ボクはたまにTVなどでAKB48だの欅坂なんちゃらかんちゃらの曲は一部聴いたり、スマートフォンで声優さんの曲などを聴いたりしている。
そして皆さんもご存知の通りボクはハードロック、パンクロックなどは大好きで、特にパワーメタルやデスメタルなどは聴いている。
ボカロはあまり聴きません。Vtuberさんがカバーしてるとしても茨ひよりさんが(一部だけ)歌っているのを聴いただけですがww
さて、音楽の話題についてだが、例えばヴィジュアル系(特にDir en Gray)の曲には一部死や殺人、強姦、露骨な性的表現などを歌う曲があったり、兎に角PVもエログロ満載なのである。そういうのは聴いて(若しくは見て)いて吐き気がしたり、食欲不振になったりする。リリシストの愚かさに辟易する。
と、いうわけで、なぜ日本ではTVゲーム、映画、書籍、DVDには年齢指定ものがあっても、音楽にはないのか?
そのコトで蜉蝣のCDの裏面を見たら、気になるマークが書いてあった。
"Parental Advisory: Explicit Lyrics"
最初はそれ程気になってはいなかったが、調べてみたところ、このマークはアメリカのとある市民団体が全米レコード協会とタッグを組んで、不適切な歌詞が含まれるCDの表面に表示される、とのコト。
それでは、全米レコード協会のHPに乗っている、"Parental Advisory: Explicit Lyrics"の文章を和訳引用してみよう(RIAAさん、使わせていただきます)。
RIAAとその会員企業が保護者諮問ラベル(PAL)プログラムを作成したのは、音楽業界が両親が子供に不適切なことを真剣に判断できるようにするためです。
子供たちは現在、親が想像もしなかった方法でメディアにアクセスすることができ、音楽への情熱を育みながら、子供が正しい判断を下すために必要なツールを親に提供しています。 ペアレンタル・アドバイザリー・マークは、不適切なコンテンツが存在する可能性がある場合に保護者が認識できるようにするために使用されます。 。
不適切な可能性のあるコンテンツを認識する
記録された作品に暴力、性的または薬物乱用の強い言葉や描写がある場合、ペアレンタル・アドバイザリー・マークは通常そのパッケージに際立って適用されます。 ペアレンタル・アドバイザリー・マークは、デジタルミュージック製品またはサービスに関連して、あるいは録音用の広告にも表示される場合があります。
使い方
ペアレンタル・アドバイザリー・プログラムはレコード会社やアーティストのための自発的なイニシアチブであり、彼らには表現の自由の拡大を可能にしながら、両親や家族が情報に基づいた消費の決定を下すのを助ける機会も与えます。
レコード会社はアーティストと直接協力して、明示的なコンテンツを示すためにどのリリースにペアレンタル・アドバイザリー・マークを付けるべきかを決定します。場合によっては、レコード会社はアーティストに特定の曲の再録音や歌詞の修正を依頼します。音楽に対する創造的で責任ある見方にはそのような修正が必要なためです。曲がアルバムから完全に削除されることがあります。明示的な歌詞にもかかわらず、両方の当事者が録音された作品に音楽的および芸術的な信頼性があると判断した場合、ペアレンタル・アドバイザリー・マークは製品の包装および広告に直接適用されます。
(中略)
全米レコード協会はレコード小売業者を代表するものではありませんが、音楽ビジネス協会、デジタルメディア協会(DiMA)、ワイヤレス業界、および大手テクノロジ企業と密接に協力して、コンテンツが子供に不適切な場合は保護者に警告します。多くの伝統的な小売業者はまた、ペアレンタル・アドバイザリー・マークを表示する記録を18歳未満の若者に販売することを禁止する店内ポリシーを持っています。また、多くのオンライン小売業者もペアレンタルコントロールメカニズムを実装しています。
背景
1985年に、全米レコード協会は、全国の親教師協会(National PTA)およびペアレンツ・ミュージック・リソース・センター(PMRC)と協力して、録音の明示的なコンテンツに関する懸念に対処しました。両組織は、暴力や性別の明示的な描写を含む明示的な歌詞を含む特定の音楽リリースは、両親が子供たちのために知的なリスニングの選択をすることができるように特定されるという合意に達しました。
当協会は引き続きペアレンタル・コントロール・プログラムの管理を続けており、新しい音楽配信方法に対応するためのテクノロジーの変更に合わせてペアレンタル・コントロール・プログラムを更新するために、メンバー企業と協力しています。
…というコトである。
こういうペアレンタル・コントロールがアメリカでは普及しているのは歓迎するが、日本ではまだないらしい。
ボクもこういうペアレンタル・コントロールには賛成だ。しかし、こんなコト書いてると「このチビ(ボクは身長高いですが)は何でこんな生意気なコト言ってるんだ!?」と当サイトが炎上する危険はあるが、ボクは一部の人にとって、「過激な表現を含む音楽は有害であってほしい」と願う人…若者が荒れるのは自分たちのせいではないと考える人がいる。今回のケースもボクら良識人の要求に適合しているのかもしれない。
もちろんこれはあくまでDragonbird Projectの提案ではない。あくまでもHR/HMの情報などをTwitter上でも発信している物で、ボクがこのプロジェクトが元で著作権法や日本国憲法に触れるようなコトを目的として活動しているものではない。
もちろんゲームや映画などにも適用されている年齢制限を日本の音楽(海外盤含む)にも適用していただければと日本レコード協会にこれからも呼び掛けていくつもりである。
もし適用できれば音楽CDなどにもゲーム・映画同様にも12・15・18のマークを表示する、という法案にも政府に提案するつもりである。
で、このようなコトが実現すれは、以下の文章をCDの取り扱い上の注意事項・保管上の注意事項の上に次の文章を書くという手もアリかもしれない。
このCDに表示される数字は、このマークが付いている作品に、不快な言語表現や、暴力、性的行為、薬物乱用の描写が含まれている可能性があることを消費者に忠告するものです。保護者による自主的な規制が望まれます。
数字マークは、その作品が特定の視聴者にとって適切かどうかを判定するものではなく、保護者 (消費者、小売店、および卸売業者を含む) に対して、該当作品を購入して未成年者に提供する際や、家庭でこうした作品を視聴する際には、保護者の判断が必要とされるという「注意喚起」の目的で添付されています。なお、このマークを削除することはできません。
このラベルの適用に際しては、以下の点が考慮されています。
マークの適用は、機械的に判断できるものではなく、感性と常識が必要とされます。意味や背景 (コンテキスト)、頻度、強調の程度などを十分に考慮しなければなりません。特定の素材を文脈を切り離して取り上げたり、十分に解釈せずに言及したりした場合、それだけではマーク表示の対象とはならない可能性があります。
上記のガイドラインは、発売されているシングル曲の場合にも、(CD、カセット、またはその他の形態で発売された) フルアルバムおよびビデオと同様に適用されますので、ご理解・ご協力をお願い致します。
…という風に。
もしこれが実現できなければ、日本はおしまいになるかもしれない。
是非、日本レコード協会もそうだが、(インディーズ・レコードレーベル含む)日本のレコード会社(特に著作権を意識するエイベックスさん)にも参考にしていただければ幸いである。
また、お子様をお持ちの保護者も当サイトをご覧になったコトがきっかけで、お子様が音楽CDを買う際に注意を払っていただければと思う。
では、この法案も例によって各党にも通告したいと思うので、是非国会で議論していただきたい。