2021/04/25残された場所―岡山県津山市における学生アパート群についての考察
【開催報告】「残された場所―岡山県津山市における学生アパート群についての考察」まち語り企画第7弾
#まち語り 第7弾「残された場所」
《日時》2021年4月25日(日) 19:00~21:00
《方法》zoom (スマホ・PCで参加可)
《テーマプレゼンター》丼さん(@ayanodon1022)に発表していただきます
《内容》「残された場所―岡山県津山市における学生アパート群についての考察」
「残された場所―岡山県津山市における学生アパート群についての考察」
今回の「まち語り」では、津山市出身の丼さん(@ayanodon1022)に、津山市に存在するとある風景についてお話ししていただきます。
丼さんによる紹介文↓
今回の発表では、「今はない」とされる風景や場所を、現在の景観を通して人々がどのように眼差すのかということを、「廃墟」や「空き家」と言われるような学生アパートが数多く存在する岡山県津山市横山地域・八出地域で行なったフィールドワークにおける事例を参考に検討してみたいと思います。
この地域に存在する学生用のアパートは津山市に作陽短期大学・音楽大学があった頃に盛んに建築されたものです。1999年に作陽学園の大学組織が津山市から完全に移転・閉鎖されたのちに、アパートの需要は衰退し、津山市自体の人口減少によっても利用者が激減したことで、地域の人々は以前のように使われなくなったアパート群を「廃墟」として認識するようになっていきました。
しかし、学生たちがいなくなり、移転から20年ほどたった現在においてもこれらのアパートは存在し、そこには住民の人々の生活がありました。
発表者は普段文化人類学を中心に学んでいる学生なので、地理学的な指摘が不足してしまうかもしれませんが、参加者の皆さんと、場所と記憶の関係について一緒に考察してみたいと思います。
発表の進行は以下のように行う予定です。
はじめに
大学の概略と移転
住民の視点から見た学生アパート
家主の視点
学校側の視点
近隣住民の視点
まとめ
「今はない」風景
場所と記憶について
ぜひご参加ください。
まち語り企画とは
みんなで地理プラーザ!では、これまでに「まち語り」と称して、まちや都市・地域などに詳しい人に、語ってもらう企画をしてきました。
語り企画は、1時間ほどテーマプレゼンターに語り(発表)をしていただいた後に、参加者からの質問や雑談タイム、という流れです。
Q&A
Q)会員登録などは必要ですか
A)申し込みフォームから申し込みいただければ誰でも参加可能です
Q)ビデオオンにしなくてはならないですか
A)ほとんどの方がビデオオフにして参加しています
Q)地理を勉強したことがないのですが
A)勉強したことがあるないに関わらず、興味のある方であれば参加歓迎です