整理収納アドバイザーが提案する実家の片付けとは
沖縄片付けLaboへ訪問片付けサービスの依頼で多いのが、
「親が元気なうちに実家を片付けたい」
「モノが増えすぎて危ないので実家を片付けたい」
「介護生活に入る前に終活をして欲しい」
などの【実家の片付け】です。
親だけが住んでいる実家は、親の体力的な問題から散らかりやすくなります。そして、親が急に寝たきりになった、介護が必要になった場合など、実家の片付けに子どもへ大きな負担が掛かる可能性は高いでしょう。
現在、実家の片付けに悩んでいる方やこれから実家を片付けようにしている方へ是非、読んで欲しい情報をまとめました。
なぜ、実家は散らかりやすく片付けにくいのか?
実家が散らかる主な原因は、以下の三つです。
①人生経験が長い分、モノが増えやすい
②体力の低下
③認知能力の低下
①人生経験が長い分、モノが増えやすい
子どもが自立し家を出た後も、仕事や家事育児で多忙な時期にため込んだ大量のモノに囲まれたまま、セカンドライフを過ごしている方がとても多いです。
またモノが少ない時代を過ごしてきて、モノを大切にする価値観が強く、手放すことへの罪悪感がある人も多くいます。
若い人に比べるとモノは増えがち、かつ多くのモノに囲まれているため家は散らかりがちです。
②体力の低下
②体力の低下
年齢を重ねると体力が低下します。若い頃はしゃがんでモノを拾うという何気ない動作も、年を取ると億劫になります。
片付けや掃除は体力を使う作業のため、高齢になればなるほど家は散らかりがちになります。
③認知能力の低下
体力の低下と同様、60歳を過ぎると脳が少しづつ萎縮するため、認知能力が低下します。
これにより記憶力や判断力が低下し、もの忘れが多くなり多くのモノを管理することが若い人に比べると難しくなるため、家は散らかります。
実家の片付けは親の気持ちを尊重することが大事
子どもは、自分が住んでいた頃の実家と比べて、散らかりがちになる家の変化に焦り、すぐにでも片付けを始めようと親を𠮟咤しがちです。
実家の片付けに取り掛かる際は、親の気持ちを尊重することを忘れないでください。
無理に実家の片付けを進めると、親が気持ちを切り替えられず、子どもとケンカになり家族間にしこりが残ります。
まずは現在の状況についてどう思っているのか聞いてみて、今後どうしていきたいか、親の気持ちを尊重しましょう。
そして実家の片付けには、言葉かけにもひと工夫が必要です。
「一緒に片付けよう」
と言われると、家が散らかっていると言われたようで、現在の状況を否定されたと思われる方もいらっしゃいます。
「一緒に掃除しよう」
と伝える方が親の気持ちに寄り添う言葉かけになります。
例えば、イベントや行事などお客様が訪問する機会があれば、その前に、お客様の目に止まりやすい玄関やキッチンを「一緒に掃除しようか」と提案してみてはどうでしょうか。
一緒に片付けようと言うより、抵抗なく親の了承を得られるはずです。
年を重ねるほどモノを減らすこと
誰しも年齢を重ねることによって、モノの適正量が変わってきます。
適正量とは、モノを管理出来る能力のことです。体力と同じようにモノの管理能力が低くなっていくのです。
若い時のようにたくさんのモノを覚えて管理することは出来ません。
年を重ねるほど、親には身軽になっていくイメージを持ってもらい、親子一緒に実家の片付けに取り組んでいきましょう。
実家の片付けは沖縄片付けラボへお任せください
実家を片付けることのメリットを親に伝えてみましょう。実家の片付けは、親自身の身体が動かなくなっても子どもがどこに何があるか把握できる、身体的・心理的な健康になる、生活がしやすくなる、家族が帰ってきやすくなるなどの多くのメリットがあります。
物が多くあり、ご自身やご家族だけでは難しい場合は、私たち沖縄片付けラボへお任せください。