・文字や計算結果等出力したい場合はConsole.Writeというものを用います。
(例)
Console.Write("入力したい文字");
・文字を出力させたときに改行したい場合はConsole.WriteLineを用います。
(例)
Console.WriteLine("株式会社");
Console.Write("メディアラボ");
(出力結果)
株式会社
メディアラボ
・Console.Readは、エンターキーが押されるまで待機します。
これがないと、出力結果が一瞬だけ表示されて終了してしまいます。
コメント:プログラムとは関係ない、自然言語で書かれた注釈。
/* 複数行にわたるコメント */
// 行末までのコメント
※可能な限りコメントを書かなくても分かりやすいきれいなコードを書くのが理想的です。
上記以外に特殊な意味を持つコメントもあります。
/** もしくは /// で始まるコメントには特殊な意味があり、 これらはドキュメンテーション コメントと呼ばれるものです。
コメントの理想形は、ドキュメンテーション コメントだけを残すような状態です。 コードで表現できるものはコードで表現すべきです。
その他、どうしてもコメントが必要になる状況として、以下のようなものがあります。
コメント(自然言語での注釈)は、「プログラム コードとして表現できないこと」を書くために使います。 how(どうやってプログラムを動かす)はコードで表現できるので、コメントとして書きません。 最近の高級言語の表現力は高く、what(何がしたいか)もコメントに書く必要性は低いです。 一番コメントとして残しておきたいのは、why(なぜそういうコードを書くことにしたか)です。
・主に数値を出力したい場合,型に割り当てた変数を呼び出します。
(例)
int a;
a=1;
Console.Write(a);
Console.Read();
(出力結果)
1
int型とは整数型であり、整数を使用するときに用います。ただし、小数点が出力されないのと、
数値が-2147483648 ~ 2147483647の範囲でないと出力されないので注意。
float型とdouble型があります。
float型で表現できるのは、±10E-38~10E38の範囲で、有効桁は7桁です。
double型では、±10E-308~10E308の範囲で、有効桁は15桁です。
※「E」は「何乗」かを示しています。10E-38は10のマイナス38乗です。
普通の計算ではfloat型で十分ですが、極端に大きな数を扱う場合や、高い精度が必要となる場合は、double型で宣言すると良いでしょう。
変数を複数用いる際に型にそれぞれ当てはめる必要がありますが、
int a;
int b;
・
・
・
などとしていては面倒なことが分かると思います。
ですので、
int a,b;
int a = 0, b = 0;
といった感じに一度にまとめて当てはめることができます。
論理型とは真か偽のどちらかしかない型で判定などに使われます。論理型のことをブーリアン型(略:ブール型)と呼びます。論理型は 1 バイト (= 8 ビット) の領域を使用します。
論理型として使用する型は bool 型です。何らかの論理演算を行えば必ず bool 型の値として返ってきます。また、bool 型どうしで論理演算ももちろんできます。 C# では論理型リテラルがあり、真の論理型リテラルを true 、偽の論理型リテラルを false と書きます。
ソース例
// bool 型の foo を宣言。
bool foo;
// 等価か比較。
foo = (100 == 10);
Console.WriteLine(foo);
// 未満か比較。
foo = (100 < 10);
Console.WriteLine(foo);
// 超過か比較。
foo = (100 > 10);
Console.WriteLine(foo);
出力結果
false
false
true
※C# は論理型と数値型は別物として管理しています。そのため、 C# では C / C++ などのように bool 型の値をそのまま算術演算に使うことはできません。
ReadLineを用います。
記述としては、
int a;
a = Console.ReadLine();
と記述しますがこれだとエラーが出てしまいます。
これは自分では"数値"(int型)を入力するものだと考えていますが、プログラム上では"文字列"(String型)で扱われているため、"文字列"を"数値"に変換しなければいけません。
ですので、変換するためには以下の記述を行います。
int a;
a = int.Parse(Console.ReadLine());
この記述はキーボードから入力された文字列を 数値に変換してaに入れるということを意味しています。