シニアのお部屋づくりは安心・安全・安楽な部屋へ

シニアの部屋はシニアの目線で考えましょう

こんにちは、男の子5人の子育て中ママの知念です。今回は、親や祖父母の住む家、部屋の片付けのお話です。元看護師の私が提案するのは、シニアのお部屋づくりは、「使いやすい部屋」から「安心・安全・安楽な部屋」 づくりにしましょう。

《安心》とは、気にかかることがなく心が落ち着いていること。

《安全》とは、危害または損傷・損害を受けるおそれのないこと。危険がなく安心なさま。

《安楽》とは、心身の苦痛や生活の苦労がなく、楽々としていること。

なぜ、安心・安全・安楽な部屋を目指すかというと、人は誰しも歳をとっていきます。視力は下がっていきますし、耳も遠くなっていきます。

手の力も弱くなりますし、腰も痛い、膝も痛いと体力的に辛くなっていきます。今まで出来ていたことが出来なくなる、またはとてもめんどうくさく感じるようになります。また、体力が低下しているため、私たちが普通にできることも、シニアは出来ない事もあるので、シニアの目線で考えなければいけません。

安心の部屋づくりとは?

例えば、物の重さというのは結構大事です。キッチンの吊り戸棚に入れてあったお鍋を取り出せなくなる、洗濯物を運ぶのが重たい、今まで使っていた調理器具が重たくてつらいなど、重さの負担はとても大きいです。

実は、洋服やカバンだって今までとは違ってきているはずです。

若い頃はデザインで選んでいたと思いますが、年齢を重ねるにつれ、重たいコートよりも軽いダウン、カバンもより軽いものが手に取るようになって来てます。

そのため、キッチン道具などを選ぶときは、軽いものを選びましょう。軽いと取り回しが楽ですし、取り出すのも片付けるのもラクです。シニアが使いやすく、お手入れが簡単なものを選んであげましょう。

安全な部屋づくりとは?

安全な部屋づくりは、危険のない部屋を目指すことです。物があふれ、通り道である廊下・床にものが置かれていると転倒したりケガをしたりします。高いところに重い物を置いていると、地震がきたときや物を取り出したりするときに落ちてきて大怪我をする可能性もあります。生活をしていて危険のないように部屋を整えましょう。

安楽な部屋づくりとは?

安楽とは、掃除がしやすく、清潔な部屋づくりを目指すことです。

ほこりのたまった家や湿気が溜まりやすくカビが発生しやすいお宅などは喘息などの呼吸器系疾患や感染症にかかりやすいです。特に免疫力の低いシニアにとって、病気のもとになるのは、出来るだけ排除すべきです。

しかし、掃除は億劫で体力的にきついものです。汚れているのは分かっているけど、見て見ぬ振り…、いつかやろうと後回し…なんてことが、よくあります。なので、掃除をいかに楽に出来るようにするかを考えていかなければなりません。 

安心・安全・安楽な部屋へのファーストステップとは

じゃあ、どうすれば良いのかというと

ダンボールや本・雑誌などの紙類、洋服などはホコリを呼びます。それらのものを減らすだけでも効果がありますし、減らしたことで掃除がうんと楽になります。床に物がなくなると、いちいち物をどかす手間が省け、掃除機がけも雑巾がけもとっても楽になります。掃除が楽になるとキレイを保つこともできるようになりますよね。

歳をとってくると記憶力も落ちていきます。要するに脳の衰えですね。体も体力が落ちて衰えていきますし、頭も同じように衰えていきます。そうするとモノを管理する能力、自分がどれだけのモノを持っているかというのを把握することも難しくなってきます。なので、歳をとるに従って、持てる量(=管理できる量)というのは減っていきます。

人は思い出とともにものが増えていってしまいますが、

人のからだというのを考えた時、逆に減らしていくべきなのです。

モノ=財産ではありません!

シニアが楽に暮らせるモノの量をこの機会に考え直してみませんか?

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