第六回活動報告
前夜の雷雨はどこへやら
2010年7月25日、練馬おやこボードゲームの会 第6回ゲームパーティを開催しました。
前夜まで雷雨続く不安定な天候でしたが、幸いにもこの日はよいお天気で、むしろ日差しが強く外遊びはなかなか厳しい日でした。良いお天気ならば外遊び推奨派の自分でも、さすがにここ数年の夏日は熱中症の心配もありなかなか厳しい物があります。やや不本意ではありますが、涼しい部屋でボードゲームというのもたまには良いかも。
さて、今回は夏休み最初の日曜日ということもあり参加者さんは少なめ。こども5名、おとな12名の合計17名でした(主催者家族を除く集計値です)。初参加者さんは1名でした。
大会も近いしね
8月に予定されているワードバスケット大会に向け、ウォーミングアップの練習がおこなわれました。
しりとりをカードで表現した早い者勝ちゲームです。
テーブル中央の「バスケット」にある共通のカードを頭に、手札が最後の文字になるような言葉を言います。言いながらその手札をバスケットに投げ込み、今度は新たにバスケットに投入されたカードが頭になる言葉を…としりとりしていくカードゲーム。
語彙力もさることながら、人よりも早く投げ込めるか、また、手札運も多少ある楽しいゲームです。初めて遊ぶ大人は、ほとんど何もできないまま終わってしまうこともあり、お地蔵さん扱いされることもたびたび。この日も何人かは固まったままでした。
かくれんぼ遊びはみんな大好き
次いで取り出されたのは持ち込みの消えた宇宙船をさがせ!というかくれんぼ遊びの変形版。当会で人気の「卓上で完結する」オオカミと7匹の子ヤギというゲームがありますが、こちらは部屋全体を使って行方不明になった宇宙船を探し出すゲームです。
とにかくこどもたちに大人気で、ゲームの後も真似をして他ゲームのコンポーネントを隠そうとする子まで出てくる始末(笑)。この楽しさが忘れられず、この後、夕方にも再度遊ばれました。やはりこどもは体を使って遊ぶ系統が好きなのかな~
ぶくぶくぶく…
こちらは耳で遊ぶ神経衰弱、よくきいて!です。
カードを指定し、神経衰弱のようにペアを当てていきます。ただ、自分でそのカードを見ることはできません!他のプレイヤーがこっそりとめくり「音」でそのカードがなんであるかを表現します。例えば猫のイラストであれば「にゃーん」、犬であれば「わんわん」など。
視覚的に覚えられないので意外に難しいです(笑)。こどもたちは当てることよりも、カードを音で表現するのが楽しいらしく案外と評判が良いゲームです。苦手なのは大人だけか?
夏と言えば?
捉えようによっては夏らしい、ラスト・ナイト・オン・アース。B級ゾンビ映画をモチーフにしたアメリカンなゲームです。今回は小学2年生のおこさんが混じって遊んでいますが、素養としてゾンビ映画の定番パターンを踏まえて遊んだ方がより楽しいというゲーム。
RPG的なノリと協調と、神が降りるようなダイス運で盛り上がるゲームです。これも希望者多数で後に2回目が遊ばれていました。
みんないい顔しているね!
遊んだ&見た人を一様に魅了する不思議なゲーム パウワウも遊ばれました。
みんないい笑顔ですね!
以前に遊んだお子さんの熱烈なリクエストに応えての立卓です。今回は特殊カードをいくつか混ぜてプレイしていました。ギャラリーも楽しめるし、当会らしいゲームといえるかも。
今月のイベントゲーム
今月のイベントゲームは、お絵かき&品評のラック・オブ・ザ・ドロー絵画の成果というパーティゲームでした。
参加者全員、お題にしたがって絵を描きます。その後、品評ポイントが発表され、全員で「どの絵がもっともそのポイントを満たしているか」を投票し、投票者が多い絵の作者が得点していきます。品評ポイントは多岐にわたり「棒人形を上手に使った絵」とか「一番ロールシャッハテストに近いもの」などトンデモな視点ばかり。
この日もおかしな品評に驚きと笑いが生まれ、短時間ながら楽しく遊ばれました。
ハンバーガーも作っていたよ
イベントゲームのわきではこどもたちがハンバーガーを作っていました。遠目だとちょっとよくわかりませんね?
定番のカヤナックも取り出されました。今回はふたりで遊んでいた様子。もっともシンプルなルールで、お魚球と釣り竿を使うルールです。上級ルールもありますが、こどもたちがもう少し大きくなるまではこのままかなぁ。
ゲーム大賞効果かな?
感性を問うようなゲームが遊ばれるのは良くあることなのですが、同じゲームが繰り返し何回も遊ばれるのはちょっとめずらしい。ゲーム自体のおもしろさもあるのでしょうが、ゲーム大賞という話題性もあるのかな?
前回も遊ばれていたディクシットというゲームです。海外の絵本のような、とても綺麗な色使いのイラストが印象的。わかりすぎないように、でもわかりにくすぎてもダメというヒントを出して、自分のカードを当ててもらいます。それなりに見知った仲で遊ぶと、言葉の選び方などのギャップが楽しいかも。
今回もディクシット2という拡張込みで遊ばれていました。
夏なのでスイカ割りゲームをやってみました。
写真だけ見ると「こ、これはボードゲームなのですか」と思うでしょうが、実際遊んでも「こ、これはボードゲームなのですか」と思ってしまうゲームです(笑)
2チームに分かれ、チーム内のひとりが船長、一人が操舵手になって船を次の港に航海させるゲーム、キャプテン・クルーレスです。
操舵手は目隠しをし、船長の指示のもとホワイトボードマーカーをボード上に滑らせながら一路港を目指します。今回はこどもさんなので制限をはずしましたが、本当のゲームでは指示が出せる回数に制限があります。
制限無しでも「下ってどっちだっけ?」みたいにあやふや理解のまま筆を滑らせるこどもたち。わかんなかったらペンを止めればいいのに、とおとなは思うのですが止めるという発想は無いようで、どんどんと船は進みます。
未就学児には右や左の理解がまだあやふやなこともあり、今回はゲームとして機能するまでには至らず…!のちにおとなだけで遊んでみましたが、むしろ見た目の滑稽さもあっておとなが率先して遊んだ方が楽しめました。
せいかいは…?
カードのお題に従って、雲型パーツを組み合わせてお題を伝えるゲーム。下の写真、オレンジの服を着た子が作っているのは何か、わかりますか?
はやいものがちで正解を当てたら、出題者と正解者が駒を進めます。説明の時にいつも省いてしまってるのですが、このゲーム、家に帰る途中、ひつじさんたちが空を見上げながら「あの雲なんの形だー?」ってわいわいとお話しながら帰っているというシチュエーションです。
ある意味これも夏らしいのか?
行楽+オバケというこれも夏っぽいというか夏休みっぽいテーマと言えばテーマのゲームかな?
壊れてしまった遊園地のオバケジェットコースターを修理して、はやくジェットコースターを1周した人が勝ちというシチュエーションのゲームです。
見た目カラフルな歯車をうまくつなげて、3体のオバケさんを回転させるのが目的。ちょっと知育っぽい側面もありますが、たぶんこのゲームを一度遊ぶとそんな観点はどっかいってしまって、純粋にオバケを回すのが楽しくて仕方がない感じになります(笑)
コックさんがいっぱい。
お料理ゲームのひとつ、ア・ラ・カルトです。当会ではコック帽付きです(笑)
それぞれのフライパンに調味料を適量入れ、適度なコンロの加熱で料理を完成させましょう。はやく5つのレシピを作り上げるか、パーフェクトな調理で三つ星の称号をいち早く得た人が勝ち。
このゲームは調味料を振るのがとにかく楽しくて、女の子はもちろん男の子もお料理作りに夢中。パンケーキは上手に焼き上げることができたかな?
ゆっくりと陸に向かう
またまたキャプテンクルーレス。ミラクルな操舵で港へ到着する組もあれば、ゆっくりと陸地へと向かう組もあり(笑)
おとなどうしで遊ぶ方が、おかしな笑いがうまれて楽しいかも?誤った方向にゆっくりと向かうのを、皆が笑いをこらえて見守る様がすてきです。
おりまーす!
うちの娘が特に好んで遊ぶ、サイトシーイングも遊ばれました。箱が小さいせいか、地味なコンポーネントのせいか、思ったほど手に取られることがないんですよね。おとなからするととても魅力的なコンポーネントなんだけれどなぁ。
運要素ももちろんですが、周囲の顔色をうかがうというゲームの基本に通じるところも学べるので、入門ゲームとしておすすめです。
うちゅうせんさがすやつー!
こどもたちの熱烈なリクエストにより宇宙船をさがせ!が再び遊ばれました。
序盤はともかく、ゲーム中盤からなし崩し的にルール無用の隠れんぼ遊びに変貌するのは年齢層ゆえか。さすがに8歳のお子さんはしっかりルールを守った遊び方ができますが、4歳あたりはまだ難しいお子さんもいますね。
おとこのこはカウントダウンもかっこよく、ポーズ付きで決めていました!かっこいー!
リバイバル上映が決定
こどもたちの間で消えた宇宙船をさがせ!を再プレイの中、おとなたちはB級ゾンビ映画がリバイバル上映中。役になりきってゲームをプレイ…いえ、お約束をふんだんにとりこんだ「熱演」が繰り広げられておりました。
なくなったのは何?
宇宙船捜しの熱も冷めやらぬまま、こんどはシルエット探偵が遊ばれます。先におとなを中心に遊ばれていたのですが、あまりにお面白く、ぜひこどもたちも遊んで欲しいと引っ張り出されました。あれ…これ、こどもゲームなんじゃ…?
あらかじめ用意されていたお宝の品々。これらのなかから決められた数の品が怪盗に盗まれてしまいます!バッグを開けて確認するけれど、はたして無くなった物は…?シルエット状態でなくなった品を見極めるのですが、これが見事な重なり具合でなかなか難しい!
推理力と論理性、最後は勘がものをいうゲームでした。これは面白いなぁ。いまでは日本国内での入手が厳しいというのが残念でなりません。こどもたちにも面白がってもらえて、楽しい時間がすごせます。
一部熱烈なファンがいます
ゾンビゲームのあと、ひきつづきおこなわれたのはスモールワールド。今回は拡張の物語と伝説を組み合わせてのプレイ。プレイしたひとたちの評判も良く、ゲーム後も再プレイ希望のリクエストがとんでいまいた。
今回は初参加さんも交えてのプレイだったので少し心配したのですが、場に馴染んでらしたようでなにより。
どうしてこのゲームが半額なんだろう
王様に剣を献上するトレドというゲームも遊ばれました。そんなに悪いゲームという印象はないのですが、持ち込み者はお店の半額セールで購入したそうな。
このあと「迫りくる危機」セットを試しましたが、展開の変わりように騒然。SFテーマながら皆の心をガッチリ掴んだ同人ゲームでした。おそらく今後の会でも継続的に遊ばれるのではないでしょうか。
思ったより小さな盤面でした
こちらは先頃日本語版パッケージで発売された砂漠を越えて。連なるラクダ駒が気になるゲームだ…
今月のひみつきち、ほか
今回の秘密基地は、座布団を敷き詰めてのトンネル工事状態。開通したとたんに皆くぐり初めて大騒ぎでした。
今回もたっぷり遊びました
ご参加いただいた皆様、いつもありがとうございます。
今回お忘れ物がありました。緑色(萌葱色)のタオル地ハンカチです。お心当たりの方は主催者までご連絡ください。次回会場にお持ちしておきます。
さて、次回開催は8月29日(日)です。早い小学校ではすでに夏休みを終え二学期が始まっているようですが、ちゃんと宿題を済ませてから遊びに来てくださいね!お友達も誘って遊びに来てくれると嬉しいな。
今回もそうですが、施設利用人数の関係で事前の参加申し込みをいただいた方のみ対象としております。消防法の関係で施設利用人数を超える参加は受け付けられないため、必ず事前のご参加表明を主催者までご連絡ください。よろしくお願い申し上げます。
おまけゲーム:Little Green Manをさがせ!
この第六回活動報告の中にリトル・グリーン・マンの写真が、下の見本も含めて13枚あります。すべての写真を見つけることができるかな?「か~み~さ~ま~」
見つけられなかった人は次回会場で主催者に訊いてね!
ヒント:足だけとか背中ちょっとだけとか頭だけとかがあるよ