第2項 コーディング規約、命名規則

コーディング規約と命名規則

※オープンソースについて

人間が理解しやすいプログラミング言語で書かれたコンピュータプログラムであるソースコードを広く一般に公開し、誰でも自由に扱ってよいとする考え方。

ソースコードとは、ソフトウェア開発者などが記述した、人間に可読な形式のプログラムで、コンピュータで実行可能な機械語などによる形式のプログラムに変換されて実行されるもの。

※イベントハンドラについて

イベントを使用すると、目的の事象の発生をオブジェクトに通知できます。メソッドを特定のイベントと関連付けることができます。

これらのメソッドを "イベント ハンドラ" と呼びます。簡単に言い換えると、関数を入れられる変数となっています。

※メンバ変数について

メンバ変数はクラス内で値を保持するために使用します。例えば"テレビ"を表すクラスを設計した場合、現在表示している"テレビチャンネルを記憶しておく"ためなどがあります。

※ハンガリアン記法について

ハンガリアン記法とは主に、変数名などの先頭に、その変数の方を示す接頭語をつけるソースコードの記述スタイルです。

例えば、以下の様にintとunsigned intの変数があったら、iCountとしたり、uiNumberとしたりすることです。

例)

int iCount;

unsigned int uiNumber;

変数がどこに記述されていても、宣言部まで遡らずに方がわかるため、明示的でわかりやすいです。

メソッド

メソッドとは、オブジェクト指向言語における処理を機能ごとに分けたものです。

プログラムが始まるメイン処理のことはメインメソッドと呼びます。メインメソッドから呼ばれるサブ処理のことはサブメソッドと呼びます。サブメソッドから呼ばれるさらなるサブ処理もサブメソッドと呼びます。

メソッドは大きく分けると引数・戻り値のある・なしの4パターンがあります。

引数と戻り値のないメソッド

引数がない場合は()の中は書かない。戻り値がない場合は空洞を意味するvoid型を定義します。処理の流れは出力される数値の通り、メイン関数からサブ関数を呼び出し、サブ関数の処理が終わるとメイン関数の呼び出したところから処理が再開します。

引数と戻り値のないメソッドの使用例

using System;

namespace reidai

{

class Program

{

//メインメソッド

static void Main()

{

//サブメソッドに入る前の処理

Console.WriteLine(0);

//サブメソッドを呼び出す

Sub();

//サブメソッドから出た後の処理

Console.WriteLine(2);

Console.Read();

}

//サブメソッド

static void Sub()

{

//サブメソッド内の処理

Console.WriteLine(1);

}

}

}

出力結果

0

1

2