「ベクターde場所あてクイズ」の答え合わせです。
市街地の東側に鉄道駅があります。
鉄道は南北に走っており、高架のJR線とその下にも別のJR線が見えることから、南北に走っているのは新幹線だと考えられます。
新幹線が南北に縦走しているのは東北新幹線あたりではないかという推測ができます。
ため池が多いのは瀬戸内といった印象がありますが、この地域も内陸に位置していることから、明治時代に国直轄の農業水利事業の第一号の用水が建設され、当該都市の西にある湖から水が引かれています。
正解は「郡山」です。
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例題①と同様に新幹線が南北に縦走していることを確認できます。
鉄道が新幹線駅から東西に鉄道が分岐しているのがヒントです。
よく細かく地図を見てみると(画像が粗くてスミマセン…)、西に分岐する在来線に新幹線も一緒に分岐しており、この駅から北に延びる在来線は私鉄の地図記号となっています。
ですので、ここは第三セクター鉄道とJR在来線との境。さらにミニ新幹線との分岐駅であることがわかります。
正解は「盛岡」です。
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川が幾つにも分流しており、三角州を形成する河口部であると推測できます。
建物が密集している様子から県庁所在地といった大都市であることが想定されます。
中央上に城跡のような四角いお堀が見えます。
中央の三角州に延びる、T字型の橋は珍しく、戦時中のとある出来事に関係して全国的に有名です。
正解は「広島(原爆ドーム付近)」です。
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なお、球場のような形が見えますが、この都市を本拠地にしている球団が使用していた市民球場が2012年に解体された跡地です。
道路が広いことから、路面電車が走っているのかな?という推測もできそうですね。
こちらは地理院地図から水域(水路・お堀・川など)だけを表示した地図です。
これほどの水路が張り巡らされた都市は全国でも珍しいです。
この水路は「クリーク」とも呼ばれて、中高の地理の教科書でも紹介されています。
ヒントといえば…とても魅力のある県なのですが、毎年の魅力度ランキングなるランキングで話題になってしまう県の県庁所在地です…。
正解は「佐賀」です。
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ここは、水域が山に迫る都市です。
急峻な山が迫っており、斜面にへばりついた住宅地も見えます。(俗に言う「丘へば」ですかね)
特徴的なのが、温泉マークと博物館マークの多さです。駅前に温泉…これは足湯でしょうか?
コチラはヒントになります。
ヒントとして標高を付け加えました。
標高を見てみると、ここは海ではなく、山間部にある湖であることがわかります。
正解は「上諏訪」です。
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この湖の標高は759mで「名(7)古(5)屋(8)にプラス1m」として本県民に覚えられているそうです。
なお、地図中の駅のホーム脇には足湯があります。湖に面した間欠泉が有名です。付近を走る高速道路のサービスエリアには温泉があります。温泉に行きたくなりますね。
この地図は、斜め上から俯瞰するような角度で作成しました。
陸繋島のような地形であるとわかります。
湾の奥から航路(フェリー)が伸びています。
埋め立てが進んでいる様子がわかります。
よくよく地図記号を見てみると、右側に横に潰れた二重丸(◎)の地図記号が見えます。湾の入り口に、二つの〇(島)がみえますね。
実は、この地図は上が北ではありません。
正解は「室蘭」です。
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実は、「◎」の地図記号は県庁ではなく、振興局の支庁を示す記号で、都道府県庁所在地というミスリードを生む問題でした。
湾の入り口に見える二つの〇(島)は、湾口の大きな橋の橋脚です。ループ橋を含む橋は全国でも数が限られます。
この都市は製鉄所を有する都市(製鉄所は日本に13か所だけ)で、この地方有数の工業都市になっています。
半島に向かう短い支線が存在する鉄道も珍しいですよね。フェリーは八戸まで就航しています。
この半島には、地球岬・測量山といった地名があっておもしろいです。
湖のようにも見える水域ですが、航路が伸びていることから、フェリーが発着する港町であると予想できます。
どうやら入り江が二手に分かれて2つの港になっているようです。
リアス海岸の特徴を擁しており、天然の良港であると考えられます。
地図右手の駅からは私鉄が分岐している様子もわかります。
正解は「舞鶴」です。
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この地図は、南が上になっています。瀬戸内とのミスリードを狙った問題でした。
この都市は、軍港から発展した東側の港町と、商港から発展した西側の港町から構成されており、東の港は天然の良港として海軍の鎮守府が置かれました。現在でも自衛隊の基地が存在し、地理院地図を見ると自衛隊の地図記号が確認できます。(同じく鎮守府であった呉との誤答が多かったです)
駅から分岐する私鉄は第三セクター鉄道であり、某バス会社が運営し様々な経営努力をしていることで有名です。
水域を隔てる砂州が見事な地形ですね。
この都市の名前は、まさに砂州の北側と南側の2つの湊が由来になっています。
砂州上の道を隔てて、細長い家屋が密集していることから歴史のある町であるとわかります。
東側(地図の上が北です)の水域は、大きな防波堤があり、航路が伸びていることから海であると考えられます。
港から伸びる国道350号は、国道界隈で有名な国道です。
正解は「両津(佐渡)」です。
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さて、この350号はいわくつきの国道で、いわゆる「海上国道」と呼ばれる国道です。この島に国道を整備しようとしたときに「重要な都市を結ぶ道路」という要件を満たせなかったため、新潟⇔島⇔直江津、という海上区間を含む路線指定をすることで国道が建設されました。
こちらは、参加者の方からクイズネタを応募していただきましたが、ネタを受け付けた運営でも答えがわからず、企画の中で参加者の皆さんと一緒に答えを探した問題です。
出題者からのヒントは「国道と県道以外の道路を消しています」とのことでした。
直線的な高規格な国道と、私鉄が並走しているのがわかります。
盛土・切土が連続している個所は高速道路なのかな?という推測もできます。
正解は「市ヶ尾(神奈川県)」です。
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地図中央の「〇」の地図記号は町村役場を示すものではなく、区役所を示すものでした。
よくよく見てみると、郵便局や学校が多く存在し、鉄道の駅間も短く、大都市の区役所周辺であるとわかりますが、「〇」で町村役場だというミスリードを誘う問題でした。高速道路や小規模な建物が消されています。
地図中で、今年の3月に新たな高速道路が開通しています。
こんにちは! みんなで地理プラーザ!です。
次回のイベント『ベクターde場所あてクイズ』の予告です!
日時 : 2020年6月21日(日)19:00~21:00
内容 : 地理院地図ベクターを使って、場所あてクイズを開催します
みなさま、地理院地図ベクターをご存知でしょうか。
地理院地図ベクターを使うと、地理院地図のうちで、表示したいものだけを表示することができます!
例えば、道路だけを表示したり、等高線だけを表示したり、鉄道を隠したり、地名を隠したり…。
この地理院地図ベクターで作った地図(地名などを隠した)で、ここどこクイズをします!
例えばこんな感じ!
ここはどこでしょう??
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ヒントで鉄道を描き入れます!
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