11月1日に役員による「潤徳小学校・避難所訓練」を行いました。
これは大地震の発生により住民が南新井地域の避難所である潤徳小学校に避難することを想定して、南新井自主防災会として避難所の運営を行う訓練です。8月20日に潤徳小学校での避難所見学と勉強会を行いましたが、この時に参加者から避難所運営訓練の提案があり実施することになりました。
潤徳小学校および高幡消防署のご協力のもと、四役・組長・防災オブザーバーが参加し、総勢20名で避難所運営を体験しました。
8:45に自治会長から「避難指示」を発令し、各組長は防災バッグを持って潤徳小学校に集合しました。
各自に割り当てられた役割が分かり易いように、自主防災組織での役割名が書かれたビブスを着ています。
全員の集合を確認し、訓練の開始を宣言する自治会長。
避難所の開設手順について説明する防災オブザーバー。
避難所に入る避難者の受付訓練を行いました。
避難者の氏名・人数だけでなく、支援を必要とする方や乳幼児がいらっしゃるかの確認や、避難所のお手伝いができるかなどを受付時に確認します。
新型コロナウイルス感染症対策のため、今年から避難所に配備された顔認証付き体温計を試してみました。
より正確な体温測定のため、手首をかざして体温を測ります。避難者のお顔と避難時の体温を自動的に記録するようです。
災害時備蓄倉庫から、特設公衆電話機、スタンドパイプなどを取り出しました。
倉庫の扉の裏側に倉庫内の備品一覧がありますが、何が何処にあるのか分かり難いです。
高幡消防署より、応急救護訓練をしていただく消防士さんが到着。
訓練用の消火器を使って、消火訓練をしました。
「炎」と書かれた紙の「的」に水を当てるのですが、とても緊張します。
消防士さんから、応急救護の方法を教えていただきました。
心拍停止した方へのAEDを使った救護の訓練は、ぜひ知っておきたいことです。
胸骨圧迫は、胸の真ん中をまっすぐに。AEDは音声メッセージに従って使用します。
三角巾を使っての止血方法、赤ちゃんの窒息の手当て方法などを教えていただきました。
避難所での食事は、給食・給水班が担当しました。
お湯を沸かして非常食(アルファ米)を調理し、ビスコと共に避難者に配ります。
災害時に水道が止まった場合でも、給水できる可能性の高いスタンドパイプの取付訓練。
50人分のアルファ米の調理方法について詳しく説明。お湯を入れる前に、配膳を楽にするための技があります。
これまで自治会では、秋の芋煮会での炊出し訓練や新井団地自治会と合同で行った煙体験訓練はありましたが、避難所運営の訓練は初めての体験でした。
大地震で避難が必要な場合、私たちは潤徳小への避難を行いますが、その避難所運営の主体は市職員ではなく避難者自身となります。その時に困らないためにも、今回のような避難所運営の訓練は今後も継続的に行いたいです。
役員を中心に毎年実施すれば、南新井地区に避難所運営のノウハウを持つ人が毎年20人ずつ増えることになります。
参加いただいた組長さんへのアンケート結果
実際の災害時を想定して「避難所設営手順」を策定、これを基に「避難所訓練手順」を考えました。
訓練での各組長の避難経路を纏めて、避難経路マップを作成中です。