第一回活動報告

第一回ゲームパーティーの活動報告記録です。

2010年2月28日、おやこボードゲームの会 第1回ゲームパーティを開催しました。

主催者家族である我々にとっても初の試みです。ご参加いただける方も、ご表明いただいた上とはいえ、初めての顔合わせ。お子さんの性格などもわからないまま、ちょっぴり心配しながらの開催になりました。おそらく参加者の方も同様にちょっぴり心配だったのでは?

当日ご参加いただいたのは全部で19名。こども 6名、おとな13名です。ご家族での参加は 4家族でした。

主催者家族を除いての人数ですので、当日は20名を越える、我々としても期待以上の集客。地元である練馬春日町の他、近隣では田柄、大泉、赤塚方面から。少し離れたところだと世田谷区、東久留米市からも足を運んでいただきました。終始こどもたちの笑い声が絶えない賑やかなパーティになりました!

当日朝は小雨が降る少し肌寒いお天気。持ち込みゲームが濡れないようにビニルでカバーをするなど荷造りに精を出していましたが、正午あたりから雨もあがり晴れ間ものぞくようなお天気になりました。

開始時間あたりは少し陽気な感じもあって、最寄駅からは傘要らずでお越しいただける、本当に幸先良い天候を迎えました。

一番最初にゲームが始まったのは、バンパレナ(バンパレーナ)。参加者さんによる、持ち込みゲームです。

たぶん、親子ゲームという会の名称からお気遣いいただいたチョイスなのかなーと思っているのですが、当日ワーワー大騒ぎしていたのはむしろ大人。というかおとーさん。

コリントゲーム風に上から落ちるスーパーボールふうの、やたらに跳ねる玉を自陣(ボード下部のポケット)に誘導すべく青や緑の柵を張り巡らせるという、アナログ感満載の、だからこそ楽しいゲーム。

持ち込みいただいた方によるゲームの説明段階で皆ワクワク模様でした。ちなみに個人輸入で購入、ご自身で翻訳されたそうです。

ゲームの後も、子供たちがガッチャガッチャといじって遊んでおりました。主催者としてこれは常備(購入)しておいた方がいいのかな、と少し迷うところです(笑)

別の卓では最近とみに名をきく どうぶつしょうぎが遊ばれていました。 3x4マスしかない将棋ですが、取ったコマを使えることから、意外と本格的ですよ。親子対戦でなかなかの好勝負だったようです。

主催者持ち込みの どうぶつしょうぎは LPSA初版でぞうが左向き。また、ハンカチ盤と巾着も出るたびに購入したものです。幻冬舎エデュケーション版のように目立つパッケージではなく、むしろ地味なのですが手に取っていただけました。

こども卓では、こちらも参加者さんお持ち込みの呪いのミイラが始まりました。このゲームはミイラ役の おとーさん対こどもたちという1対多のプレイヤー構成で遊びます。こどもたちは おとーさん操るミイラから逃げながら財宝を集める!

……のですが、対象年齢が8歳以上ということもあって、集まった4歳児たちには難しかった様子。ミイラに捕まったときの磁石の動きがとても面白いのですが、ちょっと集中力が続かなかったふう。

15時を迎え、今回のイベントゲームとして用意したピクショナリーを始めてみました。

ピクショナリーは、チーム戦のジェスチャーゲームです。お題で示された「ことば」を、チームメイトに当ててもらうべく奮闘します。伝える方法は唯一、「絵を描くこと」。お題はとても難しく一般名詞の「ポスト」といった比較的簡単なものから、形容詞、動詞などもあります。「赤い」「すばやい」というお題、皆さんならどのように絵で表現してチームメイトに伝えますか?

まじめにルール通りに遊ぶと時間がかかりすぎる傾向があるので、今回は短縮ゲームとしてダイスを振る際は通常の1個ではなく、2個振ってコマを進めるルールにしました。それでも1時間弱のプレイ時間といったところ。優勝はデザイナーチームでしたが、ゴールマスでだいぶ足踏みしていました。

子供卓ではピザ作りゲームのマンマミーヤ(写真取り忘れ)を こどもルールでプレイしました。こどもルールというか、未就学児向けにアレンジした創作簡易ルールです。具体的にはこうです。

(1)1ラウンド制。山札が尽きてピザ作りを終えたら即終了。

(2)手札のレシピカードは常に1枚持つ。レシピカードを投入したら必ず1枚取る。

(3)投入した具材カードは具材カードの山札から投入枚数分必ず引く(項2との組み合わせを考慮)。

これだけでプレイ時間15分程度、駆け引きの要素は薄くなりカードの引き運要素が高くなります。うちの4歳児からすると、もうちょっと遊びたいのに…という「いいところ」でゲームが終わるようで、再プレイの声が聞けます。

説明時の注意点として、レシピカードの見方があります。レシピはカードの四隅に描かれていますが、こどもはカード全体で把握するらしく四隅合計の具材が必要と思うケースがあります。ここはちゃんと説明しましょう。というか、我々大人はいつの間にか暗黙の了解でこのへん理解しちゃっていますね。

その後、卓を移してペタマックをつくろう!も遊ばれました。誘ったのは主催者ですが…!

先ほどのマンマミーヤがピザを作るように、このゲームはでっかいハンバーガーを作ります。各自、自分の番になったら具材カードをめくって同じカードが場にあれば早押しでテーブル中央のハンバーガー(間抜けな音が出ます)をたたきます。一番早い人がそろった具材を手に入れてハンバーガーに挟み込むというゲーム。

以前にゆうもあでハリガリJr.というゲームを試して、うちの娘の場合、場全体の把握ができていないとか数の計算がネックで楽しめなかったという経緯があります。このゲームは場全体の把握だけですし、大きなイラストと色で直感的なところが大きいので期待して購入しましたが、期待以上の好評ぶり。なぜか妻のウケも良かったです。

今回のゲームパーティでも、こどもからリプレイ希望の声があがるなど、用意した主催者としては嬉しい反応でした。

その後、参加者さん持ち込みのねこギャングが遊ばれていました。推奨4歳以上から、になっているゲームです。みんな楽しく遊べたかな?

一方の大人卓ではピラニアペドロドミニオンが遊ばれていました。

ドミニオンは昨年ドイツゲーム大賞を受賞するなど、なにかと話題性の多い旬のカードゲーム。この日は未経験者3名を中心に遊びましたが、ゲーム終了後にあれこれと戦略について語り合うなどすっかり魅力に取り込まれた様子。今度お会いするときには「買っちゃいました」とか言われそうです。

一方のピラニアペドロは主催者もイチオシのゲーム。本物の小石を使って、酔っ払いのペドロおじさんが溺れたりピラニアにかまれないように助ける?ゲームです。

この日は 5人で遊ばれていました。5番手はなにかと悩ましい。おそらくパーティーゲームっぽい予想外の展開を楽しむようなプレイだったのではないでしょうか。

子供卓ではおそらくこの日一番人気の高かったオオカミと7匹の子ヤギが遊ばれました。ゲームはかくれんぼ遊びなのですが、 Youtubeを見ていただくのが一番雰囲気が伝わるかも。

子供たちはキャァキャァ言って楽しそうです。そのうちヒツジ駒を隠した後、自分たちもテーブルの下に隠れ出すなど驚きの展開(笑) 本当に楽しそうに遊んでいました。

大人卓では、ままごとっぽさ全開のアラカルトというお料理ゲームが遊ばれていました。ちいちゃなフライパンに調味料を入れてレシピを完成させていくゲームです。ちょっと細かなルールが多く煩雑なので、そのままのルールではお子様向けとはいきません。ちびっこ向けにアレンジルールを考えないとなー。

実は女の子たちがさらに楽しめるように仕込みをしてきたのですが、今回の投入には至らず。次回以降良い写真が撮れるように期待したいところです(苦笑)

ねこギャングのあと、こちらも楽しく遊べていたらしい協力ゲームの果樹園ゲーム(写真取り忘れ)が何度も遊ばれていたようです。

その後、楽しそうな(?)箱絵に惹かれてか、ごきぶりポーカーが始まりましたが……どうだったんでしょうか?うそつきゲームなので、厳しかったんじゃないかと想像しますが、娘が(ゲームに参加していない私に)カードを持ってきて「これはハエでしょうかー?」と訊いてくる程度には楽しかったようです。

ここまで主催の私はほぼ立ちっぱなしでゲームの説明やら子供の面倒やら受付やらでてんやわんやで遊べていなかったのですが、気を遣っていただいて15分程度で遊べる 55というダイスゲームをやってみました。サイコロ55個だけで遊ぶゲームです。

写真だけ見てもルールの想像がつかないですね……!

大人卓ではとても珍しいゲームが遊ばれました。ハウラという、同人ゲームです。たしか流通数は数十とかじゃなかったでしょうか。まさかこの目にする機会があるとは思っても見ませんでした。

ゲームを遊んだ後、そのまま飾りたくなる不思議なゲームです。ゲーム終了後、皆で作品の撮影会になりました(笑)

一方、夕方から参加されたご家族と一緒に娘がカヤナックを遊びました。実は0歳児が居る我が家では取り出したことがないゲームなので、娘も興味津々。お魚釣りゲームと聞いて遊ぶ前から楽しそうです。

2歳児も同卓であることを考慮して、コマやダイスは使わず、純粋に穴を空けてつりをおこなう最もシンプルなルールで遊んで見ました。ずいぶん楽しかったようで、全部の箇所に穴を空けて、穴が開いた後も上から覗きこんで「あ!まだここに残っているよ!」と楽しんでいました。こどもすごい。

夕方になってそろそろご家族での参加組は帰宅の準備に入ります。それでは最後に…とモウを遊んでみました。7人くらいで遊んだのでかなりのパーティーゲームっぷり。場札が一週回らない感じです(笑)

カヤナックを終え、次はどれであそぼうかなーとこどもたちが迷っていたので、ベンガベンガを選んでみました。獣医さんになって動物さんたちに予防接種をしていくゲームです。

このゲームの一番の特徴は動物コマのしっぽスタンプ!予防接種した動物のしっぽをひっぱるとなんとスタンプに早変わり。手元にある問診票(スタンプシート)に診察した動物さんスタンプをぺたり。動物は6種類居て、ゲームは4匹早く予防接種した人が勝ちなのですが、スタンプを集めたいこどもたちは6個そろえるまでやめません(笑)

特に小学生の女の子に紹介したいゲームのひとつです。

夕食の時間が近づき、だんだんとお子さん連れの参加者さんは帰宅していきます。ちびっこが減って集中してゲームが遊べるかな?という読みかどうか、かなり本格的なゲームが始まりました。画商というもので、これも参加者さんのお持ち込み。訊いたところ、やっぱり個人輸入で、ルールも自分で訳されたとか。うわー。

実在する絵画をモチーフにしたゲームです。安く買って高く売る系の競りゲームのようでした。遊んでいるうちに絵画に詳しくなれるかな?

スタンプを6個集めて(ゲーム終了から30分以上経っていた)満足したこどもたち。この後は、ほんの少し考える要素も入った楽しい感じのゲームを。63匹の犬ミニチュアが目を引く、犬の散歩です。

同じ犬種が手元で長く連なるように、カードを駆使して集めていくゲームです。ゲームの準備段階が一番楽しいかもしれません(笑)。

何度か遊んだ後、ミスターダイヤモンドを引っ張り出してきて遊んでいたようです。

8角形の黒い台座に置かれたダイヤモンド。本物と偽物(台座に固定されている)を見極めて、本物だけを取っていきましょう。間違ったときの「ええ?」という驚きの感覚がとても楽しいゲームです。なぜか娘が価値6,000のダイヤモンドをいっぱいとって一番になっていました。えええ?

こちらはエリコというカードゲーム。ルール説明をしているところですね。

ゲームの紹介ばかりしましたが、会場全体の様子はこんな感じ。

今回はこども卓(おやこ卓)が1~2卓、おとな卓は2卓稼働と言ったところでした。会場はゆったりした感じなので、6卓くらいはなんとかなりそうです。

手前のお茶卓、写真からはわからないと思いますが参加者さんのお気遣いでお菓子たっぷりてんこ盛り状態。準備していた りんごジュースと一緒にこどもたちが嬉しそうに食べていました。

こちらは持ち込みゲームの様子。壁際に並べたテーブルにずらり。主催者が持ち込んだ物が大半とはいえ、参加者さんの持ち込みも全体の3分の1くらいになりそうでした。まるでお店みたいとは妻の評。

妻には過剰といわれつつも、試験的にこどもゲームには帯をつけてみました。ゲームの邦題、対象年齢、プレイ時間、人数、かんたんな説明をまとめています。こどもが気に入っても、ご両親がゲームの名前わからないという状況、ありそうでしょ?今回はまだ数点だけでしたが、次回にはもう少し整備していこうと思います。

会場入り口には保護者向けの案内も掲示していて「走らない」とか書いているんですが、主催者の娘がいの一番に走り始めて緊張が解けたらしい夕方には未就学児が会場内を走り回るわ隠れんぼするわで賑やかでした。お隣の集会場が空き状態だったので今回はあまり気にとめませんでした。次回はどうだろうか。

まぁお姉ちゃんたちがキャッキャ騒いでいても、しっかり寝ている子も居るんですけれどね!

パーティ終了後、最後までおつきあいいただいた方にお手伝までしていただいて、会場を後にしました。食事をとれる場所がほぼない練馬春日町ですが、駅前のバーミヤンで食事をしながらいろいろとお話。アフターもたいへん楽しく過ごせました。

いろいろ至らない点も見えたかと思いますが、なんとか楽しい場として継続していきたいと思います。よろしければ次回以降もご参加くださいませ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

#次回、第2回ゲームパーティは3/28日(日)を予定しています。