Google Sites®を用いて作成された町内会・自治会Webサイトは、首都圏を中心に全国的に相当数存在します。しかし、検索アルゴリズムの違いからか、GoogleやYahoo!ではほとんどヒットせず、米国マイクロソフト社の運営する検索エンジンBingでしか検索できないサイトが多いように感じられます。また、独自ドメインを使用している場合、URLからGoogle Sites®を用いているか否かを判定するのは困難です。さらに、「町内会」(22.8%)、「自治会」(44.1%)、「町会」(6.0%)、「区」(11.7%)、「区会」(0.9%)、「その他」(14.4%)と名称が異なるため、見つけるのは意外に大変です(括弧内は、2023年4月1日時点の総務省調査による構成比率を表す)。尚、Tipsの町内会・自治会Webサイト作成指針に準拠して、次の目印を付けています。
★ 個人情報取扱規程を公開しているサイト
★ 個人情報保護方針を公開しているサイト※
★ サイトポリシーを公開しているサイト※※
★ 会則・規約を公開しているサイト
★ お気に入りのサイト
※「個人情報保護方針」あるいは「プライバシーポリシー」の内容が、認証システム(reCAPTCHA®等)またはアクセス解析(Google Analytics®等)の機能説明のみの場合は、個人情報保護方針公開サイトから除外しています。
※※「サイトポリシー」とは、著作権・肖像権保護、免責事項、リンクの取扱い、アクセス解析等を明記したものを指します。
また、認可地縁団体に関する地方自治法の規定:
第260条の2第2項第3号「その区域に住所を有するすべての個人は、構成員となることができるものとし、その相当数の者が現に構成員となつていること」
第260条の2第2項第4号「規約を定めていること」
第260条の3第2項「規約の変更は、市町村長の認可を受けなければその効力を生じない」
に基づき、認可地縁団体であることを沿革等に記載している、あるいは①会則・規約を公開し、その中で、②会員資格が個人であって、③会則・規約の変更に市町村長の認可が必要、と記載しているサイトには次の目印を付けています※※※。
☆ 認可地縁団体
※※※ 認可地縁団体を謳いながら会則を公開していないサイト、①②を満たしていても③が記載されていないサイトが散見されます。後者については、認可地縁団体から除外しています。
同じプラットフォームですので技術的にも有用ですし、町内会・自治会Webサイトが備えるべきコンテンツとは何かを知り、それ以上に、外注サイトとは違って町内会活動への熱意を感じることができて大変参考になります。また、個人情報取扱規程・個人情報保護方針や会則・規約の公開度から、近隣の町内会・自治会Webサイトの影響を強く受けていることが推察されます。本サイトの情報が、貴会サイト改善の一助になれば幸いです。
Google Sites®以外のツール(Jimdo,Wix,WordPress,FC2等)を用いて、あるいは外部委託によって作成された町内会・自治会Webサイトは非常に膨大な数になるため、「札幌市内にある町内会」に限定してリンク集を作成してみました。
その作成過程から、東京23区の町内会・自治会Webサイトとも類似しますが、札幌市の町内会Webサイトの1つの特徴として、かなりの数の単位町内会が独立したWebサイトを持たず、所属する連合町内会あるいは町内会連合会Webサイトのサブページにしか現れないことがわかりました。このため、会則・規程等を公開している単位町内会が相対的に少なく、情報発信力や組織運営の透明性に課題が認められます。