7月30日、東部小教研社会科部夏季研修会を実施しました。研修した内容を共有します。
1、とっとりの農林水産業について
鳥取県農林水産部より、岡本様をお招きして「とっとりの農林水産業」の内容や使い方の再確認をしました。この冊子は3年生に配布し、3年間使用するものです。目次をみると、教科書や副読本のどの単元に対応しているかもわかり、とても活用しやすい冊子となっています。鳥取県の米づくりや果物づくり、水産業などのことについて、最新データをもとに情報が記載されています。星空米ができるまでの取り組みなど、他の冊子には載っていない貴重な情報も記載されています。ぜひ、夏休み明けの授業実践に活用していただけたらと思います。
2、「未来を担う人材育成事業」研修報告
筑波大学附属小学校での1週間での学びについて報告がありました。社会科の授業づくりで大切なことを学び、その学んだことをフィードバックしていただきました。当事者意識を育むための授業の作り方や、児童にとって問が連続されるような単元構成づくりの方法について学ぶことができました。
3、令和8年度版地図検討会
令和7年度版の地図を見て、変更箇所がないかを検討しました。グループごとに地図を見て情報を出し合い、最新の情報となるように検討しました。
その他にも、授業研究会の授業検討会や、ちいかわ総選挙などについての話合いを行いました。とても内容の濃い夏季研修会となりました。
第32回 中国地区小学校社会科研究協議会研究大会(鳥取大会)
12月8日(金)、とりぎん文化会館にて第32回中国地区小学校社会科研究協議会研究大会(鳥取大会)を開催しました。全体会では、お二人の先生からお話をうかがいました。
東北学院大学教授 佐藤正寿先生からは、研究主題や知識の概念資料と関係づけながら、本研究授業、授業提案の指導助言を分かりやすくご講演していただきました。3年間に渡って指導助言をいただき、本当にありがとうございました。佐藤先生から学んできたことは、これからも研究の土台として大切にし、さらに研鑽を深めていきたいと思います。
文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教科調査官 小倉勝登先生からは、「社会的事象の見方・考え方を働かせ、問題解決的な学習を通して資質・能力を育成する」をテーマにご公演していただきました。その中で、授業を「単元で考える」重要性について触れられました。そのためには、学習指導要領を読み、学びのプロセスを理解することが大切だと述べられました。ご講演ありがとうございました。
公開授業、学年別授業分科会、学年別提案分科会では、鳥取県だけではなく中国地方4県から多くの方に参加いただき、活発な研究協議を行うことができました。素晴らしい授業を提案していただき、大変ありがたかったです。今回、感染拡大防止の観点を踏まえつつ、対面式の公開授業を行うために、とりぎん文化会館への持ち込み授業方式での開催をすることにしました。これは、コロナ禍という課題を克服し、新たな知恵と工夫で研究を進めていく、鳥取県東部の教師が行った「問題解決学習」でした。
実際の授業をその場で見ることができ、子供の反応や授業の熱量を肌で感じることができたことは、大変有意義なものであったと思います。今回の提案を学校に持ち帰り、多くの先生方に広めていただきたいと思います。そして、本大会のテーマでもある、「楽しい授業づくり」に生かしていただきたいです。最後に、ご参加いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
10月25日(水)鳥取市福祉文化会館にて授業公開を行い、とりぎん文化会館にて講演会を開催しました。(プレ大会)
授業公開では、中国大会に向けて6つの授業を行い、研修を深めました。
〇3年 「店ではたらく人」 国府東小 安蒜教諭
〇4年 「自然を生かしたまちづくり〜大山周辺のまち〜」
散岐小 野村教諭
「残したいもの伝えたいもの」 岩美北小 乾教諭
〇5年 「わたしたちの生活と工業生産 工業生産を支える輸送と貿易」
米里小 尾﨑教諭
〇6年 「町人の文化と新しい学問」 湖山小 南場教諭
「戦国の世から天下統一へ」 若桜学園 山根教諭
いずれの授業も社会的な見方・考え方を深める提案性のある授業でした。また、児童が主体的に学び続けられる発問やICTの仕掛けもあり、いきいきとした児童の表情や「なぜだ。」「あっ。」といった自然な反応をみることができました。
最後に、東北学院大学教授 佐藤正寿先生から指導講評をいただきました。今回の公開授業の資料や発問を引用しながら、「思考を深める発問」とは何か、活用意図が明確なICT活用とはどのようなことかなど、分かりやすくご講演していただきました。
令和5年12月8日(金)に開催される、第32回中国地区小学校社会科研究協議会研究大会(鳥取大会)まで、約1ヶ月半となりました。今回の研修会の内容を活かしながら、大会に向けてさらに研鑽を積み、しっかり準備して臨みたいと思います。
第32回 中国地区小学校社会科研究協議会研究大会(鳥取大会)について
第32回 中国地区小学校社会科研究協議会研究大会(鳥取大会)の第2次案内です。
参加申し込み等、詳細は右記資料をご覧ください。
7月28日(金)に、夏季研修会が開催されました。
まず、東北学院大学教授 佐藤正寿先生にご講演していただきました。内容は以下のとおりです。
1.本研究の価値と留意点
2.学習指導案と研究発表
3.大会に向けての取り組み
その中で、「問いの連続性に重点をおいた授業デザイン」の重要性や「子供たちの見方・考え方を引き出す」発問の大切さの話がありました。日々の実践はもちろんのこと、令和5年12月8日(金)に開催される、第32回中国地区小学校社会科研究協議会研究大会(鳥取大会)に生かしていきたいと思います。また、研究発表についてもご助言していただきました。
このご講演の内容をもとに、実践発表についてグループ討議を行い、指導案や授業展開について話し合いました。
◯第3学年「子どもと地域をつなげる社会科学習」
宝木小学校 宮本教諭
◯第6学年「自己の考えを持ち、よりよい社会を
形成しようとする子供を育てる社会科教育」
智頭小学校 松田教諭
いずれの実践発表も提案性のある授業で、学び多き、有意義な研修の時間となりました。
2月17日(金)に、白兎会館にて冬季研修会が開催されました。
県小教県事務局研究部の3名の先生から、研究の4つの視点(①主体的に学び続けられる単元づくり、②地域社会に対する誇りと愛情を育む教材づくり、③社会的な見方・考え方を深める学習の工夫、④ICTの効果的活用)について、今年度の取り組みの振り返りがありました。
また、社会科エキスパート教員の土橋和彦先生(稲葉山小学校)より、社会授業の創り方についてお話を伺いました。どのようにして社会科の授業を作るべきなのか、エキスパート教員の先生から直接お話を聞く貴重な機会となりました。
最後に、東北学院大学教授 佐藤正寿先生から指導講評をいただきました。今年度10、12月に行った公開授業から、今年度の実践の成果と課題について助言をいただくことができました。
令和5年12月8日(金)には、とりぎん文化会館を会場に、第32回中国地区小学校社会科研究協議会研究大会(鳥取大会)が開催されます。今年度の研究の成果・課題を来年度への実践へと活かしていきたいと思います。
10月19日(水)とりぎん文化会館にて、第3回研修会を開催しました。
4つの公開授業を行い、研修を深めました。
〇3年 「火事からくらしを守る」
岩倉小 岡本教諭 智頭小 松田教諭
〇4年 「和紙づくりのさかんなところ~青谷・佐治」
郡家西小 野村教諭 醇風小 早田教諭
いずれの授業も子供達と共に創り上げる提案性のある授業で、学び多き、有意義な研修の時間となりました。
また、実践については、東北学院大学教授 佐藤正寿先生から助言をいただきました。ご教授いただいたいくつもの大切な視点や考え方、学習の創り方を、今後の自分達の実践に活かしていきたいと感じました。
7月29日(金)に、夏季研修会が開催されました。県小教県事務局研究部の4名の先生から以下の提案がありました。
①学習問題づくりについて(西村先生:智頭小)
②地域教材・副読本の活用について(坂田先生:富桑小)
③社会的な見方・考え方を深める学習について(山根正先生:若桜学園)
④ICTの効果的活用について(南場先生:湖山小)
また、4名の先生に1学期の授業実践発表をしていただきました。
①3年 宮本先生(江山学園)「はたらく人とわたしたちのくらし~農家の仕事~」
②4年 安蒜先生(国府東小)「ごみのしょりと利用(学習問題づくり)」
③5年 尾崎先生(鳥大附属小)「わたしたちの生活と食料生産ー米づくりのさかんな地域ー」
④6年 南場先生(湖山小)「縄文のむらから古墳のくにへ」
実践については、東北学院大学教授 佐藤正寿先生から助言をいただきました。研究部の提案、授業実践発表共に非常に有意義な学びの場となりました。