石川県白山国立公園区域内の好蟻性アリヅカムシ類の分布記録
~特にゴジラツノアリヅカムシ等の再発見について~
2014年から2018年にかけて、特別保護区を含む白山国立公園区域で、好蟻性アリヅカムシ類(以下、アリヅカ)及び寄主アリ類(以下、アリ)の調査を行った。公園区域内の登山道脇の石等から発見されたアリの巣からアリヅカ及びアリを見つけ採りした後、マウント及び同定を行った。その結果,6属8種のアリヅカ及び5属10種のアリを確認された。アリヅカには原記載以降記録のなかったゴジラツノアリヅカムシ及びハクサンツノアリヅカムシが含まれた。本講演では、採集されたアリヅカ及びアリの相互関係ならびに両者の水平、垂直分布について報告する。
(調査結果1:アリヅカリスト(和名末尾の「アリヅカムシ」を略))ゴジラツノ、ハクサンツノ、ジョウエツツノ、ヨコヅナトゲ、エグリチイロ、ツヤクサアリ、コヤマトヒゲブト北陸近畿亜種、オオヒゲカタ
(調査結果2:アリリスト(和名末尾の「アリ)を省略)」クロヤマ、アカヤマ、ヤマクロヤマ、クロクサ、ヒゲナガ、キイロケ、ヤマトアシナガ、シワクシケ、クロキクシケ、アミメ