藤村 将成 博士

指導教員名岩本 薫 

現在の所属:Space Tech Accelerator株式会社、取締役   

 修了年度2016年度

博士論文のタイトル :ポリマー集合体を模した離散多自由度モデルによる摩擦抵抗低減乱流の数値計算 

博士論文の内容 

高分子ポリマーの添加による乱流摩擦抵抗の低減効果に関して、メカニズムを数値計算によって解明 

博士後期課程に進学しようと思った理由 

学士・修士で終えることに対して気持ちがすっきりしなかったため。「論文を出すこと」=「少なくともその領域では世界トップの研究成果」であり、一度の人生、最後まで研究をやり抜いた世界を経験したかった。 

博士後期課程に進学して良かった事 

論理的思考力、問題の発見力、課題の設定力、プレゼン能力など、ビジネスの世界でも通用する力を身につけられたこと。また、指導教官の言葉でもあるが、博士号を取得した者はベターではなく、ベストの答えを出せるという点で、深い思考力や自分の力で打破する気力を身につけられたのは、社会人でも役に立っている。 

 博士後期課程在籍中に印象に残っている出来事 

以下3点 

・審査会で厳しいコメントを頂き、心が折れそうになった分、強いメンタルを鍛えられたこと 

・国内外の学会で受賞し、自信をつけられたこと 

・リーディングプログラムで研究以外の視野を広げられたこと 

博士後期課程進学を考える方にメッセージ 

決してアカデミックの道だけではなく、民間企業や他分野への就職もできます。自分の頑張り次第では社会で役立つ力を大きく磨くことができるチャンスです。