもたちにとっては、こうした役割演技は効果的な学習活動です。動作化することで、主人公の言動を自分の考えにより表出することができるのです。1年生は、ココになり切ってララ役の先生を説得していました。
今日もたくさんの子が自分の考えを発表していました。そしてお互いの発表を聞きながら「みんなで仲良くすることの価値」について考えを深めていきます。
授業が終末に近づくと担任は、冒頭で尋ねた「みんなで仲良くすることで、どんな良いことがあるかなあ」を再度考えさせ、ノートに自分の考えを書かせていました。ノートの記述を見ると「みんなで仲良くした方が友達が増えるから」「みんなで遊んだほうが、もっと楽しいから」「みんなで遊んだほうが遊びもパワーアップするから」など、今日の道徳を通して子供たちは『仲良くすることの価値』について考えを深めたようでした。
「彫り過ぎて、穴があいちゃった!」 4年 図画工作 2月17日(月)
図画工作科の「彫って 刷って」学習では、子供の発達や実態を考慮した上で、一人一人が自分の関心のある表し方で表現を楽しみ、表し方を工夫して表す経験をできるようにすることが求められています。4年生は、前学年までに身近なものを用いて型を押したり、簡単な紙版で表したりしながら、同じものを何枚も写し取ることができることや反転して写ることなどの版表現の特徴を学び、その面白さを経験してきています。
この学習では、初めて彫刻刀を扱う子供たちに、基本的な彫刻刀の名前と効果的な使い方、安全に彫刻刀を使うためのルールを学び、自分の表し方で彫刻刀を用いた表現を楽しみながら制作活動をしています。私が子供たちの活動を眺めていると「掘りすぎて、穴があいちゃった」「彫刻刀がスッと動いたら、削らずに残しておいた目の部分を彫っちゃった」「車の窓を平刀で曲線に削るのが難しいけど、こっちの窓はうまくできた」など、人懐っこく報告をしてくれます。木版が仕上がった子は、版を担任の先生に見せ、OKが出ると今日の活動は終了となるようです。いよいよ次の時間は、自分の彫った版を刷ったり彫ったりすることを繰り返して作品を仕上げます。版画は、出来上がった版を最初に刷る1枚が、最もドキドキ、ワクワクします。
「SUBARU矢島工場」社会科見学 5年 社会 2月14日(金)
5年生の社会科見学でSUBARU矢島工場に来ています。
この社会科見学は「人々の工夫や努力の意味を考え、国土の環境や産業を理解する」学習の中の1単元になります。
バスを降りると子供たちは「すごい!!トラックがどんどん入って来る」と早速見学ならではの気付きを得ています。すでに教科書で学習はおおむね終わっていましたが、工場内の見学でも「車がどんどん流れてくる」「すごいスピードで作業している」「この辺は人がいなくてロボットだけが一斉に動いている。手みたいで気持ち悪い」など本物の迫力に思わず感想がもれます。
こうした児童の気付きは、教科書だけでは得られない情報です。また、工場内の音、におい、ひたむきに車を組み立てる人の表情、そして工場で働く人の数の多さも、現地に来ないと得られない情報だと感じました。
また、今年度より児童一人一人がVR眼鏡をかけて、車が組み立てられていく様子を見学させてもらいました。VR眼鏡を使うことで、工場内のフロアーからの視点や組み立てられていく車の中からの視点で見学することができたので、見学ルートから見学よりも迫力がありました。こうした迫力ある映像に思わず子供たちは、歓声を上げたり体をよけたりしながらバーチャルな世界でたくさんの情報を得ることができました。
最後に案内された、今までに発売されたスバルの実車の展示ブースでは、男の子が興奮気味でした。いつの時代も男の子は車好きが多いものです。「スバル360のデザイン、やっぱりレトロでかっこいい」「レボーグ、うーん、いいねえ」と、私も5年2組担任も男なので、子供たち同様この展示ブースが最も心躍る見学場所となりました。
SUBARU矢島工場の社員の皆様、本日はお忙しい中、ご対応いただきまして、誠にありがとうございました。子供たちにとっては、大変貴重な学習の場となりました。
「校歌」と「♫Best Friend♫」 音楽集会 2月14日(金)
今日の音楽集会では、全校で校歌を1番~3番まで歌いました。ふと、私は、今日の校歌を聞き終えた後、約25000人の子供たちと数千人の教職員が、全員で歌い継いできたのが校歌なのだと気付いてしまいました。そして、これほどの長い期間、沢山の人が歌い継ぐ歌は、校歌以外にはないのではないかと考えていました。
という思いに至ったのは、校歌を歌った後1~5年生が6年生に対するサプライズプレゼントとして「Best Friend」を歌ってくれました。この歌の歌詞とサプライズプレゼントが、6年生と私に「卒業」の2文字を強く意識させたからだと思います。
1~5年生の美しい歌声を座って聞いている6年生の表情を見ると「うれしいような」「悲しいような」と心の中は複雑な様子でした。あと1か月すれば、嫌でも何でも6年間過ごしてきたこの学校を去ることになります。その日が、刻々と近づいてきていることを、今日の音楽集会でふと意識したのではと思いました。今日の音楽集会は、6年生にとっての最後の音楽集会となりました。こうして、一つ一つ「最後の〇〇」が、終わっていきます。残りの日々を6年生には、大切に過ごしてほしいと思っています。
「感謝の気持ちは行動で伝えよう!!」 朝行事「お世話になった方への感謝の会」 2月13日(木)
13日朝の児童集会で、日頃子供たちを見守り支えてくださっている方々をご招待して、「感謝の会」を行いました。今朝は、大変冷たい風が強く吹いておりましたが、たくさんの方がご参加くださいました。交通指導員様、遊び場指導員様、見守りボランティア様、読み聞かせボランティア様、本当にありがとうございました。おかげさまで、登下校の交通事故が0件で維持され、遊び場が子供たちの貴重な体験の場となり、読み聞かせにより読書好きの子も増えていると感じております
本日参加された方の中には、十年以上にもわたって子供たちに関わってくださっている方もいて、本日お渡しした手紙が「ちょうどが10冊になった」と嬉しそうに目を細めていらっしゃった方もいます。ご都合が合わず本日ご参加がかなわなかった皆様にも心から感謝申し上げます。
私からは、子供たちに「敷島小の教育目標『かしこく、たくましく、あたたかく』の通り、温かい心をもっている子がたくさんいるが、温かい感謝の気持ちをもっていても、挨拶やお辞儀などの行動に替えないとその気持ちは、相手に伝わらない。だから、お世話になった時には、気持ちを込めた挨拶やお辞儀などの行動や「ありがとう」などの言葉で伝えることが大切とお話しました。
「円周の長さを求めよう」 5年1組 算数 2月12日(水)
5年1組では、直径10cmの円をノートに書きにそれに内接する正12角形を書いて外周を実測して、円周のおよその長さを求める授業をしています。
小学校では、正多角形と円の内接・外接の関係から、近似的に円周率を捉えます。はじめに、円に外接する正方形と内接する四角形の外周から円周の大まかな長さを考えます。そして内接する高角形を正6角形、8角形、12角形と細かくすればするほど多角形の外周が円周に近づくことを推論します。この考え方は、は中学校、高等学校の数学にも度々現れる大切な数学的な見方・考え方です。
子供たちは、ノートに直径10cmの円を描き内接する正12角形をコンパスや定規、分度器を駆使しながら書いて、その外周を測っていました。低学年や中学年の図形の学習では、こうした作業的・体験的な活動(算数的活動)がありますが、高学年になるにしたがって、論理的に問題を解決することが増え、算数的活動の機会が少なくなってきます。こうした実測を伴う活動は、手先の器用さと丁寧さがモノを言うので、正解について、クラスの中で逆転現象(算数が得意な子と苦手な子が入れ替わる)が起きることがあります。従って、子供たちはこうした活動が意外と好きで、授業が盛り上がり活性化されます。5年1組の子供たちは正確に作図をすれば真の値に近づけることを理解しているので、全員が真剣にノートに作図をしています。書いている途中で少しのズレていることに気付いた子は、定規がズレないように抑える位置を変えたり、コンパスで長さを測り取ったりと問題解決の思考を働かせています。外周が測り終わると周りの子と情報交換が始まり、測定値が異なっていることに気付くと、5年1組の子は粘り強く、測りなおしたり、作図を修正したりしていました。そして担任の先生は、そうした子供たちの工夫や頑張りをさりげなく全体に知らせて、競争心をかきたてていました。
今日の算数の授業では、敷島小で目指す児童像の「学んだこと(作図の技術)を生かす姿」「主体的に学習に取り組む姿」が、たくさん見られました。
「こんな授業は嫌だ!!」 放課後 校内研修 2月10日(月)
今日の校内研修は、お互いに『どんな授業を目指しているのかを交流する中で、令和7年度の研修のテーマを探ろう!』を「めあて」に、お笑い芸人の鉄拳さん風に「こんな授業は嫌だ!!」「こんな授業をやりたい!!」を付箋紙に書いて交流しています。
授業では、子供たちの対話的な学びを意識して取り入れていますが、今日の校内研修は、自分たちも対話的な学びを目指し、2班に分かれ各自の授業に対する「こだわり」や「理想」、「昔先輩から指導してもらったこと」など気軽な雰囲気の中授業論を語り合っています。気軽なトークになっているのは、研修主任の発案で、お互いに飾らずに本音で語れるよう、お兄さんお姉さんチームと弟妹さんチームに分かれたことが功を奏しているようです。弟妹さんチームをのぞいて見ると「先生のトーク中心の授業はイヤ」「板書を写す授業、嫌だったようね」「ハテナ(?)がビックリマーク(!)に変わる授業がいいな」などが語られています。お兄さんお姉さんチームをのぞいて見ると「子供たち全員が夢中になっている授業をつくりたい」「めあてが示されず、子供たちは何を学ぶのかも分からないまま、先生がどんどん引っ張っていっちゃう授業はダメですよね」「授業の最後に、『もう終わり?』と子供が思わずつぶやくような授業にしたい」など、自分の授業論を熱く語っている職員もいました。
最後にそれぞれの班の話合いの結果をもちより発表し合ってみると、新たな視点が見つかったり、共通のこだわりが見つかったりしました。
今日の校内研修が終わった後に、研修主任と二人で「話合いの記録用紙」を振り返り「来年度は、今までの仮説検証型の校内研修にこだわらずやりたいね」「ベテランが多いのがうちの学校の特徴だからお互いの実践や指導技術を交流しながら全職員にinputとoutputがある研修になるといいな」「全員が、いつも意識できるキャッチーなテーマにしたいね」など研修の方向性を相談しました。
3年生が、初めての2部合唱に挑戦!! 音楽集会 2月7日(金)
今日の朝の音楽集会は、3年生が合唱を披露してくれるようです。体育館のステージ前には、いつもより早く来た3年生が整列をして、他の学年の子たちが来るのを待っています。「どう、緊張してる?」と私が尋ねると「体育館に人が集まってくるのを見ていたら、少し緊張してきた」「おれ、全然緊張してないよ」「寒いので、緊張しているのか、していないのか分からなくなった」と答えてくれます。全校児童が体育館に揃うと、音楽主任の先生が、司会をして音楽集会が始まります。3年生の代表の子が「私たちは初めての2部合唱の曲に挑戦しました。小中音楽会で4年生が発表した合唱のように上手に歌えるよう頑張って練習してきました。『すてきな一歩』という曲です。聴いてください。」曲の紹介が終わるとすぐにピアノの美しい前奏が流れてきます。
音楽の歌唱の活動では、1・2年は友だちの声を聴きながら、声を合わせて歌おうとする気持ちをもって歌うことが目標でしたが、3・4年生になると、重なり合う響きの面白さを感じながら歌うことが目標になります。
朝の早い時間での発表となりましたが、ソプラノパートさんもアルトパートさんもしっかりと声が出ており、4年生の合唱に迫る美しいハーモニーが体育館に響いて言いました。来年度の小中児童生徒音楽会での活躍が楽しみです。
「明治時代の偉人の紹介文を書こう!」 6年1組 社会 2月6日(木)
6年生の社会科では、子供たちがヘッドフォンをつけて自分のiPadで動画を視聴しています。今日の5時間目は、明治時代に活躍した人物を一人選び、NHK for schoolの動画を見て、その人の紹介文を書くという授業でした。6年生は、それぞれ自分が選んだ人物の動画を視聴しています。6年生中には、動画を視聴しながらノートにメモを取っている子や動画の内容を教科書で確認しながら視聴している子もいます。「すご~い!ノートにメモをしながら聞いているんだ」と先生がほめると、「そっか」とばかりにメモを取る子が増えます。中には、一時停止をして紹介文を書き、また続きを見るなんていう裏技を使っている子もいます。
10分間の動画の視聴が終わると授業の残り時間は18分。視聴が終わった子から原稿用紙に紹介文を書き始めます。残り時間で400文字の紹介文は、ぎりぎりの設定だったようで、おしゃべりする余裕のある子は一人もいないません。教室内はシーンとしています。また、隣の子に、話しかけても視聴した動画が違うので相談は、できません。6年1組の教室では、ひたすら鉛筆で文字を書く音だけがコツコツ、コツコツと響いています。先生は、「おっ、もう9行書いたの!?」と少し大きめの声でほめると、周りの子は、自分の原稿用紙の行数を数えています。給食後の5時間目の授業でしたが、みんな良く集中して頑張っていました。
今年度最後の縦割りタイム 朝活動 2月6日(木)
今年度最後の縦割りタイムが行われました。寒波の影響で気温の低い朝でしたが、子供は風の子、元気いっぱいです。レクリエーションが始まると、上学年の児童は、下学年の子たちにボールを投げる時には、左手で投げてあげるなどの配慮をしてあげることで、1~6年生が一緒に楽しく遊べています。今日が、今年度最後の縦割りタイムになるため、1年間縦割り班の活動をリードしてくれた6年生に、来年度最上級生となる5年生から感謝の言葉と手紙が渡されました。手紙を受け取った6年生は、少しの照れた表情を浮かべ、そして卒業を意識したのか少し寂し気な表情を浮かべる6年生もいました。
「社会科見学(群馬県警察本部)」 3年 社会 2月5日(水)
3年生の社会科見学で群馬県警察本部に行ってきました。
敷島小学校は、群馬県警察本部までは徒歩で移動するので、まさに一昔前の遠足です。「この角を曲がると私の家」や「この店のシフォンケーキは、めっちゃおいしいんだよ」など子供たちに地域のことを教わりながらのおよそ30分の道中となりました。
県警では、始めに警察官のいろいろなお仕事をDVDで教えてもらい、その後通信指令課と交通管制センターをガラス越しに見学しました。小学校社会科は、問題解決的な学習を大切にしています。教科書等を見て疑問に思ったことを、写真やグラフ、地図などの資料や社会科見学などの調査活動を通して得た情報を適切にまとめ、子供たちが、できるだけ自ら疑問を解決できるようにしています。
子供たちは、県警の担当者の説明や実際の見学から気付いたことを絵や言葉でしおりに丁寧にまとめています。3年1組の社会科見学に同行するたびに、調査の結果をたくさん記録ができる子が多いのに驚かされます。県警の担当者も、その記録の量の多さにびっくりするほどでした。
今回のしおりでは、気づいたことを絵と文章で記録ができるようにレイアウトが工夫されています。小3ですから、子供たちの絵で記録する力(描写力)はそれほど高くありません。正確さで行けば写真の方がはるかに良いはずです。そして、一人一台のタブレットが学習用具として使える環境にあるのですから写真を撮ることも簡単です。しかし、写真で記録するのではなく、あくまで絵を描かせる目的は、絵を描くためには、細部までよく観察しないと描けないため、絵を描かせることで生まれる気付きがあるからだと思っています。以前に2年生の生活科でも説明しましたが、小学校の理科(生活科)の観察でも、スケッチをさせることを大切にしています。これも同じ理由からです。今日の約2時間の社会科見学が終わるころには、どの子の「しおり」にも絵と文字による記録が、びっしりとかかれていました。
「読み聞かせボランティアさん」と「読書活動」 朝活動 2月4日(火)
今年度、何度か学校日誌でも紹介してきましたが、今日の朝活動の時間は、1~4年、学習室の教室で、地域の「読み聞かせボランティア」さんによる「読み聞かせ」がありました。
少し古いデータになりますが、文部科学省の調査によると、子供たちの読書活動について次のようなデータがあります。子供の不読率(1か月に一冊も本を読まない子供の割合)は、平成24年度には小学生4.5%,中学生は16.4%,高校生は53.2%で、5年後の調査では、小学生3%以下,中学生12%以下,高校生40%以下となっており、この傾向が続くとすると10年後(平成34年)には半減する可能性があるとのことでした。(10年後の調査結果は、見つけられませんでした)
子どもの読書活動は、環境に大きく左右されると言われています。敷島小では、地域の読み聞かせボランティアさんや学校司書さんによる読み聞かせや図書の時間を設定して本に親しむ機会を増やしています。また、学校司書さんが、本への興味が広がるよう「新しく入った本の紹介」や「おすすめの本の紹介」「教科書に紹介されている本」のコーナーなどを図書室や廊下に設けてくれています。子供時代の読書は、言語発達や読解力の向上、想像力の育成、感情の理解や共感力の促進など、さまざまな面での子供の成長と発達を促します。ご家庭でもぜひ子供たちに読書をすすめてほしいと考えています。
ちなみに、ご家庭で取り組める読書量を増やす工夫としてよく紹介されているのが、家族団らんの時間に居間のテレビを30分間消して、好きな飲み物と好きな本を持ち寄って家族で行う「読書タイム」があります。アレンジしながら取り組んでみてはいかがでしょうか。
「新入学児童 保護者説明会」 体育館 2月3日(月)
令和7年度新入学児童 保護者説明会を体育館で行いました。
冒頭の私のあいさつでは、「学校教育目標」と大切にしている「7つの心」を説明するとともに、教育方針や学校の様子、行事や授業中の様子については、敷島小のGoogleサイト(本サイト)の中で写真と文章で日々発信しているので、入学前にぜひ一度ご覧いただきたいとお話させてもらいました。
その後、教職員から入学後の学校生活についての配布資料をもとに説明を行いました。 また、PTA会長からは、PTA活動全般について、PTA校外委員長さんからは、朝の交通指導について説明をしました。そして、説明会終了後に、業者による学用品の販売とPTA本部役員の方が体操着のリユース販売を行ってくれました。
新1年生の保護者の皆様、本日はお忙しい中、保護者説明会にご参加いただきましてありがとうございました。入学後の学校生活や準備等について、各担当よりご説明させていただきましたが、ご不明な点やご心配な点などがございましたら、ご遠慮なく学校までご連絡・ご相談いただければと思っています。敷島小学校では、ピカピカの1年生が、元気に入学する日を本校職員と在校児童が楽しみにお待ちしております。
また、PTA会長さんをはじめPTA本部役員の皆さん、PTA校外委員長さんにおかれましては、お忙しい中、お時間を差し繰って説明会にご協力いただき本当にありがとうございました。