chap.18

Chapter 18 Integrating the Three Stagesのまとめ

 この最終章では、クライエントとのセッションの中で取り組むために全てのスキルを組み立てていくことについて議論する。今一度、読者が個々のスキルを用いる能力をもっていることを確かめるために、それぞれのスキルを学習することが重要だという注意をうながしたい。そうすればあなたはそれらの要素をまとめ上げることができるだろう。

1.セッションのマネジメント

ヘルピングモデルを実施するための“正しい”方法はない。それぞれのヘルパーが異なるスタイルを持ち、そしてそれぞれのクライエントが異なるニーズと固有の反応を持つ。ヘルパーに正確な手引き、あるいはマニュアルを提供することは不可能である。したがって、いったんヘルパーが特定のスキルを届ける方法を学んだら、彼らは自分自身のスタイルを開発し、自身のの生き方にヘルピングスキルを統合する必要がある。ヘルパーはそれぞれのヘルピングのやりとりに特定の方法を適用する必要もある。クライエント、先生、そしてスーパーバイザーからのフィードバックに開かれていることは、自分自身のスキルを向上させるための優れた方法である。

*コメント

最終章「3段階の統合」では、ヘルピングのセッションを通して、どのようにヘルピングスキルを用いるか、適用するかが解説されています。ヘルピングのスキルを使えるようになっても、それだけでは何の意味もありません。ヘルピングスキルを使えるようになることがヘルピングスキルを修得することの目的ではないですからね。

完全な不安という安定した日常blog(2013.06.01)

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