塩酸は、気体である塩化水素HClの水溶液です。通常理科の実験で用いるのは約4%(100gの塩酸の中に4gの塩化水素が溶けている)の塩酸です。教科書には観察の例として「つんとした匂いがした」との記述がありますが、常温でこの濃度では匂いを感じることはほぼないと思います(加熱すると刺激臭を感じます)。スチールウール(鉄)、アルミニウム箔を溶かします。なお、ペットボトルをゆっくりと腐食するので、ペットボトルに長期保存することは出来ません。
塩酸を用いた教科書の実験については、こちら↓をご覧ください。
炭酸水と混ぜると白濁します。炭酸水は二酸化炭素が水に溶けた液体です。
重曹水と混ぜても白濁します。重曹の化合物名は、炭酸水素ナトリウムです。炭酸イオンが水溶液中に存在しており、炭酸水と同様に、石灰水と反応して水に溶けにくい炭酸カルシウムを生成します。