時代をさかのぼり、世界で最古と呼ばれているピラミッドが、サッカラの階段ピラミッドです。現存しているピラミッドで石で、できている最古のものだそうです。このピラミッドは、ジェセル王が建造したと言われており、紀元前2650年ごろ屈折ピラミッドと赤のピラミッドの建造を行ったとされるスネフェル王の更に50年前のことです。
高さは約60m 一辺が63m。石灰岩でできており、周囲を城壁が囲んでいたようです。北に入り口があり、地下28mのところに埋葬室があり片足のミイラが発見されてそうです。このことからも、もともと、マスタバと呼ばれる平たい墳墓(すぐ隣に職人たちの墳墓がある。)に、上部を追加してピラミッド化したのが、ピラミッド建設の始まりのようです。また、そこから副葬品が、7,000点も発見されたとも言われその中にジェセル王の像も見つかっているそうです。また葬祭殿跡や、セド祭の礼拝堂も見つかっており、既にこの時から複合建造物であったようです。
セド祭は、在位30年経った王の若返りの儀式で、公の場で、王として肉体的に体力を保持しているか、幾つかの競技を行い、確認する祭りだったようです。王になるのは、大変なことなのです。
このピラミッド建造には、イムホテプと呼ばれる人物が、どうも建築設計家のようで後のピラミッドにも携わっているようです。
当初はこのような階段型のピラミッドで、ピラミッドを登りつめると太陽(神)に近づけるとイメージされたように思われます。その後真正ピラミッドと呼ばれる四角錐状となり、太陽からの発せられる光をイメージしたようです。王は、それに包まれ太陽に登ると考えたようです。
階段ピラミッドはどこかクメール遺跡の山岳寺院を連想させます。クメール人は、エジプトに来てこのピラミッド郡を見たことがあるのかもしれません。そしてそれを真似したのかもしれません。
階段ピラミッド横にある墳墓。ピラミッド建設に携わった人々のものらしい。