変わりゆく手取川(共著) 2025年3月北國新聞社刊
北國新聞社が2022〜2024年に実施した手取川の自然環境調査団の成果で、本書は「昆虫は何を語る」等7章から構成される。
〇 担当部分:「白山に暮らす小さなゴジラ」(P.154-157)
〇 担当部分:コラム「上流域の昆虫」(P.157)
デジタル書府太郎(共著) 2018年4月北國新聞社刊行
北國新聞創刊125周年記念として、1991年に同社が出版した石川県大百科事典のデジタル改訂版。
同辞典で当方が担当した「アリヅカムシ」及び「コガネムシ類」について、それぞれ、最新の知見を加えて、全面的に内容を更新したものである。
舳倉島・七ツ島からの手紙(共著) 2010年8月北國新聞社刊
北國新聞社が平成20年から実施した自然環境調査団の成果として、「動植物は何を語る」「島々の誕生と発見」「島の暮らしと遺産」等から構成される。
〇 担当部分:「オオミズナギドリの死体で暮らす虫」
平成21年に七ツ島から採集されたキボシヒラタケシキスイ、カドムネカツオブシムシがオオミズナギドリの死体を分解していることを記述(pp.102~103)。
〇 担当部分:「舳倉島の岩礁に住む甲虫」
平成20年にガムシ類2種、ハネカクシ類3種及びゲンゴロウ類1種が採集され、それらの生態系における位置について記述(pp.98~99)。
石川県大百科事典(共著) 1991年8月北國新聞社刊
北國新聞社が創刊100年を記念して刊行する辞典で、政治・経済・民俗・生活などの15分野にわたり、専門家が編集し、石川県を紹介するものである。
〇 担当部分:「アリヅカムシ」
昆虫綱コウチュウ目ハネカクシ科アリヅカムシ亜科甲虫類について、分類学的位置や生態面の特徴、特に石川県内における調査経緯や石川県白山からのみ知られるゴジラツノアリヅカムシについて、特記。
〇 担当部分:「コガネムシ類
分類学的位置や生態面の特徴、特に農業状の害虫として、石川県農業短期大学で研究を行ったサツマイモを加害するドウガネブイブイについて、夜間ライトに飛来する雌個体を解剖し、卵巣内の成熟卵数を計測した結果等について特記。