日 時:令和7年7月29日(火)9:30~11:30
会 場:鳥取市立城北小学校 多目的室
7月29日(火)、令和7年度東部小学校教育研究会健康教育部会第2回研究部会(夏季研修会)が行われました。
今回は、鳥取県理学療法士会の山﨑祐輔先生を含め、3名の先生方を講師としてお招きしました。「自分の身体の変化に気付く」を目標として、「姿勢」というテーマで講義や実技演習を行いました。
研修の内容は、以下の通りです。
① 姿勢について&セルフチェック
まず、よい姿勢とは何か、姿勢が与える様々な影響について学びました。その後、7つの項目 をもとにして、自身の姿勢や身体の様子をチェックしました。
② 姿勢づくりトレーニング
理想の姿勢をつくるための各種トレーニングの実技演習を行いました。ペアで身体の様子や変 化を見合いながら行いました。身体や言語を通したコミュニケーションが自然に生まれ、楽しくも気付きの多い演習となりました。また、山﨑先生の専門的かつ分かりやすい解説もあり、身体や姿勢のメカニズムについての理解も深まりました。
③ 運動機能向上への取組(スクールトレーナー)
山﨑先生に、スクールトレーナーの取組を紹介していただきました。「走(50m走)」「跳(立ち幅跳び)」の運動能力を高める事例では、走る姿勢の3つのポイント、リズムと跳動作の関連など、体育の学習の中に有効に取り入れることができる内容がありました。
短時間の実技演習でも、研修開始時には難しかった動きがスムーズにできるようになり、自身の身体の変化に感嘆の声が自然に漏れる先生方が多くありました。山﨑先生がまとめに言われた、姿勢は「習慣づけ」が重要という言葉どおり、児童期から、姿勢の大切さやよい姿勢をつくるためのトレーニングを繰り返し行っていくことが大切であると実感しました。今後、山﨑先生を講師として招き、自校でも実践を深めたいと考えられた先生方もあったようです。
日 時:令和7年5月21日(水)15:30~16:40
会 場:鳥取市立城北小学校 多目的室
5月21日、令和7年度東部小学校教育研究会健康教育部会第1回研究部会が行われました。
部長あいさつの後、自己紹介、令和6年度事業報告、令和7年度の事業計画案についての協議があり、今年度の研究の方針について共有しました。
その後、「健康」という幅広い範囲の中でも、学校教育として取り組めることについて、各学校の健康課題を話し合う中で、テーマの具体化を図っていきました。
協議後の発表では、以下のような課題や研究テーマが各グループから示されました。
・メディア使用のルールの設定およびその啓発について
・基本的生活習慣(特に、睡眠の大切さについて)
・外遊びの減少と体力低下の相関関係について
・長い人生を見越した生活習慣と運動器の向上について
・家庭の困り感をもとにしたメディア課題へのアプローチについて
閉会後には、役員会を行いました。グループ協議において出てきた課題やテーマをもとにして、さらに話し合い、「健康」という特性上、学校だけではどうにもならないことも多いだけに、「保護者への効果的な返し方」を考えていくことが大切であるという方向性を確認しました。そして、「家庭に返せる」を重要な視点として今年度の研究テーマを設定することを決定しました。
令和6年度第3回健康教育部会
R6.10.23 若葉台小学校 わかばホール
10月23日、令和6年度の東部小学校教育研究会健康教育部会第3回研究会が行われました。
部長あいさつの後、夏季研修での内容を各校でどのように活用されたか情報交換をし、今後の取り組みについてグループで協議しました。
限られた時間ではありましたが、先生方が多くの意見を出してくださったため、その後の発表も有意義な時間となりました。
今後、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むためにも、今日の学びを各校で活かしていきたいと思います。
7月29日、令和6年度の東部小学校教育研究会健康教育部会第2回研究会が行われました。講師に横浜国立大学教育学部の杉山久仁子先生をお招きし、「食生活が子供を変える~学校・家庭でできること~」という演題で講演をいただきました。杉山先生からは、朝食を食べないと、生活リズムが乱れ、1日の合計のエネルギー発生量の低下、筋肉減少による体力の低下、脂肪合成の促進につながると教えていただき、規則正しく朝食を取る大切さについて学ぶことができました。
また、全国的に給食の残食率が6.9%と高く、子どもたちの食べ残しを減らすために、食べられるものを増やすことの良さ・楽しみを伝えたり、給食センターの方々に感謝の気持つように指導したりすることが特に大切だとも教えていただきました。
最後に、子どもの健康と食生活とが大きな関係があると学ぶことができました。これからも、より一層の食生活の充実に努めていきたいと実感しました。
今年度は、10月23日(水)に第3回研究部会を予定しています。
R5.5.24 県民体育館 第2研修室
5月24日、令和5年度の東部小学校教育研究会健康教育部会第1回研究会が行われました。
部長あいさつの後、自己紹介、令和4年度事業報告、令和5年度の計画案についての協議があり、今年度の活動についてグループで協議しました。
グループ協議では、今年度の本部会の研究主題『「生きる力」を育む健康教育の充実をめざして』の取り組みのため、各校の健康課題を出し合いました。特に多かったのは、メディアとの付き合い方、メンタルヘルス、食育、生活習慣についての問題でした。
これらの課題をふまえ、7月の夏季研修会では、メディアとの付き合い方についての講演会を計画中です。
また、今年度は、10月18日(水)に第3回研究部会を予定しています。
東部小学校教育研究会健康教育部会第3回研究会が10月19日(水)に行われました。講師に中央大学人文科学研究所の高橋聡美先生をお招きし、「子どものメンタルヘルスの現状と課題~SOSの受け止め方~」という演題で講演をいただきました。高橋先生は、宮城県仙台市での自死遺族支援や東日本大震災で家族を亡くされた方を支援してきた経験から、自殺予防教育、SOSの出し方教育がいかに必要であるかのを伝えてくださいました。また、教育関係者がどのようにSOSを受け止めるのかについて、ジャッジやアドバイスをしないでありのままにSOSを受け止める、「受容傾聴」が特に大切であることを教えてくださいました。その他、子どもの自傷行為についてもじっくりとお話しいただき、充実した時間を過ごすことができました。
最後に、各校の健康教育に関わる実践報告を12月23日までにすることを確認し、閉会となりました。